EPSTEIN TALKS ABOUT FUTENMA#3 「自衛隊、国軍へ?」

5/8(土) 9:53am 鎌田浩宮

おはようございます。
そちらは今日も梅雨模様ですか?

深夜に書かれたakeyboさんのメールを、
翌朝開けるわけですよ。

正直、朝一番で読むには、
お手軽なテレビの朝のワイドショウなんぞより、
ちと重い内容だったりするわけですよ。

しかも今日のピーター・バラカンのラジオはボブ・ディラン特集で
いちいち耳にこびりついてくるわけですよ。

でもね、読んだら、すごい元気になっちゃった!

ダイヤモンドなんていったら、
僕なんか普段読まない経済誌(しかも保守寄り?)じゃないですか。
そこが、
これだけ快活な提言をしてるんですねえ。

雁屋哲さんって、こんな人だったのね!
もー、スカッと爽快になる文でした。
言いたい事、全部言ってくれてる。

よーし、こーなったら、
色んな人の快活な文章を
集めるだけ集めてみますか!

まずは、僕、この人、全然知らないんだけど
内田樹という人のブログ。

http://blog.tatsuru.com/2010/04/23_1012.php

ちょっと抜粋すると。

「米国の財布は痛まないから、基地移設をする」
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(基地への)金を出すのが他国(すなわち日本)政府である限り、海兵隊が沖縄で何をしようと、それによってアメリカ国内の「政治的に正しい政策」のために割かれる予算が減る気づかいがないからである。
仮に、ヘリコプター基地の建設費用が「アメリカの国家予算」から支出される場合(それが福祉や医療のための予算を削って計上されるものなら)、アメリカのリベラル派は黙っていないであろう。
「そんなものは軍略上不要である」ときっぱりとエヴィデンスを掲げて言い立てる人たちがたくさん出てくるはずである。
いまアメリカに「そういうこと」を言う人がいないのは、「自分の財布が痛む話じゃない」からである。
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なるほど。
日本がたっぷりお金を出してくれるんだから
沖縄の基地が実際は余剰基地だろうと
アメリカ議会にとってはどーでもいーよ、と。

あと、ちょっと別の角度から
この事を振り返りますね。

僕が愛読している東京新聞は
ずっと以前から沖縄基地問題を特報面で取り上げていて
結構目から鱗な記事が多いんですが
これは去年暮れに行われた、
東京新聞の半田さんという人の公演の記録です。

http://www.peace-forum.com/mnforce/2009/03kaisetu/091215handa.htm

「移設工事で、儲かる人々が、いる」

これを読むと思い出すんだけど、
当初、普天間の移設先は、
撤去可能な海上基地建設だったんですね。
その工事をどの業者がやるかで、
すったもんだがあった。
いわゆる利権争いです。

その後、
実は、アメリカは普天間のグアム移転を計画していた。
しかし、ある時から何故かそれはうやむやとなった。

で、その先の話はこのサイトには書いておらず、
東京新聞の別の紙面に書いてあったと記憶してるんですが
要は、当時の自民党政権は
移設先の建設工事で発生する金に気を取られ
グアム移転提案を重視しなかった、
という事なんですよ。

akeyboさんなら、
もうとっくにその辺のことはご存知かな?

さてさて、
色んな裏づけが出揃いました。
あとは、どーやって世論に火をつけるか、ですね。
1995年の沖縄での少女暴行事件の時よりも
はるかに連日マスコミがこの問題を取り上げていますからねえ、
akeyboさんの言うとおり、
いいブーメランになって帰ってくればいいのだけど!

okinawa (36)

5/9(日) 12:00pm akeybo

 
最早沖縄だけでなく、国防の問題になってきていますが、
何気に気になるのは、世界規模の軍縮につながる要素がでてきていることですね。

ただここで駒をすすめようと焦ると、ルサンチマンばかり高まる。
またこの沸騰速度はなにげに日本人は早い、なにするかわからない。

これは戦前の米国諜報機関のプロファイリングですが、今でも有効なのかな。件の元CIAさんのよいしょぶりはなんだかそんなニオイがしたりしています。

誘導されないように気をつけながら書きますと。

もし米軍が去るなら、自衛隊の国軍昇格。
これは理屈の上では正しい、というか、それでいいと思います。
しかしそのためにはシビリアンコントロールについて、何処の国よりも明確に打ち出さないといけないのではないか。

反戦側が憲法9条にすがりがちであるのと、軍拡派が米軍基地抑止論にすがりがちである、現状ではまだ憲法改正はしないがまし、と思います。

「世界中の紛争は全て米国絡みなのだから、国防論はナンセンス」

ここ20年程の間でも、世界各地の紛争は米国内の組織が仕掛けている。
紛争当事者ではなくその組織の利害で生じている。
例えば、北朝鮮の原子炉の発注先が英米企業でありラムズフェルド国務長官やらブレア首相やらが関わっていた、なんて話、浩宮くんもご存知と思います。

戦争の原因が一つなら、仮想敵も一つとなる。

そうなると、国家間のパワーのナニを下敷きに考えられている国防論は、ナンセンスなものになってくる可能性があるのにそういう真実に基づく議論はとても少ない。

だから議論は議論だけで、そこで反戦派にしたら臍を噛む様な結論が出て来ても、まあそうだねと認めつつ、シビリアンコントロールについて詰めた議論を進めた方がよいんじゃないでしょうか。

どんな武装が、どんな監視体制が必要かは、
仮想敵しだいで大幅に変わると思いますが、
シビリアンコントロールについては、今から話していても、若干の修正はあっても使い回せる議論なんじゃないでしょうか?

今既に、陸自内にシビリアンコントロールから離れた部署があり、
どうも米軍基地内に本部(まさに仮想敵の内部?)があるらしいという、
陸自出身の方からの複数の情報もあります。

地下鉄サリン事件の際の動きでも、毒物回収にあたった自衛隊の特殊部隊が「なくなったサリンの袋」など不可思議な動きをしておりますし、
もっと前だと、JAL123便御巣鷹山墜落事故の際にも、10時間にもおよぶ現場への立ち入りを自衛隊が阻止した件など。
自衛隊にまつわる闇は深いものがあります。

それと僕個人が元隊員さんに聞いた、隊内イジメ(もうイジメという領域をこえている殺人スレスレ)な現況とかをちゃんと正面から見据えてからじゃないと、そこをつつきだしてこないでの軍昇格は、とてもキケンかなとか思います。

2010.07.28