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福島県相馬市のダチからの便り 第9便
担当/文・鎌田浩宮
東北大震災の直後に連載を開始した
「福島県相馬市のダチからの便り」。
相馬市に住む僕の学生時代の友人と
震災後しばらくしてようやく無事が分かり、
メールでの往復書簡をソッコーで掲載したんでした。
第1便
http://epstein-s.net/archives/3314
第2便
http://epstein-s.net/archives/3340
第3便
http://epstein-s.net/archives/3344
第4便
http://epstein-s.net/archives/3394
第5便
http://epstein-s.net/archives/3419
第6便
http://epstein-s.net/archives/3453
第7便
http://epstein-s.net/archives/3552
第8便
http://epstein-s.net/archives/3615
当時の新聞・雑誌・テレビなどは
被災地の取材報道は多々あったものの
直接被災者個人への取材などは一切ない状況だったので
編集長の立場としては
おっ、やりぃ!こりゃあスゲエ企画だ、アクセス来るど!
と鼻息大噴射だったのであるが、
割合地味ぃなアクセス数に終わったという…。
さて、その「ダチ」杉本敏之君がその後どうなったか
エプスタ読者のかなり多くがいや殆どが
気になっていたのではないだろうか?だよね?
そこで。
先日、直接彼と会いました!
今回は、そのご報告です。
.
震災前に働いていたアルバイト先が
被災で職場自体がなくなってしまい
彼は近所の被災地へボランティアに行き、
作業中、がれきの中の釘が足に刺さり
しばらく痛みが引かなかった。
その後、再開したアルバイト先へ復職したが
安定収入を確保するため、以前勤めていた、
介護関係の正規職員としての仕事を探そうとしている…
これが前回までのあらすじ、なわけです。
して、今回の再会では。
.
杉ちゃん、とても気になっていたんだけど、新潟に避難した、妊娠中の下の妹さんはどうなった?
「下の妹はね、上の妹の旦那さんの親族の家に避難してたんだよ」
それはまたすごく遠縁で気を遣ったろう、大変だったなあ。
「で、3週間ほどして相馬に戻ってきたんだよ」
そうか、詳しくは聞かないけど、色々考えた末なんだろうなあ。
「無事、子供が産まれたよ。もう6カ月になるよ」
そうかい!そりゃあおめでとう。今後の放射能の影響がなければいいがねえ…。
「妹の旦那も、元いた相馬の職場で働いてるよ」
僕は赤ちゃんへの放射能の影響が
気がかりで仕方なかった。
でも、それ以上訊くのは、
第三者の勝手な野暮でしかないのだ。
本人たちが、
必死で考えた末のことなのだ。
話題を変えた。
杉ちゃんの仕事はどうなった?
「新しい介護施設での募集が近所であったんだけど、給料が安いんだよ」
月給13万円?!いくら東京より物価が安いっていっても、だいぶ足元を見てやがるなあ。
「迷った挙句、そこよりいい条件の職場が見つかった場合は辞めてもいい、という条件を取り付けて、そこで働きだしたんだよ。でもね…」
第10便へつづく…
2012.01.17Column&Essay
