冬は、この曲であろう。17日目 Ederlezi

構成・写真/鎌田浩宮

五輪が始まると、この企画も始まります。

17日目
Ederlezi
Goran Bregovic

文・鎌田浩宮

寒い。
寒すぎる。
ど寒。
弩寒。
圧倒的な寒さ。
これ以上に、冬な曲はあるのか。
「エデレジ」という名前の曲です。
映画「ジプシーのとき」のサウンドトラックで、メインテーマとなっている曲です。

「ジプシーのとき」
原題:Le Temps des Gitans
監督:エミール・クストリッツァ
音楽:ゴラン・ブレゴヴィッチ

冬を描いた曲でも映画でもないのだが、凍え死にそうです。

クリストッツァもブレゴヴィッチも、かつての社会主義国家・ユーゴスラビアの生まれですね。現在は連邦の共和国・ボスニア・ヘルツェゴビナです。
この映画の封切は、1988年。
日本公開は、1991年です。
僕は、23歳でした。
面白そうな映画だなと思い、すぐに観に行ったんです。
良かったです。
少しして細野さんもラジオでこの曲「Ederlezi」をかけて、おお、と思いました。それから、クリストッツァ作品はもちろんのこと、ブレゴヴィッチが音楽を手掛けた映画も追うように。CDも買いました。

あ、いかん。

この映像の民族衣装を少しでも見てしまったら、あの映画の音楽を紹介しないわけには、いかないではないですか。

冬、忙しいわあ。
汗ばむわあ。
(汗ばむのか)
明日、18日目をお待ち下さいね。


皆さんからの「冬に聴くお勧めの曲」をお待ちしています。
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冬は、この曲であろう。
開会式
開会宣言
初日 White and White
2日目 My Funny Valentine
3日目 おもて寒いよね
4日目 Doctor Zhivago Main Title
5日目 木枯らしに抱かれて
6日目 窓の外は雪
7日目 White Love
8日目 NIGHT TOWN/Christmas Lovers
9日目 Gemini/Chovendo Na Roseira
10日目 Let’s Start/Ye Ye De Smell
11日目 北風小僧の寒太郎
12日目 Yuki-ya-konko
13日目 Walter and John
14日目 March for March March
15日目 ロマンスの神様
16日目 冬のノフラージュ
17日目 Ederlezi
18日目 Dwa Serduszka(2つの心)
19日目 悲しみのラッキースター
20日目 I’m Not in Love
21日目 December
22日目 雪の扉
23日目 Po La’i E (Silent Night)
24日目 山のふもとで犬と暮らしている
25日目 大寒町
26日目 大寒町再び

2022.02.25