夏は、この曲であろう。14日目

構成・鎌田浩宮

エプスタインズ。
2021年7月21日で、創刊11周年。
それを記念し、連載企画を開始です。

運動会やってるテレビを消せば、鳥の声が聴こえる。
セミたちが、歌声を自慢している。
夜中でも、カエルくんたちは田んぼで合唱だ。

夏だ。
ああ、たまんない。
夏だ。
間違いなく、夏だ。

夏と言えば、あの曲。
夏に欠かせない、あの曲。

市井の人から
著名人から
北の人から
南の人から
海外の人から
「夏は、この曲であろう。」
という曲を伝えてもらう、

チョー大型連載企画ですよ。

本当の夏を、すごそう。
本当に、夏をすごそう。

14日目
熱帯夜
RIP SLYME


文・りえだたき


私にとって夏といえば、RIP SLYMEの『熱帯夜』です。
おすすめは、YouTubeでこの曲をループで聞くことで、病みつきになります。
なりませんか。

ミュージックビデオも好きで、セクシーなお姉さんたちとRIPのメンバーが絡みながら、卑猥に踊り、性的なムードを作り出してます。
ヒップホップ・グループだし、「女性を侍らせる」こうしたミュージックビデオの原型は、アフリカ系アメリカ人のヒップホップにあるのかしら、と思ったり。

毎年聞きたくなりますが、この曲が出たゼロ年代は北海道・札幌に住んでいて、札幌での思い出の一曲でもあります。
そんな札幌が、記録的な猛暑に襲われているというじゃありませんか!
本当に、競歩やマラソンなどのオリンピック競技を行うのでしょうか。

私は東京オリンピックが開幕した現在も、開催に強く反対しております。
理由は、「東京五輪いらない in New York」の方々がうまくまとめてくださっています。(リンク先の写真をクリックしてください)
ニューヨーク近郊の方向けに書かれたものではありますが、他の場所にお住まいの方にも響く内容かと思います。

イエモンやSPEEDも『熱帯夜』を歌っていて、そちらもいいんですが、今日はRIPの『熱帯夜』でキメませんか。

あなたの「夏は、この曲であろう。」を募集します。こちらから送信して下さい。本名の掲載はちょっと…であれば、ペンネームでもOKですぞ。

こんばんは。
貴女の鎌田浩宮です。
子供の頃は、土居まさるさんのラジオで朝を迎えていました。

りえだたきさんとは、今年2021年2月に催された写真展「フィリピン残留日本人の歴史と今~彼らの終わらない戦後~」の会場ボランティアで知り合いました。

第二次世界大戦前、沢山の日本人が移民として、ハワイやブラジルに渡りました。フィリピンもそうだったんです。現地フィリピンの方々と友好的な関係を築き、地域に溶け込んでいました。

しかし太平洋戦争となり日本軍は、当時アメリカ領だったフィリピンを侵略します。日本兵は、米軍の配下にあるフィリピン人を殺りくします。さらには、フィリピン人と仲良くしていた日本人移民に、軍への全面的協力を強制しました。多くのフィリピン人は移民を恨み、憎むようになります。

さらに日本軍は、罪のない日本人移民をアメリカ軍やフィリピンゲリラのスパイとみなし、殺していきました。少女や女性は、レイプされたうえ殺されることもありました。信じられない人もいるでしょう。でも、本当のことなんです。

敗戦し、日本軍は移民を置き去りにして帰国します。日本人ということを知られれば、現地の人々に殺されます。日本人を証明する書類を焼いて破棄し、誰も訪れないような山奥や離島に逃げ、 その一部は今も無国籍児として暮らしています。

彼らの多くは80代。もう後がありません。しかし日本政府は関心を寄せず、この問題を放置したまま。そこで心ある人々が立ち上がり、この問題を映画にしました。「日本人の忘れもの」です。

話を戻しましょうね!
りえだたきさん、その魅力に迫る。
写真展のボランティアで出会った話です。

開催中は、多くのボランティアが働いていました。その中で彼女は、最も自発的に仕事を探し、来場者のために奉仕し、しかもご自身が声をかけ沢山のお知り合いがご来場に至り…。

自分が主催者の1人であり主体であり、自分が動くことで間接的にであれ、1人でも多くのフィリピン残留邦人の日本国籍取得につながればいい…そういった思いが見える人だったんですね。

元々はアメリカの大学で、アフロ・アメリカンにまつわる差別を研究していた、りえだたきさん。現在は、アメリカ帝国と日本帝国の狭間にあるフィリピンへ、研究対象が移行しているそうです。昨年2020年にコロナが発生した際は、フィリピンにお住まいでした。相当に大変だったことでしょう。

いつか、エプスタに何か書いていただけたら嬉しいな…と思いつつ、あっという間に夏を迎えまして。


…あれっ?
ちょっと待っち!
この連載も見事、1日も途切れることなく2週間を迎え。
選曲者を紹介し称える俺の文章、日増しに長くなってません?
もう、その人への思いがダダ漏れ。
原稿料0円で、こんなに熱い選曲を下さるその人へ、思いがダダ漏れ。

りえだたきさんは、アメリカのお住まい。
アメリカでの反五輪アクションを、今回紹介して下さいましたね。
僕自身、一試合もテレビ観戦せずに過ごしています。
バッハを始め五輪貴族だけを儲けさせ、首都圏の医療は崩壊。
五輪から彼らを追放するか。
もしくは五輪に代わるスポーツイヴェントを、新たに形成するか。
それしかないと思っています。

夏は、この曲であろう。


開会宣言 名無シー
1日目 Hot Fan in the Summertime 鎌田浩宮
2日目 Hello,my friend 重藤優子
3日目 白いカイト 野嶋俊男
4日目 虹 セイシロウ
5日目 Late for the Sky 長山和夫
6日目 夏が来た! 柄澤國博
7日目 いつか風になる日 大嶋悟
8日目 コズミック・サーフィン Mr.サマータイム てっちゃん
9日目 BIG UP 喜楽屋笑太
10日目 California Girls hoitoo
11日目 サマージャム’95 波よせて 梨乃
12日目 トランジスタ・ラジオ 青と夏 表参道が好き
13日目  Saudade Louca 名無シー
14日目 熱帯夜 りえだたき
15日目 NA Do Do 洪愛舜
16日目 Summer Goddess ひのみか
17日目 夏をあきらめて つつしみ深美
18日目 Mambo Sinuendo 出口信一
19日目 相馬盆唄 杉本紀男
20日目  Moe ‘Uhane (Dream Slack Key)  松麿健夫
21日目 ひき潮 柄澤國博
22日目 Where The Boys Go 小原浩靖
23日目 Till I Die 鎌田浩宮

2021.08.06