熊本市東区からの日記 33

写真(一部を除く)/文・月ちゃん
構成・鎌田浩宮

【いのちのスーププロジェクト活動報告】

熊本市立体育館での最後の炊き出しでした。
先週はのっぺ汁で、とっても好評でまた同じ物がいいというリクエストでしたので、ちょっと似た感じで。。。
大根が高いので代わりに冬瓜をたっぷり使いました。
ごぼう、人参、里芋、サツマイモ、ちくわ、こんにゃく、厚揚げと具沢山の食べるスープです。
雨で渋滞し、到着がギリギリになってしまいましたが、かぞくの食器プロジェクトで来ていたなないろネットワークのみゆきさんともお会いでき、しばらくあきとの子守りをしてもらいました。
市内の避難所は15日で閉鎖だそうです。今日は先週よりだいぶ減って50人くらいになっていました。
食べ終わって、美味しかった ありがとうございました とわざわざ言いに来てくださった方も何人もいらっしゃいました。
約5ヶ月間の避難所生活、大変だったと思いますが、皆さんが一日も早く落ち着いた暮らしを取り戻すことが出来るよう祈ります。
今まで炊き出しにご協力頂いた方々、ありがとうございました

〈いのちのスープ活動報告 2016/09/13〉

本日の避難所はいつもより静かに感じました。
益城総合体育館にいらっしゃる方は230名ほどとのこと。
昨日仮設住宅の抽選結果が発表されたらしく、今月末近くにまたたくさんの方が出られるようです。
少しでも良い環境で過ごせますように。

さて、今日は基本のお味噌汁。
朝の買い出しで、さつま芋がこちらを向いて微笑んでいるようでしたので、本日の具に即決定。
さつま芋、小松菜、油揚げ、ネギのお汁。
出汁はかつお節と煮干しと干し椎茸。
風味豊かに仕上がりました。

娘さんが体調を崩していて何も食べられないから、せめてお汁だけでも、とあるお母さんがこられました。
1日も早く元気になりますように。
今日も私たちのスープを食べてくださりありがとうございます♡
夕焼けが美しい帰り道でした

いのちのスーププロジェクトを、
一緒に活動してくださる方、
活動資金を提供してくださる方、
お待ちしています。

(支援受付口座)
こどもの給食を考える会くまもと
代表 園田恭子(そのだ きょうこ)
肥後銀行 合志支店 普通 467091

 

さあ、ここからはお楽しみ、月ちゃんの日記です。

9月9日(金) 13:45

小林の友人から梨が届く♫
古い友人からその後どうしているかと梨が届きました。
お互いに近況報告。
彼女は熊本県合志市に実家があり、家の被害は大したことはなかったと言っていたのですが…
実家のお父様が地震のあと、彼女の自宅に避難していらっしゃるのだとか。
余震で体調を崩して小林に来たのだけれど、良くなって熊本に帰るとまた体調を崩す。
繰り返しているそうです。
90近いご高齢なので心配…
私もやはりまだ揺れるとコワイ…(+_+)
梨は冷やして頂こうと思います。
瑞々しい梨はこの時期のごちそうですね!
感謝です。

9月12日(月) 20:30

いのちのスープ
今日はだご汁♫
提供のお手伝いに行って来ました。
今日で最後の提供です。
先週よりぐっと人数も減って50人を切りました。
今週の15日(木)にはこの避難所は閉鎖になります。
「今夜がここで最後の食事です、ありがとう」とおっしゃった年配の男性の方。
顔見知りになった方がご挨拶に来てくださいました。
美味しいものはみんなを笑顔にします。
皆さんのこれからのご無事を念じつつ。
このスープを作ってくれた皆さんに感謝です。
熊本市の炊き出しは終了しましたが、明日はまた益城町総合体育館でいつも通りです!
まだ出来ることを頑張って行きます。

9月13日(火) 14:33

揺れましたね…
下から突き上げて横揺れ…(+_+)
ドキドキ…
家がきしみドアが鳴りました。
震度3…???
ほんとかなって思いたくなります…(+_+)

同日 20:25

「いのちのスープ」
今日はサツマイモ入りお味噌汁♫
キレイな紅はるかが今日の材料です。
小松菜 アゲ 椎茸 ネギ!
作っていると通りがかりの方が声をかけてくださいます。
昨日は仮設住宅への最後の募集の発表でした。
お二人の方とお話しする機会がありました。
お一人は家を修理中のため仮設へは引っ越さずここにいます、とのこと。
もう一人のおじいちゃんは5人家族のために仮設住宅が狭くて、みなし仮設を探しているとこのことでした。
皆さんの希望が叶いますように!
炊き出し終了の空には夕焼け
雨降りの予報だったけど…
明日もがんばるぞ~~~

9月14日(水)

おはようございます
シトシト雨の熊本です。
県内あちこちで大雨注意報などで、交通機関に影響が出てきているようです。
地震から5ヶ月経ちます。
熊本市内ではあちこちで工事が始まり外壁を覆った建物が目立つようになってきました。
少しずつ解体工事も進み、街中の景色が変わってきています。
資材もだいぶ入ってくるようになったようですが、職人さんが相変わらず不足しているようです…(+_+)
時折、揺れるとまだ構えてしまいますが…(+_+)
でも日本中…東北北海道、傷だらけ…(T_T)
皆さま今日も素敵な1日をお過ごし下さいね♫
足元にご注意してくださいね

 

 

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つづく・・・

熊本地震きょう5カ月 避難者なお502人

 4月に県内を襲った熊本地震の前震から14日で5カ月がたつ。ピーク時には県民の1割に及ぶ18万3千人に上った避難者は13日、502人となった。市町村による指定避難所の閉鎖や集約が進むが、現在約1万3千戸が整備・確保された応急仮設住宅(みなし仮設を含む)で被災者の避難生活は継続。生活環境が変わる中で、孤立化防止など被災者支援の重要性は増している。

 県によると13日現在、自治体が設置する指定避難所は美里町(3カ所)、大津町と南阿蘇村(各2カ所)、熊本市、宇土市、宇城市、益城町、御船町、西原村(各1カ所)の計13カ所。このうち益城町総合体育館では、最多の225人が避難生活を続けている。

 仮設住宅は16市町村で整備中で、現時点の整備予定4266戸のうち3576戸が完成。県は9月末までに4058戸が完成すると見込んでいるが、追加建設する木造仮設住宅の完成は11月になる見通し。アパートなどを利用するみなし仮設は22市町村で9421戸に達している。

 被災者の住居の確保が進む一方、仮設住宅では世帯ごとに孤立しがちになるため、県は「見守り活動や生活支援などの取り組みに力を入れる」(蒲島郁夫知事)との方針を示している。(熊本地震取材班)

熊本日日新聞 2016年9月14日朝刊より


2016.09.13