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川澄奈穂美ファン感謝祭
撮影・鎌田浩宮
2018年1月14日(日)
TKP東京駅日本橋カンファレンスセンターにて
東日本大震災があって、被災者のために頑張るとか、被災者への励みになればとか、そんな風に言うミュージシャンやスポーツ選手がいた。
だが、僕の胸には響かなかったし、偽善的に見えた。
2011年のドイツワールドカップで優勝したなでしこジャパンは、そういったことを声高には言わなかった。
だが僕は、3月11日以来初めて震災の苦しみを忘れ、夢中になって応援できた事を覚えている。
僕は、1人は皆のために、皆は1人のためにという言葉が大嫌いなのだが、なでしこジャパンには、そういった押しつけのチームワークがない。
チームプレーが楽しくて仕方ない、という喜びが溢れている。
それだけで、いいのだ。
僕はなでしこジャパンのファンになり、なでしこリーグの試合を観るようになった。
その中に、川澄奈穂美さんが、いた。
INACのクラブハウスへ、練習を観に行った。
練習後、即席のサイン会になった。
驚いた。
なほさんと数人の選手は、サインを書く時「ありがとうございます」と言うのだ。
それは、この日の感謝祭でも変わっていなかった。
なほさんは「よろしくお願いします」と、言葉を付け加える時さえあった。
ドイツで優勝した彼女達の多くが、女子サッカーの人気がなかった時代を経験している。
だから彼女達は「いつかこの人気が途絶えてしまうかも知れない、だから危機感を持っていなければならない」と話す事がある。
なほさんにもそうした思いはあるのだろうけれど、なほさん自身に元から備わっている性格によるところが、とっても大きいんだろうなあと思っている。