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美味しんぼ
構成・鎌田浩宮
近頃、
あんたも
抜け毛が
多い。
「美味しんぼ」が、責められている。
政府が、政治家が、御用学者が、寄ってたかって、責めている。
鼻血なんか出ない、と責めている。
そんなに不明なんだったら、実際に福島の人に訊いてみたらいいのに、
と思った。
エプスタインズのつてをたどって取材しようかと思っていたら、東京新聞が、正に同様の記事を組んだので紹介します。
東京新聞2014年5月20日(火)朝刊総合面
美味しんぼ描写 福島の声
「根拠示さず まずい」
「被災者の気持ち代弁」
この記事は、「美味しんぼ」の、原発事故による健康影響の描写を中心に、
・ 福島県双葉町から避難している男性(66)
・ 福島市から自主避難した女性(31)
・ 福島県の母子を支援するNPOの女性(61)
・ 評論家
・ 福島県いわき市から避難した男性
・ 川崎市から大阪に避難した女性
の6人の声を聞いている。
6人の中で、直接鼻血症状について答えた勇気ある方がいたので、
転載します。
【福島県いわき市から避難し、首都圏のみなし仮設住宅の住民でつくる「ひなん生活をまもる会」代表の鴨下祐也さん】
大漁の鼻血は被災者、特に子どもによくあった。私も何人も見た。不安をあおるとかデマとか言われるのは心外だ。復興に水を差す、として言いにくい汚染の現状もしっかり描かれている。主人公らは、福島を出たい人への協力や、国に補償を働きかけることを訴えており、被災者の気持ちを代弁していると思った。(記事より抜粋)
安倍だの菅だのが嘘をついても言論弾圧をしようと、福島の人は事実を知っている。
様々な県民感情から、事実が言いにくいのを逆手に取っているだけだ。
さらに、先日5月19日に発売された最新号の「美味しんぼ」では、健康被害を分かっていても避難できない理由を持つ人や、敢えて避難をしない人への共感、理解も描いている。
単にパニックを煽っているのではない事は、読めばすぐに解る。
その上で、事実を描く事によって、避難した県民は過剰に健康被害を恐れているのではない、と擁護する内容にもなっている。
つまり、様々な県民感情のどれにも真摯に応えようとしている作者の姿勢が読み取れ、予想以上に優れた作品だと僕は感じた。
実際に僕も映画の制作で相馬に多く滞在したが、健康被害を認める・認めない、避難した人を擁護する・非難する、これらに関しては様々な意見があるのを知っている。
それこそ、原発から5㎞離れるごとに意見が違ってくるのではないかと思ったほどだ。
そんな中、決して話題作りをし販売部数を上げたいだけではない小学館にも、
「やるじゃねえかよお!」
と賛辞を送りたい。
忌野清志郎はかつて、事実と反原発を歌って責められた、理解されなかった。
でも、今では多くの人に支持され、心の支えにさえなっている。
「美味しんぼ」も、理解されるのに、時間はかからないだろう。
ねっ、キヨシロー!
追伸
【ニュース速報】
司法は生きていた!大飯原発運転差し止めの判決 福井地裁
安全性が保証されないまま関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させたとして、福井県などの住民189人が関電に運転差し止めを求めた訴訟の判決言い渡しが21日、福井地裁であり、樋口英明裁判長は関電側に運転差し止めを命じた。
全国の原発訴訟で住民側が勝訴したのは、高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の設置許可を無効とした2003年1月の名古屋高裁金沢支部判決と、北陸電力志賀原発2号機(石川県)の運転差し止めを命じた06年3月の金沢地裁判決(いずれも上級審で住民側の敗訴が確定)に続き3例目。
福島第一原発事故以降では初の勝訴判決。
原告支援者、歓喜!
もちろん、僕たちも。
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