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エプスタが選ぶ、2012年の10大ニュース。戦闘的ゴジラ主義者・選。
新春特別企画、
最終回は
「二番館へ走れ」を
現在1年以上も放置し
キャマダに任せっきりにしている
エプスタ最悪の罪人執筆者、
戦闘的ゴジラ主義者に
書いてもらいましょ。
それでは、
おとそなど呑みながら
お読みあれ。
2012年の重大ニュース
衆院選における自民党の圧勝
いくつか考えたが結局ここへ収斂してしまうのでこれだけにした。
得票率、数とも前回の惨敗時とさほど変わらないがそれでも自民党の圧勝に変わりはない。
選挙制度の非や、選挙そのものの不正を疑ったり、マスコミの誘導を指摘したり、他党の票を集計して自民党は信任されていない等々を言いつのるのは負け犬の遠吠えでしかない。
が、あれだけの原発事故の後になお原発を推進する政権を選んだ訳だから、今回の選挙は世界史に記されるだろう事態である。
(ワイマール共和国の選挙からナチス政権が生まれたことと並ぶだろうから、「日本人」は胸を張っていい。ついでに言えば福島第一原発事故そのものも複数の原発が同時にメルトダウンという空前の規模なのだから、このことについても「日本人」は胸を張っていい。)
ドイツでは選挙結果が報じられた際の映像に、日の丸と放射能のマークが重ねられていたそうだ。
橋下新党が思いのほか伸びなかったことは救いかもしれないが、しかしそんなことを補って余りある自民党の圧勝である。
原発の今後を考え、暗澹たる気持ちになった人も多いだろう。
しかしここは声を大にして言いたい。
たかが選挙、所詮はガス抜き、投票しただけで主権を行使した気になるな。
やるべきこと、できることはほかにいくらでもある。
街頭で、職場で、さまざまな場所で、さまざまなやり方で、いくらでも主権の行使なんてことは出来る。
(主権なんて言葉を使わなくていい。それが主権かどうかなんてことは後で学者に議論させておけばいい。)
ネット上で完結して何か出来ると思うな。
必要なら石を投げろ。
世の中を動かすのは投票なんかじゃない、人々の街頭での意思表示だ。
お互いが顔を見える中での意思表示だ。
こんなことを言うのはもちろん僕が資本主義社会におけるカルトの極北であるアナーキストだからだ。
だが、こんな当たり前のことを今言わないでどうする。
チェニジアから始まった独裁国での革命に投票があったか!
昨年九月から関西の反原発運動に対して強硬な弾圧が続き、起訴された事件は四件、六名に及んでいる。
再稼働阻止行動、各地に拡大した金曜行動、汚染ゴミ焼却反対が標的にされている。
もちろんこれらは原発を推進し続けた自民党の政権復帰を見越して、反原発運動を抑え込むために警察、検察、裁判所の連携で行われているのだろう。
世襲の極右政治家を党首に、国防軍どころか基本的人権も国民主権も全否定する憲法案を掲げる政党が政権に戻ってきたのだ。
運動に対する弾圧はさらに強まるだろう。
国策に反対してそれを変えさせようとするのだから弾圧はあって当然、弾圧が激しくなるのは運動がそれなりに効果を発揮しているのだと思うべきだ。
それは反原発に限った話ではない。
社会保障は切り下げられ、刑罰は厳罰化、憲法改正は時間の問題となっている。
国の政策に反対することは片っ端から弾圧されると思った方がいいくらいだ。
けど、弾圧されるからって黙ってたら、本当に何も言えなくなるぜ?
投票出来ることが民主主義なのではない。
自分たちの考えを自由に表明することが出来ることが民主主義だ。
そう、僕たちはまだ民主主義を手にしてはいない。
政権交代に希望を託すな。
議会なんて信じるな。
自分たちの要求は、欲望は自分たちの手で叶えろ。
誰かが代わりにやってくれると思うな。
選挙なんて糞だ、街頭で声をあげろ、必要なら石を投げろ!
「石を投げる問題」に関しては
様々な意見があろーかと思うんだが
もし、投げた途端に
警官や機動隊に
ぼこぼこに殴られ
殴り返せない状況に
陥るんだとしたら
僕、キャマダは石を投げずに
国外で生活することを
選ぶかも知れない。
でも、僕の家族や親友が
迫害されたりしていれば
石を投げるかも知れない。
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