冬は、この曲であろう。5日目 木枯らしに抱かれて

構成・写真/鎌田浩宮

五輪が始まると、この企画も始まります。

5日目
木枯らしに抱かれて
小泉今日子

文・重藤優子

自転車こぎながら歌いますよね。
いまコロナ禍だからダメなんですかね、ひととすれ違ったりしますしね…
でも歌いますよね!
しかも冬に歌いますよね。
夏こぎながら歌うと汗だくになっちゃいますからね。

人生で最も沢山、自転車の上で歌ってる曲は、私の場合、小泉今日子さんの『木枯らしに抱かれて』かなと思います。

中学受験まっただなかの小6の冬リリースされたこの曲を熱唱しながら、塾帰りの夜道、自転車を飛ばしておりました。
その頃、かなり可愛いコートを買ってもらったんですよ。キョンキョンみたいにプリティーオシャレ番長な気分になってたんでしょうね。

自転車ワンマンライブのレパートリーはどんどん増え続けるわけなのですが、やっぱり木枯らしに抱かれては今でも絶対欠かせません。
ちなみにカラオケでは歌いません。
やっぱり冬の夜道で歌う曲なんですよね。

皆さんからの「冬に聴くお勧めの曲」をお待ちしています。
hironomiya.kamada*gmail.comまでお待ちしています。
(*を@に変換して下さいね)

これまで[contact]から送って下さった方、大変申し訳ございません。システム不調のため、上記メールアドレスへ再送いただければ幸いです。恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。



キャマダより。
「夏は、この曲であろう。」に、kyon2の曲がなかったこと自体、間違いなのである。彼女を超えるアイドルは、未だに現れていない。アイドルどころでは、ない。彼女を超える芸能人が、現れていない。自分自身が芸能を行う人であり、同時に音楽・映画・演劇・文学・芸術・ポップカルチャーなどの多くに精通し、深く理解し、そこから社会や政治を捉え、生きる。このことを具現化できている芸能人は、それほど多くないのだ。

話をそらすが、kyon2が雑誌で「迷った時はヴィヴィアンでしょ」と発言していたのを読んで、ヴィヴィアン・ウエストウッドの眼鏡を買った。格好良さが飽きない。今でも愛用している。そしてkyon2を、今もなお追いかけている。彼女が手掛けた映画「ソワレ」も観に行ったし、彼女と近田春夫が出ているラジオも聴いているし、配信ライヴも2本観たし、三軒茶屋での久世光彦に関する舞台も観に行った。

自転車に乗っている時、歌を歌うと気持ちいいです。自由に走ると気持ちいいです。優子は自由になります。優子は女の子にもなります。優子はkyon2にもなります。
優子、可愛いぜ。



冬は、この曲であろう。
開会式
開会宣言
初日 White and White
2日目 My Funny Valentine
3日目 おもて寒いよね
4日目 Doctor Zhivago Main Title
5日目 木枯らしに抱かれて
6日目 窓の外は雪
7日目 White Love
8日目 NIGHT TOWN/Christmas Lovers
9日目 Gemini/Chovendo Na Roseira
10日目 Let’s Start/Ye Ye De Smell
11日目 北風小僧の寒太郎
12日目 Yuki-ya-konko
13日目 Walter and John
14日目 March for March March
15日目 ロマンスの神様
16日目 冬のノフラージュ
17日目 Ederlezi
18日目 Dwa Serduszka(2つの心)
19日目 悲しみのラッキースター
20日目 I’m Not in Love
21日目 December
22日目 雪の扉
23日目 Po La’i E (Silent Night)
24日目 山のふもとで犬と暮らしている
25日目 大寒町
26日目 大寒町再び

2022.02.10