夏は、この曲であろう。11日目

構成・鎌田浩宮

エプスタインズ。
2021年7月21日で、創刊11周年。
それを記念し、連載企画を開始です。

運動会やってるテレビを消せば、鳥の声が聴こえる。
セミたちが、歌声を自慢している。
夜中でも、カエルくんたちは田んぼで合唱だ。

夏だ。
ああ、たまんない。
夏だ。
間違いなく、夏だ。

夏と言えば、あの曲。
夏に欠かせない、あの曲。

市井の人から
著名人から
北の人から
南の人から
海外の人から
「夏は、この曲であろう。」
という曲を伝えてもらう、

チョー大型連載企画ですよ。

本当の夏を、すごそう。
本当に、夏をすごそう。

11日目
サマージャム’95
スチャダラパー

波よせて
クラムボン

文・梨乃

近年、その年に初めて夏!!を感じた瞬間に
ビール飲みながら聴きたくなる曲がある。
スチャダラパーの「サマージャム’95」

でも、その1995年にはこの曲を知らなかった。
(なんと、5年前くらいに息子が聴いていて知った!)

例の、小山田さんの一件で、90年代について考えていた。
なんだろう?なんだか彼一人の問題とは思えなくて。。
あの時代に青春を過ごしたものとして…
あの時代の空気を吸って、文化や音楽、さまざまなものに影響を受けていたのだ。

自分はどちらかといえば意地悪される側で、イジメをする人を軽蔑しているし、無くなって欲しいと思う…

(しかし悪者をここぞとばかりに、問題の真偽を確かめもせず、本人のこともその作品もよく知らない人たちがこぞって叩く姿も、結局イジメの構図で見ていて私は恐ろしく、、面白可笑しくイジメるのも良くないが正義という名の下の声がイジメになっているのはかなり厄介だと思う。昔とはまた違うカタチでイジメは続いていってるよ!)

この話はここでは趣旨が違うのでやめておきますが…

…そういえば私、当時フリッパーズ聴いてなかったな。そもそも渋谷系とか渋カジも無縁で、私は何にハマってどう過ごしてたんだろ?

そんなことを考えていた矢先に、もう18年くらい会ってない大学の友達から突然、手紙と共に「ペンギンカフェ・オーケストラ」のCDが送られてきた。どうやら私が貸していたらしい。
実に26年ぶりに手元に戻ってきた!
わーっ!これすんごい聴いてたわ!そうそう、バグダッドカフェにもハマっててCalling Youもカセットテープに編集して聴いてた!
そんな女の子だったわぁ
そしてその友達はフリッパーズが好きだったなぁ。

私はフリッパーズもスチャダラも当時はどちらかといえば聴いてる人を馬鹿にしていたかも知れない。捻れた女の子だった〜

そんな私がなぜスチャダラの「サマージャム’95」をこんなに聴きたくなるのかと考えると、あの時代へのノスタルジー(歌詞からは80年代も感じ取れるし!)自分には無縁だったチャラさも含め。。

と、夏を感じる歌は数多くあれど、こんなに爽やかではない、湿気と東京の空気の悪さの中で汗ばむ「だり〜」歌はあまりないのでは?

だり〜中でアイス食べたり、ビール飲むと美味しいよね〜
だるいけどそれも楽しんじゃう、夏を全身で感じる若さも眩しく

若いゆえにやっちまったこと、誰しもあるよな?って。。

みーんなそそのかされちまう
つーいつい流されちまう
結局暑さでまいっちまう

全部夏のせい!にできたらいいけどね。

あなたの「夏は、この曲であろう。」を募集します。こちらから送信して下さい。本名の掲載はちょっと…であれば、ペンネームでもOKですぞ。

こんばんは。
貴女の鎌田浩宮です。
大沢悠里さんのラジオを目指してます。
9日目の今日は、梨乃ちゃんの選曲でした。

「サマージャム’95」は初めて聴いたんだども、すごくいい曲!正にこの企画のテーマミュージック。さすが梨乃。

梨乃ちゃんと初めて出会ったのは、彼女がまだ大学生の頃。その後梨乃ちゃんがシングルマザーになって、小学生の息子と三軒茶屋に来てくれて、その頃からある蕎麦屋「たけや」に入って、子供ビールで乾杯して。そのことは、初期のエプスタインズ「楽しい脱原発① 小6、校内にて脱原発デモ敢行!」にて掲載しました。あ~!素敵な1日でした。その息子は今、大学生。梨乃ちゃんと同じ年齢じゃないか。

