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緊急連載「有志連合と協力して」⑥
構成・鎌田浩宮
読者
から
反論。
この連載について、SNSを通じて様々な感想をいただいています。
ほとんどが好意的なものなんですが、Aさん(匿名)から反論をいただきました。
Aさんのブログで以前、マクドナルドの商品に異物混入があった際に、マクドナルドの商品自体が異物のような物なのに騒ぎ立てるのはおかしい、この日はマクドナルドの商品を沢山買って食べた、と書いてあったのを読み、とても共感したものです。
では、後藤さんの自己責任を問うという冒頭から、Aさんと鎌田、2人のやり取りをお読み下さい。
Aさん:
自己責任の件…幾度となく考慮した結果、今回の件は私、やっぱり自己責任だと思います。
何度も渡航中止要請を受けていたにも係らず、渡航したわけです。
後藤さんのようなジャーナリストがいなくなると貴重な情報を知ることができなくなるという世論がありますが、私はたとえそうであっても最終的には自己責任が発生すると思います。
ひとのためにやったんだから、自己責任ではないというのは私は違うと思っております。
最終的にはすべて自己に責任があるのでは。
サラリーマンではないわけですから。
Aさんの言う通り、全く間違っていないと思います。
その証拠に、彼は最後、イスラム国圏内に旅立つ時に「何があっても僕の責任です、イスラムの人を非難しないで下さい」という趣旨のヴィデオメッセージを残しています。
僕は別の角度から後藤さんという人を論じました。
後藤さんがいなかったら、世界が知らずにいてしまった事実は沢山あるわけです。
後藤さんのような存在は絶対に必要なのです。
ただ、文中にも書きましたが、僕の親友が後藤さんだったら、懇願してでも泣いてでも、渡航を止めさせたかもしれません。
それほど、人の命は大事なものだからです。
Aさん:
有難うございます。
正直、例のヴィデオメッセージは言わされている感がします。
実際に、現地のガイドさんが言わせたという報道もあります。後藤さんが本当に自己責任を感じていたかは甚だ疑問です(厳しい言い方ですが)。
鎌田さんの「後藤さんがいなかったら、世界が知らずにいてしまった事実は沢山あるわけです。」にも正直疑問を持っています。
政治家が政治家を守るように、ジャーナリストもジャーナリストを守るための論理ではないでしょうか。
僕は「ホテル・ルワンダ」という映画をサンプルに、報道の大切さを書きました。
この国は世界中のマスコミも国連軍も撤退してしまい、惨劇が非常に長く続いてしまい、多くの死者が出ました。
そういった事実を承知の上で、Aさんがその意見を述べるのであれば、僕も他のベクトルから語らないといけないのかも知れませんね。
Aさん:
その映画は日本公開前に見ておりますし、十二分に承知したうえでの発言とご理解下さい。
ただ、あくまでも私見ですので…今後も宜しくお願い致します。
おお!公開前に観ていたなんて、すごい!
あの映画を観て、どんな事を感じましたか?
もしよかったら、教えて下さい。
Aさん:
10年ほど前確かアメリカのニューオーリンズだったと思います。
感想は…当時はよくある話だと思ったような…よくある話というのを誤解しないで欲しいです。
今回の後藤さんの件と結びつくのかは…???
世界は、「よくある話」に溢れていますね。
正解中で虐殺があり、紛争や戦争に溢れています。
僕は、それぞれの「よくある話」に、関心を持ちます。
中国のウイグルやチベットへの弾圧から、中東、アフリカの事まで、もし僕に子供がいて、それぞれの「よくある話」に関心を持ったとしたら、そんな子供を褒めてあげ、丁寧にそれらを解説してあげたいです。
後藤さんの行なっていた事もそうなのではないでしょうか?
後藤さんは常に子供を取材し、帰国しても学校への講演会を行っていました。
子供達に、あれだけ解り易く説明できるのは、彼の個性だと思います。
Aさん:
世論の 安倍ちゃん=悪い人 後藤さん=いい人 の方程式に違和感感じるのは私だけでしょうか。
有事の時、政権はどんな行動をしても批判されますよね。
例えば東日本大震災及び原発事故の時、 民主党だろうと自民党だろうと どの政党が政権を取っていても 相当の批判を浴びたはずです。
そういった意味で、 安倍は最善の努力をした というピロさんの意見は理解できます。
Aさん:
国益を損なわせたのは、どう考えても安倍さんではなく、後○さんだと思うのですが。
僕は1人1人の豊かな個々があり、集団が形成されていると考えていますので、国益という、先に組織ありきのような言葉には嫌悪を覚えます。
貴殿の好きな尾崎豊さんだって、集団の中の個のあり方を歌った人でしょう?
いろんな人がいていいんですよ。
それが集団というものです。
その上で、この僕らという集団が、後藤さんのおかげでよりテロに巻き込まれる可能性が高くなったという意味のご意見でしょうか?
Aさん:
私も国益という言葉は好きではありません。
「安倍さんが国益を損なわせたという」報道等が蔓延していたので… とにかく、安倍さん=悪い人 後○さん=いい人 の方程式に違和感を強く感じているだけです。
イスラム国は、中国などの大国でも有志国連合に参加していない国の人を拉致はしていません。
さらに言えば2014年7月1日に集団的自衛権の行使ができるよう閣議決定した後、8月に湯川さんが拉致されました。
9月に安倍はイスラム国空爆支持を明言しました。
7/1以降、日本人は全て標的になったのです。
多分ピロさんが言いたいのはこういう事じゃないでしょうか?
東京新聞より…。
自民党の高村正彦副総裁は四日午前、過激派組織「イスラム国」に殺害されたとみられるフリージャーナリスト後藤健二さんについて「日本政府の警告にもかかわらずテロリストの支配地域に入ったことは、どんなに使命感があったとしても、勇気ではなく、蛮勇と言わざるを得ない」と党本部で記者団に語った。
高村氏は「亡くなった方をむち打つためではない」と断った上で「遺志を継いで後に続く人たちが細心の注意を払って、蛮勇にならない行動をしていただきたい」と説明。「後藤さんは『自己責任だ』と述べているが、個人で責任を取り得ないこともあり得ることは肝に銘じていただきたい」と指摘した。
岸田文雄外相は四日午前の衆院予算委員会で、日本政府が昨年九月と十月に計三回、後藤さんにシリアへの渡航を自粛するよう要請したと明らかにした。
(東京新聞2015年2月4日 夕刊より)
Aさん:
私の言いたいことがこういうことかは別として、高村さんのおっしゃることは共感します。
後○さんの死は私も心を痛めています。
一方で、有志連合による空爆でそれこそなんの責任もない子供たちが多数亡くなっているのです。
後○さんの行動により、さらに空爆が激しくなるかもしれないのです。
そのことを私は危惧していたのです。
後○さんは子供たちのことを思っているようで、実は…⇒私の真意の一部です。
ここでひとまず、区切りです。
皆さんは、どう思いますか?
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