夏は、この曲であろう。4日目

構成・鎌田浩宮

エプスタインズ。
2021年7月21日で、創刊11周年。
それを記念し、連載企画を開始です。

運動会やってるテレビを消せば、鳥の声が聴こえる。
セミたちが、歌声を自慢している。
夜中でも、カエルくんたちは田んぼで合唱だ。

夏だ。
ああ、たまんない。
夏だ。
間違いなく、夏だ。

夏と言えば、あの曲。
夏に欠かせない、あの曲。

市井の人から
著名人から
北の人から
南の人から
海外の人から
「夏は、この曲であろう。」
という曲を伝えてもらう、

チョー大型連載企画ですよ。

本当の夏を、すごそう。
本当に、夏をすごそう。

4日目は、我がバンド・舞天(ブーテン)の相棒にしてギタリスト・セイシロウ。文末の「営業車で」というところが白眉である!ちなみに僕(鎌田)は、大好きなアッコちゃん(矢野顕子)がカヴァーしている事から、フジファブリックを知りました。

彼は普段、宅配便の運転手/配達員として働いています。ここ数年の酷暑では、日々体重も減っていく事でしょう。大雨や巨大台風でも、よほどの事がない限り休業にはなりません。皆さんの家に宅配便の方が訪れた時は、ぜひぜひ優しく対応して下さいね。

セイシロウとは、俺も堅気にならなきゃと一念発起して入社した、用賀の小さな会社で出会ったの。お互い営業マン。セイシロウのお得意さんは厳しくって、徹夜も当たり前。会社に泊まって、近所の銭湯に行って。

社員旅行の席ではっぴいえんどを歌うセイシロウを見て、こいつぁE奴に違いねえと確信し、セイシロウが退職してからバンドを組んだの。

今度は、いつ、セイシロウと音を鳴らすのかな。楽しみだなあ。

4日目
フジファブリック

文・セイシロウ

夏といえば…海。

ドライブして海に行くというのは、今までの人生で数えるほどしかなくて、体現できる曲は何か… 少し捻ろうを思ったのですが、ストレートにジャパニーズロックです。

2000年に登場したロックバンド、フジファブリックの虹をリクエストします。

僕よりも全然、若いアーティストでもちろんこの曲を青春時代に聞いていたわけではないですが、週末に海に行く高揚感がよみがえってくるロックチューンだと思います。

バンドリーダーの志村正彦氏は享年29歳で惜しくも他界してしまったが、ライブ映像での彼のMC、その年齢よりも達観していて惹きつける魅力があります。 今の時代、20年たって円熟した彼が健在だったらどんな曲を演奏していたでしょう…

落ち着いたら、一色海岸の景色でもまた見に行こう、営業車で。

あなたの「夏は、この曲であろう。」を募集します。こちらから送信して下さい。本名の掲載はちょっと…であれば、ペンネームでもOKですぞ。

夏は、この曲であろう。


開会宣言 名無シー
1日目 Hot Fan in the Summertime 鎌田浩宮
2日目 Hello,my friend 重藤優子
3日目 白いカイト 野嶋俊男
4日目 虹 セイシロウ
5日目 Late for the Sky 長山和夫
6日目 夏が来た! 柄澤國博
7日目 いつか風になる日 大嶋悟
8日目 コズミック・サーフィン Mr.サマータイム てっちゃん
9日目 BIG UP 喜楽屋笑太
10日目 California Girls hoitoo
11日目 サマージャム’95 波よせて 梨乃
12日目 トランジスタ・ラジオ 青と夏 表参道が好き
13日目  Saudade Louca 名無シー
14日目 熱帯夜 りえだたき
15日目 NA Do Do 洪愛舜
16日目 Summer Goddess ひのみか
17日目 夏をあきらめて つつしみ深美
18日目 Mambo Sinuendo 出口信一
19日目 相馬盆唄 杉本紀男
20日目  Moe ‘Uhane (Dream Slack Key)  松麿健夫
21日目 ひき潮 柄澤國博
22日目 Where The Boys Go 小原浩靖
23日目 Till I Die 鎌田浩宮
24日目 君は天然色  エム
25日目 海 柄澤國博
26日目  Sugar Baby Love アガタシネマ

2021.07.22