創刊4周年記念アンケート

構成・鎌田浩宮

 

この4年間、
様々な記事や連載が
ありました。

その中で
印象に残ったものを
エプスタ参加者に
挙げてもらいました。

それでは
お読みあれ。

 

 

 

 

2010年8月18日の記事
第4便「日本で1番、ナウい区の。」

今までで一番良かったと思うのは、トイレの落書きです。
おしゃれな街渋谷の公衆トイレの落書きは
田舎在住の私にとってはとても興味深いものです。
それから、今の鎌田君の自伝も面白いです。
あの時代という物が、同世代の私たち全体で共有できる、
一つの歴史を見ているようです。

杉本敏之(「福島県相馬市のダチからの便り」など多数担当)

 

 


2014年3月14日の記事
「about 14:46 again」

今年の3.11の時に黙祷しましたか、
というアンケートの企画だったかと思いますが、
戦闘的ゴジラ主義者が書いた、黙祷はしない、
という文章がとても強く記憶に残ってます。
なんとなく、みんなで悲劇を共有して行こう、という雰囲気に
言葉に言い表せないような違和感を感じていたのが、
おお、確かにそういう感じ!という風に書かれていたので。
ごめんなさい、最近、記憶力ぼけぼけで、具体的にどこがどう、というのが
ほんとどもはや思い出せないのですが。

あとは、かまちょの自伝だとか、沖縄の方との対話だとか
それぞれに興味深く読んだ記事はいくつもあるのですが
とにかく、記憶が曖昧模糊としていて・・・。

大友麻子(「映画おとーり」「都知事選を井戸端会議しましょ。」など執筆)

 

 

2013年3月19日の記事
「エプスタ編集長が観劇『今、伝えたいこと(仮)』前編」

2013年3月20日の記事
「エプスタ編集長が観劇『今、伝えたいこと(仮)』後編」

4周年おめでとうございます。

4年間というと、私も4歳年取りまして(^^;老眼になりつつ
元々記憶力ない人間が、さらに記憶低下中…
子どもも小学生から思春期へと突入
小5の終わりに震災があり
小6に校内で脱原発デモを(地味に)敢行した息子。
多感な時期に震災と原発のことがあり
不信感と共に日本という国を
初めて疑問や客観性を持って見ることになりました。

ちなみに息子のデモの件を
エプスタで取り上げていただいたこともありますね!

面白いと思ったもの、色々ありますが
こーゆーこと、エプスタだから取り上げるんだなぁ、
という記事で印象深かったのは

「今、伝えたいこと(仮)」

この前後編のレポートはとても興味深く読みました。
そして、その後カマチョと実際に上映(舞台じゃなく残念ですが!)
とトークを観ることができました。

今、伝えたいこと(仮)始め彼女たちの作品を何本か観て、
涙が止まりませんでした。

何とも言えない気持ちに。
悲しいとか可哀想とかそんなんじゃない。
突きつけられた感じ
自身の国への憤り
無力感や大人としての反省

痛い痛いっ

でもそれだけじゃない
彼女たちに希望ももらった

涙は、彼女たちの輝きに対する(複雑な思いと共に)涙なのかしら…。

彼女たち、本当に元気で明るくてびっくりしました。
作品のテーマと本人たちのギャップがあり、
そこがまた心にググーッと入り。

その明るさ、キラキラしたものが
今のこの現実の世の中、この国のアホなオッサン達の淀みと対比して…

困難だ…この時代本当に困難だ

息子始め子どもたちの未来を思うと
不安で暗~~くなってしまいます
今のおかしな出来事を疑問に思い、
声をあげていかねばと思うのが
普通の感覚だと思っていましたが、
実際は共有できない大人も多くてね、
悲しくもなるわけです。

東京でだって、
震災や原発の話はなかなかしにくい、
皆避けてるとこある。

沖縄のこともだあれも話さない。

見て見ぬふりかよ…

(エプスタはそこ、通り過ぎませんからね!)

でも
彼女たちのパワーを見てね、おし!
不安とか言ってらんねぇ。
共有できなくても私自身は声をあげていきたい

できることはしていくんだい

困難な時代だけども
彼女たちのように若い世代に希望が持てるんだ!
だから
一緒にがんばっぺ、と。

カマチョも書いてましたが
困難な時代を、共に……ね!

梨乃(「楽しい脱原発① 小6、校内にて脱原発デモ敢行!」など担当)

 

 

2010年8月18日の連載
ヤツのオデコに一文字くれろ!第2回「岡田監督」

そもそもこの「オデコに一文字」のコンテンツの企画自体、
エプスタ非重役のオーツカ君が提案したんであって、
ヤツの筆致力が、火山大噴火の如く発揮されているんである。
さすが、某チョーイチリュー大学を、院まで卒業しただけ、ある。
文章には文化人類学の香りさえ漂わせ、
しかもサブカル臭さえきちんと匂わせるという。

エプスタとゆーのは、
「ビックリハウス」を引き継ぐ’10年代のサブカルチャーと、
「朝日ジャーナル」を引き継ぐ’10年代のカウンターカルチャーの、
両方をチャンプルーにしてやっていく。
マジメの方は創刊当初より、ちぃとはよくなったと思う。
様々な人に、この社会を、語って、書いてもらった。
オモシロの方も力、入れたい。

だのに。
こんな唯一無二の才能があるのに、
今はエプスタに、何も書いてくれなくなっちゃった。

いや、いいんだよ。
人には、事情ってもんが、あるんだ。
俺だって、この4年間、つらかった。
俺は待ってるぞ、オーツカ。

鎌田浩宮(へっぽこ編集長)


2014.08.01