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- 2023.02.25:[Radio] walkin’ to the beat everlasting④
- 2023.02.19:[Radio] walkin’ to the beat everlasting③
緊急連載「有志連合と協力して」⑲
構成・鎌田浩宮
ISについて、
3.11について、
本当に
報じなければ
ならない
こと。
今年の3月11日、エプスタインズでは思い切って、震災の特集を編みませんでした。
テレビが先日の3月11日まで、思い出したかのように津波の映像や、汚染廃棄物の入った黒い袋の山積みなどを映し出し、翌日の3月12日にはまた一切震災の報道をしなくなる風潮に乗りたくなかったからです。
特に津波の映像は、今でも観るのが辛いです。
チャンネルを、変えてしまいます。
僕自身も、あの日は辛い出来事がありました。
大袈裟に聞こえるかも知れませんが、人生が変わってしまいました。
エプスタでは時期を問わず通年に渡り、震災・原発事故を報じていますし、僕自身映画「鎌田浩宮 福島・相馬に行く」を完成させ、去年からロードショウを続けています。
それに今重要なのは、津波の映像を流すよりも、垂れ流し続けられる汚染水によって、僕らの口に入る魚がどれだけ危険なのか、あるいは安全なのか徹底的に調査・分析し、東日本各県の漁協を救う事です。
某コンビニやファミレスでは福島の農産物を使っているなどの情報が、ネットでは飛び回っています。
しかし、僕ら庶民同士が内輪もめをすれば、それは政府の思う壺です。
政府は正しい情報を提供しません。
ただ抽象的に「食べて応援」というスローガンを流すだけです。
各県農協は20ベクレル以下ではなく、0ベクレルまで検査しているのか?
限りなく全数検査に近い抜き取り検査はできているのか?
セシウムだけではなく、ストロンチウムなど他の放射性物質の検査はできているのか?
それらを総合して政府が、安全か危険かを提示しなくてはいけません。
僕の住んでいる東京では、スーパーや八百屋に行っても、福島県産及び、福島に隣接する関東各県の野菜しか手に入らない事が多々あります。
映画の上映で全国を回ると、子供のいるお母さんほど、食への不安を感じていました。
沖縄などに移住した方とも、話をしました。
仕方ありません。
政府が正しい情報を、提供しないのですから。
他にも報道しなくてはいけない事は、沢山あります。
先日、元原発製造メーカーの技術者だった方の講演に行ったのですが、福島第一原発は津波ではなく、地震そのもので崩壊した可能性が非常に高い事を指摘していました。
つまり、全国各地にある原発も、地震による崩壊が容易に考えられる訳です。
今、原発近くから避難してきた人々と、そこに元から住んでいる人々と、亀裂が起きている事も報じないといけません。
避難民を受け入れたいわき市の仮設住宅には、「帰れ」と落書きが書かれたと言われています。
前置きがたっぷりになりましたが、こうしたことを、3月11日でなくとも語っていかねばならない!のです。
さて、先日、映画「アメリカン・スナイパー」の感想を送って下さったH.Kさんが、スカイツリーの写真と共に、東日本大震災に絡めてまた投稿して下さいました。
以下、お読み下さい。
H.Kさんより:
昨日3月11日、東京スカイツリーでは、東日本大震災への復興の思いを込めたライトアップ「明花」が灯されました。
空を見上げながら数えきれない程の犠牲者、被災者の方々を思い、被災地が少しずつでも復興の兆しも見え、皆さんの笑顔も戻ってきているといったことに安堵の思いを抱きながら、ふとISILに犠牲になった後藤さん、湯川さんのご家族のことが浮かんできました。
ひたすら謝罪をし、涙を流されていた湯川さんのお父様。
息子さんの生還を信じ、大勢の記者の前でしっかりとご自身の気持ちを伝えられた後藤さんのお母様。
そして、周りに助けを請うことも出来ず、夫を取り戻すためにたった一人でISILと直接交渉をされた後藤さんの奥様。
今、皆さんに少しでも笑顔は戻っていますか?
計り知れないほどの喪失感や哀しみは、そう簡単に薄れるものではありませんよね。
今、私(達)はあの2011年3月11日の時のように、「頑張れ‼︎」とエールを贈ることしか出来ません。
このスカイツリーの灯りのように、いつか必ず明るい花を咲かせてください。
そしてこの灯りが後藤さん、湯川さんの元へ届いていますように…。
報復は、報復しか、生まない。
これからも、後藤さんの志を、継いでいきましょう。
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エプスタインズでは、様々な人から原稿を取り寄せ、2月2日から集中連載をしています。
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後藤さんの殺害が安倍政権により、憲法9条改悪に利用されてしまう、大変な時です。
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