冬は、この曲であろう。12日目 Yuki-ya-konko

構成・写真/鎌田浩宮

五輪が始まると、この企画も始まります。

12日目
Yuki-ya-konko
swing slow

文・鎌田浩宮

真打、登場です。

心の師匠細野さん(もちのろん、細野さんは僕の事を弟子とは思ってません)とミハルさんにかかれば、童謡も唱歌もこんな風に。すごかあ。すごかばい。

この曲が収録された「swing slow」は大好きなアルバムで、何度も何度も繰り返し聴いています。1996年発表。すごかばい。

この2人による50年代以前の曲をリクリエイトする作業は、1987年発表「echo de MIHARU」から始まってるんです。このアルバムも大好きで、聴いては泣いちゃう、また聴いてまた泣いちゃう。本当に涙が出てきます。素晴らしい曲ばかりなのです。すごかあ。

この2人に泣かされた最初の曲は、1985年発表「ボーイ・ソプラノ」に収録されている「マリアンジュ」でした。作編曲はミハルさん、細野さんがプロデュース。教授のサウンド・ストリートを聴いていたら、この曲がかかったんです。一聴したら、涙が止まらなくなって。号泣。モナーク三軒茶屋410の一室で号泣。高校生の僕にとって、たまらない曲でした。教授も「僕もこんな曲やりたいな」と話してました。すごかばい。

話が脱線トリオ。この「Yuki-ya-konko」を聴いていると、本当に冬っていいなあと感じられます。キャマダヘロノミヤ、53歳になっても雪が降るとわくわくする。近所の線路に玉電が通ると手を振りたくなる。電車の中で赤ちゃんがいると大体手を振る。泣いているとあやしたくなる。道っぱたで猫を見かけると「ニャン氏」、犬を見かけると「ワン氏」と言って声をかける。この記事が掲載される2022年2月10日、東京は雪になるらしいです。雪やこんこ、あられやこんこ、楽しみです。すごかばい。


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冬は、この曲であろう。
開会式
開会宣言
初日 White and White
2日目 My Funny Valentine
3日目 おもて寒いよね
4日目 Doctor Zhivago Main Title
5日目 木枯らしに抱かれて
6日目 窓の外は雪
7日目 White Love
8日目 NIGHT TOWN/Christmas Lovers
9日目 Gemini/Chovendo Na Roseira
10日目 Let’s Start/Ye Ye De Smell
11日目 北風小僧の寒太郎
12日目 Yuki-ya-konko
13日目 Walter and John
14日目 March for March March
15日目 ロマンスの神様
16日目 冬のノフラージュ
17日目 Ederlezi
18日目 Dwa Serduszka(2つの心)
19日目 悲しみのラッキースター
20日目 I’m Not in Love
21日目 December
22日目 雪の扉
23日目 Po La’i E (Silent Night)
24日目 山のふもとで犬と暮らしている
25日目 大寒町
26日目 大寒町再び

2022.02.17