- 2023.03.26:walkin’ to the beat everlasting⑦
- 2023.03.04:walkin’ to the beat everlasting⑥
- 2023.02.26:walkin’ to the beat everlasting⑤
- 2023.02.25:walkin’ to the beat everlasting④
- 2023.02.19:walkin’ to the beat everlasting③
- 2023.02.12:walkin’ to the beat everlasting②
- 2023.02.11:walkin’ to the beat everlasting①
- 2022.04.28:平和は、この曲であろう。30日目 World Citizen
- 2022.04.23:平和は、この曲であろう。29日目 スマイル
- 2022.04.21:平和は、この曲であろう。28日目 世界中が I love you
サブ・コンテンツ
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- 2023.02.19:[Radio] walkin’ to the beat everlasting③
平和は、この曲であろう。13日目 Samadhi
構成・写真/鎌田浩宮
мир / peace / سوله / 和平 / ျမ်း / تىنچلىق
ні війні / no war / جګړه نشته / 沒有戰爭 / စစ်မရှိပါ။ /ئۇرۇش يوق
戦争は、嫌だ。痛い。
13日目
Samadhi
Tenorio jr.
文・名無シー
リクエストです。
ディスクジョッキー・カマチョ、この曲をお願いします。
ブラジルのジャズピアニスト テノーリオ・ジュニオル の死については、長らく謎の失踪として語られてきました。真相が明らかになる前の巷間に流布した説明では、「南に行くと言い残して失踪した」などと漠然と、抽象的な言葉しかなかったのを記憶しています。
アルバート・アイラーやワーデル・グレイ等、ジャズマンに変死はつきものですので、テノーリオもそんな感じなのかなと、当時は思っていました。
しかし、後に明らかになった事実では、公演で訪れていたアルゼンチン(ブラジルから見ると南)で軍政の配下の連中に連れ去られ、拷問の末に殺されたという悲しい末期でした。
当時のアルゼンチンの状況については、エクトル・オリベラ監督「ナイト・オブ・ペンシルズ」、ダニエル・ブスタマンテ監督「瞳は静かに」や、パブロ・トラペロ監督「エル・クラン」に描かれていますが、クーデタで政権を掌握したホルヘ・ラファエル・ビデラの軍政下、軍政の息の掛かった諜報工作組織が、町内会の様なレベルまで裾野を広げ、家族といえど密告によって民主主義者が誘拐され、拷問を受け、殺される状況がありました。
映画「ナイト・オブ・ペンシルズ」
その被害者は三万人にも及ぶと言われ、丁度香港を彷彿とするように、大学生はおろか高校生なども多数、町会集会所のようなご近所に連れ去られ、拷問、強姦の末に消息を絶っています。
テノーリオのジャズマン然とした風体も、恐らく民主的と見なされたのでしょう。
実は60~80年代のこの状況は、アルゼンチンに限らず、ピノチェト政権のチリや、その他中南米の国々に共通の人権状況でした。ビデラやピノチェトは皆スク一ノレ・オブ・アメリ力ズ(SOA)と言うCIAと米軍によってパナマに作られた工作員養成所の出身者です。同養成所はパナマからは中南米の治安、人権状況を乱すとして追放され、その後コロンビアに移されますが、跡地からは、夥しい数の市民の遺骸が見つかっています。
当時の中米の記録、岩波書店刊行の『グアテマラ 虐殺の記憶』などを読むと、現代のラスカサスかと言うような凄まじい拷問殺戮の跡付が際限なく続き、読んでいられないほどです。諜報工作機関のこうした対人暴力をヒュ一ミン卜と言います。
市街地への爆撃、避難する市民への砲撃、強姦等既に耳目を覆いたくなる状況が報告されているロシア軍の行状ですが、これまでにも、アパートの爆破や、反対派の投獄、ジャーナリストの殺害を続けてきたプ一チンらしい力一ゲ一べ一、フェ一ズべ一的なヒュ一ミン卜戦略なのです。
テノーリオの死、テノーリオのピアノは、そんな東西右左もへったくれもない、市民を圧迫する武力、工作への我々の怒り、失われた平穏や命への悲しみを投影するに相応しい音色に聞こえるのです。
亡くなられた市民の皆さんの死を悼み、現在も苦しむ難民の皆さんへ思いを馳せ、一日も早いプ一チンの逮捕を祈り。
生前の姿。
