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- 2023.02.25:[Radio] walkin’ to the beat everlasting④
- 2023.02.19:[Radio] walkin’ to the beat everlasting③
緊急連載「有志連合と協力して」⑱
構成・鎌田浩宮
あれ
から、
1月。
遂に、3月になりました。
ISが後藤さんの殺害を発表してから、1月が経ったのです。
そしてまだ、この連載は終わりません。
投書が、続いているのです。
オーストラリア在住のBさんより、3度目の投稿をいただきました。
どうぞ、お読み下さい。
Bさん(匿名希望)より:
私も無宗教で、あーちゃんママさんに深く共感いたします。
私も宗教というとなんだか胡散臭いもの、というイメージがありました。
親が天理教で病院に行けなかったために命を落とした同級生がいたり、ゲイ.バッシングをする熱心な宗教家がいたり、宗教と言うのは人の心を狭くするものだ、と思っていました。
ご存じの通り私の住むオーストラリアには色んなバックグラウンドを持つ様々な人間が暮らす国です。
多宗教、多国籍、多民族国家の一つとしては割とうまく行っている国ではないかと私は思います。
「政治と宗教の話はするな」、が口癖なのはお互いの違いから口論になるのを避ける為でしょうが、私は違った考えを聞くのが割と好きです。
人の人生観とか宗教観とか自分に無いものについて聞くことで視野が広がると感じるのです。
私の友人の一人はカソリックの信者です。
本当に穏やかで仕事熱心な女性なのですが、旦那様がずっと病気で片足を切断しなければならなかったり、一人で世話をしながら仕事もフルタイムでやり遂げる素敵な方です。
彼女のその強さは宗教から来る部分が大きいのです。
イスラム教の知り合いも数人いますが、皆自分達となんら変わりない、善人でいようとする普通の人達であります。
宗教は宗教でしかありません。
問題はそれをどう解釈してどう使うか、だと思います。
汝の隣人を愛せ、と言いながらゲイをバッシングしたり、アラーの為、と何の罪もない人間を殺害する行為をする人間にはふざけんなと憤りますし、間違った選択をしていると思います。
宗教をうまく解釈してポジティブに使う選択をする人もいれば、異教徒との溝を深める為に使う選択をする人達がいます。
責められるべきは宗教でなく、そういう行為を選択する人々なのだと思います。
選択と言えば先日、I am Kenji のFBに、「ISによる邦人殺害は日本政府がまた他国を侵略する為にでっち上げたPrank(編注:悪ふざけ,いたずらの意)である」という英語での書き込みがありました。
健二さんの死を悼む人々をあざ笑うかのようでしたし、ああいう場でそういうことを書く無神経さにむっとしたので反論しようかと思ったのですが、皆さん完璧に無視しているようですし、私もじっと我慢してやり過ごすという選択をしました。
異教徒の迫害や人種差別は無知から来ることが多いのだと思います。
良く知らない人を悪く言うのと同じです。
白人社会で非白人をバッシングするのは無教養で無知な人達が多いように見えます。
私の周りにはそういう人達はいません。
他人に対しネガティブな感情を持ってもそれを表現し他人を傷つけることが間違いだと思わないことが問題なのです。
どんな思想を持ち、どんな生活をし、どんな人達と付き合うか。
多くの場合人はそれらを選択することができるのです。
私はあーちゃんママさんと同じように、無宗教であることを選び、神よりは自然とか自分の直感などを信じることを選び、健二さんのように他人への優しさを持つ事を選んで生きていきたい、と思っています。
そして日本の選挙権を持つ人達が、戦争に加担しないという選択をしてくれたら、と願っています。
アメリカのカソリックは同性愛を認めないどころか、中絶の否定に始まり、ダーウィンの進化論を否定する所もありますね。
宗教とは、心理学的な意味での盲目を煽り肯定するものですから、元々は無知でなかった人も盲目になっていきますね。
それに対する形でプロテスタントが出てきたわけです。
一方、カソリック被爆者の象徴的存在だった、片岡ツヨさんをご存じでしょうか?
長崎で被爆し、ケロイドの残る自身の顔に驚き、病院で清掃の仕事をしながら静かに暮らしていましたが、81年に来日したローマ法王の「過去を振り返る事は、将来に対する責任を追う事」とのスピーチを聞き、「語り部」として生き方を変えたそうです。
その後、長崎の平和祈念式典で平和の誓いを読み上げるなどで、カソリック被爆者の象徴的存在になったといいます。
宗教が、このように人を導くケースもあるんですね。
そして、後藤さんご本人もキリスト教の信者でしたね。
僕もジョン・レノンのように無宗教ですが、信仰を持つ人を否定せず、交流していきたいと思っています。
報復は、報復しか、生まない。
これからも、後藤さんの志を、継いでいきましょう。
引き続き、この連載に関するご意見ご感想をお待ちしています。
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エプスタインズでは、様々な人から原稿を取り寄せ、2月2日から集中連載をしています。
連日更新が途切れないよう、皆さんよろしくお願いしますね。
後藤さんの殺害が、prankと誤解されても仕方のないような安倍政権により、憲法9条改悪に利用されてしまう、大変な時です。