彼女がエプスタ随筆大賞に寄せてくれた「首から上の世界は…」には本当に胸を打たれて、あの企画を打って本当によかったと思いました。そして今回。もう、原稿料をお支払いしなくてはならないほど、素晴らしい内容ではないでしょうか。

小山田さんの件ですが、僕は何も言えません。言う資格がないんです。僕だって、過去をほじくり返せば、いじめられたこともあるけどいじめたこともある、 パワハラだの何だの、 犯罪じゃねえかそれ、がいくつもあります。他人をとやかく言える人物ではないんです。

ただそれは、割と多くの人にも言えるんじゃないか、とも思うんです。

あと、僕は小山田さんがいじめについて語ったROCKIN’ON JAPANを、当時リアルタイムで読んでいました。ではなぜ当時、それほどフックに感じなかったんでしょう?

思い出しましたよ。
ロックをやっている奴なんざ、僕を含めロクなもんはいないんです。僕を含め、イカレた奴や社会不適応者が多いのなんのって。 嫌いなミュージシャンにも、好きなミュージシャンにも、友達のミュージシャンにも、ミュージシャンでない友達にも、奇行があり、思考の偏りがあり、悪いことをした過去がある。 だから、そういう人もいるだろう、そんな過去があって、現在評価される音楽を作ることもあるだろう、そのくらいにしか思わなかったのでした。

日本の映画人に大きな影響を与えたジョン・ランディス監督「ケンタッキー・フライド・ムービー」では、道を歩くアフロ・アメリカンに「ニガー!」と叫んで去っていくシーンがあるそうです。その後ランディスは大傑作「ブルーズ・ブラザース」を作った。こちらは大大大好きで、20回以上観てます。ブラックミュージックとそのミュージシャンを、描き切っています。

「ブルーズ・ブラザース」に出演した、JBやアリーサやレイ・チャールズが「ケンタッキー・フライド・ムービー」を批判したのでしょうか?批判してないです。だって、その作品を観てもいないだろうから。ランディスはイカレてるし、イカレてもいない。JBもイカレてるし、イカレてもいない。小山田さんも僕もそして多くの人も、イカレてるし、イカレてもいないんです。

ロックをやっている奴ばかりが、イカレてるのではない。映画監督だけでもない。他の生物とは異なり、人間という生き物そのものに、イカレた奴が多いのだと思っています。あ、はい、そうです、あなたを除いてですが…。

(まだ書くことはあるかも知れませんが、今夜はこのくらいで!素敵な夜をお過ごし下さいね)

夏は、この曲であろう。


開会宣言 名無シー
1日目 Hot Fan in the Summertime 鎌田浩宮
2日目 Hello,my friend 重藤優子
3日目 白いカイト 野嶋俊男
4日目 虹 セイシロウ
5日目 Late for the Sky 長山和夫
6日目 夏が来た! 柄澤國博
7日目 いつか風になる日 大嶋悟
8日目 コズミック・サーフィン Mr.サマータイム てっちゃん
9日目 BIG UP 喜楽屋笑太
10日目 California Girls hoitoo
11日目 サマージャム’95 波よせて 梨乃
12日目 トランジスタ・ラジオ 青と夏 表参道が好き
13日目  Saudade Louca 名無シー
14日目 熱帯夜 りえだたき
15日目 NA Do Do 洪愛舜
16日目 Summer Goddess ひのみか
17日目 夏をあきらめて つつしみ深美
18日目 Mambo Sinuendo 出口信一
19日目 相馬盆唄 杉本紀男
20日目  Moe ‘Uhane (Dream Slack Key)  松麿健夫
21日目 ひき潮 柄澤國博
22日目 Where The Boys Go 小原浩靖
23日目 Till I Die 鎌田浩宮


2021.08.03