皆さんからの「平和な曲」をお待ちしています。
hironomiya.kamada★gmail.comまでお待ちしています。
(★を@に変換して下さいね)
これまで[contact]から送って下さった方、大変申し訳ございません。システム不調のため、上記メールアドレスへ再送いただければ幸いです。恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
1941年7月4日、ブラジル・リオデジャネイロ生まれのジャズ・ピアニスト。60年代にブラジルでブームとなった“ジャズサンバ”やジャズ・ボッサなどのセッションなどで活動。いくつかの主要なジャズサンバ・セッションに参加し、シーンの中核としての活躍を期待されていたが、76年3月18日に演奏旅行中のアルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルから外出したところを、アルゼンチン軍事政権に過激派として逮捕される。その後、誤認逮捕と判明するも、結局76年3月27日に不穏分子として殺害される。35歳没。64年の『エンバーロ』は唯一のリーダー作とされている。
(CDジャーナルより)
キャマダです。
名無シーさんの選曲を聴くと、思い出します。
2001年のアメリカ同時多発テロの後、世界中の映画監督が集まって、各々が11分9秒の短編映画を作って「11’09”01/セプテンバー11」という1本の作品にしたんですね。
その中で、ケン・ローチの作品がすごかった。
世界中がアメリカに同情的な世論の中で、チリの軍事クーデターを後押しし、民主主義化を押さえ込んだ、加害者としてのアメリカを描き切ったんです。
僕らが何かを考える際、今見ている側面と、全く反対からの側面との、両方から見つめないといけない。ウクライナからの視点、ロシアからの視点、東欧からの視点。
今日は、3月11日です。
福島第一原子力発電所爆発事故で考えてみましょう。
東京の都会で暮らす僕らは、あの事故の被害者でしょうか?
少なくとも、僕は加害者です。
チェルノブイリ原発事故を経て、原発がどれほど危険なものか理解したにも関わらず、原発反対に対し積極的な行動を取らず、のうのうと原発で作られた電気を利用していました。こうして、2011年を迎えたのです。
僕が相馬の米や酒や魚を購入するのは、それが旨いからに他ならないんですが、もう一方で、加害者としての罪の意識もあります。だから、原発事故で出続ける汚染水を海に放出するのなら、それが安全な水だと言うのなら、海には放出せず、僕が飲料水や生活用水として使うべきだと思っています。同時に海への排出を決定した政府与党のど真ん中にいる岸田や安倍や麻生も、飲み水や風呂や洗濯や便所や庭の植木の水に使うべきだと思っています。
平和は、この曲であろう。
1日目 愛の戦場
2日目 Come Together
3日目 イマジン
4日目 Hallelujah
5日目 空
6日目 Peace Love & Understanding
7日目 LUPIN WALKIN
8日目 Power to the People
9日目 Je T’aime…Moi Non Plus
10日目 ごはんができたよ
11日目 花はどこへ行った
12日目 Radioactivity
13日目 Samadhi
14日目 あなたのいない世界で
15日目 死んだ男の残したものは
16日目 Nuclear War
17日目 Over The Moon
18日目 Happy Xmas (War is Over)
19日目 I girasoli(ひまわり)
20日目 A Natural Woman
21日目 Amazing Grace
22日目 Vynnaya Ya
23日目 The Mother of God
24日目 あなたのものではない戦争 Не твоя війна
25日目 天使のらくがき
26日目 花はどこへ行った
27日目 Parolibre
28日目 世界中が I love you
29日目 スマイル
30日目 World Citizen
Потягни свої брудні удари, Путін.
Pull your dirty punches,Putin.
خپل ناپاک ټکان وخورئ، پوتین
拿出你骯髒的拳頭、普京。
ပူတင်ရဲ့ ညစ်ပတ်တဲ့ လက်သီးတွေကို ဆွဲထုတ်လိုက်ပါ။
مەينەت مۇشتلىرىڭىزنى تارتىڭ ، پۇتىن.
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