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サブ・コンテンツ
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私の2018年外国映画ベストテン 鎌田浩宮編
毎年恒例
エプスタインズ執筆陣による
映画ベストテン。
まずは
鎌田浩宮
による9本です。
自分でも映画を作っていた時期なので
見逃した作品も多かったんですが
週末や会社帰りのコヤ通いは
本当に楽しかったです。
外国映画
1 1987、ある闘いの真実
ある史実をテーマにした映画となると、歴史だけを描き、人間を描いていないものが多い。スパイク・リー「マルコムX」はその点で残念ながら失敗作だった。しかしこの映画は、登場人物が多いにもかかわらず、どの人物をも、その人間性をしっかりと描いている。これにはかなり驚かされ、感激した。
2 スリー・ビルボード
今でも、この映画のように火炎瓶ぶん投げちまいたいな、と思う。この映画は他にも、敵と味方が最後に仲良くなるなど、一見都合の良すぎるストーリー展開があるんだけど、そこも含めてよくできた脚本だな、と思えたのだ。
ちなみにこの映画について、名無シーさんとこの記事で対談をしています。
3 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
スター・ウォーズに関する新作を、毎年観られる幸せ。その脚本は、巧妙なマーケティングによって作られているのを、分かってはいるが。
4 あまねき旋律(しらべ)
久保田麻琴さんがリコメンドしていたので、これは!と観てきた。
カメラアングルの素晴らしさ。そして、1つの田んぼを耕し終わるまで、1カット1カメラで収め通す手腕。これらは、ナガランドの歌と、それを歌う村の人達が素晴らしいから、成し得たのかも知れない。勿論彼らは、毎日毎年いつもいつも、素朴で朗らかに生きているわけでは、ない。人間というものには、いずれであっても裏表がある。しかし、その事を想像し終えてからこの映画を振り返っても、未だにナガランドの人々への敬意が消えないのだ。
5 華氏119
彼の過去の作品に比べると、やや完成度は落ちる。しかし、世界はもっとこの映画に注目せねばならない。「華氏911」に続き、カンヌは何らかの賞をこの映画に授与すべきだ。
6 天命の城
坂本龍一さんが音楽を担当しているというので、観に行った。だが、前半は退屈に感じた。しかし観続ける事で、非戦というテーマがしっかりと伝わってくる。韓国、いい映画が多い。
7 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス
恥ずかしい事に、この前作を見逃している。理由の1つとして、キューバの音楽にそれほど惹かれていなかった事がある。なので、他の人よりも新鮮な気持ちでこの映画を観る事ができた。そして、キューバの音楽を好きになった。
8 ガンジスに還る
寝たきりや認知症になる。自宅で死ねない。死ぬ時でさえ自由でなくなったのは、日本だけなんだろうか?この作品の主人公は、生きている時は勿論、死ぬ債も自由でありたいと、ガンジス川のほとりにある「解脱の家」で死期までを過ごすと動く。羨ましい。
9 ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
パキスタンからアメリカへ移住し、売れないコメディアンとして生きる男性が、アメリカ人の女性と出会い結婚するまでを、事実に基づき彼自身が脚本・製作総指揮を務めた作品。舞台でテロリストと野次られながら、幸福をつかんでいく。コメディアンの作る映画らしく、娯楽作品として笑いながら観る事ができる。
2019.01.05