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緊急連載「有志連合と協力して」㉔
構成・鎌田浩宮
読んで
くれた
人が
いた。
とても、嬉しい。
何はさておき、実際に後藤健二さんの著書を読んでみようよという僕の呼びかけに、応えてくれた読者がいました。
何度もこの連載にご投稿下さり、映画「アメリカン・スナイパー」や、辺野古基地移設についてもご寄稿下さったH.Kさんより、「ルワンダの祈り ‐内戦を生きのびた家族の物語」を読み終えたとの投書がありました。
早速、掲載しますね。
H.Kさんより
遅ればせながら、後藤健二さん著「ルワンダの祈り」を読ませていただきました。
以下、思いを書き留めてみました。
フツ族によるジェノサイド(大量虐殺)。
充分にその悲劇を理解出来ているはずの年齢であった私も、これ程悲惨な辛い出来事だったという真実は、この本を読ませていただくまで全く知り得ていませんでした。
今さらながら自分を恥じています。
大切な家族を奪われてしまった方へ、自身が身も心も深い傷を負った方へ、そんな方達への取材をためらいながらも話を聞き出さなくてはならない、後藤さんの思い。
手に取るように感じました。
そんな中、なぜ辛い思いを思い起こしてまでルワンダの方達が話してくださるのか?
この辛い出来事を話すことによって、共感してくれる人たちも居るはず。共感し合えたなら協力してくれる人の輪が広がるはず。
夫と子供が犠牲となった、アルフォンシンさんの言葉です。
とにかく世界にこの状況を知って欲しい。
後藤さんも全く同じことをおっしゃっていましたね。
そして、相手が小さい子供でも、大人でも、同じ高さの目線で取材をしているであろう、後藤さんの姿を想像することが出来ました。
「あなたの味方だよ」
そう微笑む後藤さんも感じることが出来ました。
相手を憎み続けずに、未来に向かって生きて行くルワンダの方達を見て、自分が同じ立場だったら相手を赦すことはきっと出来ない。でもどうすることも出来ない心の痛みを背負って自分も生かされていることを知った時、赦す努力をするだろう。
最後にこう締めくくっていました。
きっと後藤さんはあの時、自分の命がなくなる瞬間も、相手を赦していたのでしょうね。
今、ルワンダはどうなっているのでしょう?
人びとの、涙より笑顔が増えた生活を送れているのでしょうか?
後藤さんが今日も空から見守っていますよね?
ルワンダ
の、今。
ちなみに、僕がこの本について書いた記事はこちらです。
H.Kさんのご質問にお答えすると、現在のルワンダは、「アフリカの奇跡」と言われるほどの急成長を成し遂げています。
IT立国というスローガンを実現し、インフラ整備も成し遂げ、女性議員の割合は世界一です。
安定した経済成長は、確かなもののようです。
これも、後藤さんに尋ねれば詳しく教えてもらえたのでしょうが…。
一方で、大虐殺の際の機密公文書を、公開することが決まりました。
これにより、当時フツ族の過激派を訓練したのがルワンダに駐留していたフランス軍だった、と現大統領のカガメ氏はフランスの責任を問うているのですが、その辺も明らかになるかも知れません。
報復は、報復しか、生まない。
これからも、後藤さんの志を、継いでいきましょう。
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エプスタインズでは、様々な人から原稿を取り寄せ、2月2日から集中連載をしています。
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後藤さんの殺害が安倍政権により、憲法9条改悪に利用されてしまう、大変な時です。
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