熊本市東区からの日記 ⑭

写真/文・月ちゃん
構成・鎌田浩宮

四つ葉のクローバー。
私にもなにか
できるかもしれない!
と思った日。

 

ようやく震災前の日常が、ほぼ戻ってきた月ちゃん。
すると彼女は、じっとしていられません。
月ちゃんの住まいのすぐ近くの隣町、益城町。
震度7の震源地だった所です。
そこの避難所にて、こんなプロジェクトを見つけた月ちゃんは…。
以下、どうぞお読み下さい。

 

「いのちのスープ」プロジェクト始まりました。

こどもの給食を考える会くまもと”では「即席味噌汁」プロジェクトと、昨日より益城町の避難所でスタートした「いのちのスープ」プロジェクトを本格始動させます!

「いのちのスープ」の基本は地元野菜をふんだんに使った味噌汁や野菜のスープです。お弁当やパンだけでは不足しがちなお野菜、そして煮干しや飛魚(あご)の粉末を入れミネラルを補えるようにしています。もちろん化学調味料は一切使わず、しいたけや野菜がもつ旨味をひき出します。

これから暑くなる季節、できるだけ体調を崩さないように、避難されている方に少しでも元気になってもらえるように、という気持ちを込めて作る「いのちのスープ」。今日は食べた方から笑顔で「おいしかった!何が入ってるの?」とうれしい一言が!

今後の予定は避難所で生活をしている方と交流をしながら可能であれば一緒に作っていけるような環境づくりをしていきたいと考えています。

益城中央小学校にて

5月22日(日) 10:10

おはようございます!
気温上昇中です…(^_^;)
風にのって、近くの中学校の体育祭の掛け声が聞こえてきます。
なんか嬉しい♫♫
今日も真夏日の予報です。
皆さま体調崩されませんように!
避難している方もボランティアの方も無事に過ごせますように!
今日もよろしくお願いいたします

同日 10:55

朝から災害ゴミの回収に来てくださったのは福岡県飯塚市の業者の方たち。
もう少し時間がかかるかなと思っていました。
災害ゴミ置き場に一度出したんですが、大きすぎて無理と言われました。
大きいタンスとかは市の大型ゴミ回収のところに申し込むと、災害ゴミは無料で回収してくれます。
5月の連休後に申し込みました。
多分、この地域である程度まとまったから来たような感じでした。
ありがたいことです。
少しずつ家の回りも日常を取り戻しつつあります。
色々な所からたくさんの方たちが来てくださっています。
感謝してもしたりません。

5月24日(火) 19:19

結構揺れたけど…(+_+)
震度3!
家がきしむんですよ…(T_T)
大きい地震が夜だったから思い出すの…(T_T)
夜中はまた眠れなくなる…!
玄関の持ち出しリュックを確認しました。
まだ続きますが準備だけはして備えたいと思います!

具だくさんのトマトスープ♡

5月25日(水) 7:52

おはようございます!
雨は一晩で終わったようです。
ひんやりした気持ちのいい朝になりました。
昨日は益城町に炊き出しのお手伝いに行って来ました。
震災後初めて通った益城町はまだ時間が止まったままでした。
ほんのちょっとだけどなにかできるかもしれない。
皆さま今日もよろしくお願いいたします
夕食のお弁当にスープを!
若い子育て真っ最中のお母さん達が立ち上がっています。
頭が下がります。
我が家はほとんど落ち着きました。
避難所で生活していらっしゃる方を思うと温かいスープだけでも!
私にもできることがありました。
継続してお手伝いができそうです。

5月26日(木) 1:37

自宅は落ち着きました。
益城町はすぐ目の前です。
私にできることがありました。
益城町「今日のスープ」はワカメと豆腐のお味噌汁♫
今日は東京から強力な助っ人!
石川県出身のOさんが一緒に作ってくださいました。
おばあちゃんの家が清和村だそうです。
ミネラル分たっぷりのお味噌汁
絶品味噌汁ですよ~♫
化学調味料を一切使わないんです。
パワーが出ますよ~♡
「お味噌汁、食べたかったのよ!美味しかった!ありがとう」
喜んでいただけたようです。
ヨカッタ ヨカッタ!
九州の各地方自治体からお手伝いに来てくださっています。
ありがたいことです。
厳しい生活を送っていらっしゃる皆さんが少しでもホッとできますように。
自分の経験もあります。
温かいスープがどれだけほっとしたことか。
私は避難所の生活は3日でしたが、まだ現在進行形の皆さんがたくさんいらっしゃいます。
できることから一つずつ
明日はお休みしてまた明後日!

つづく・・・

買って熊本を応援して下さる方、以下の商品はいかがでしょう。


2016.05.27