大阪にて上映での観客の声(3)

2014年10月18日より始まった、
大阪・シネ・ヌ―ヴォXで行われている
映画「鎌田浩宮 福島・相馬に行く」
ロードショウでの
集まったアンケートの第3弾
ほぼ全てです。
皆さんの文、
とても内容が濃いので
充実しております。

 

福島はHIROSHIMAだ、沖縄だという表現は適切な表現だと思いました。
(男性)

いい映画だと思った(人間の強さ。お父さんの生き様等)。
(男性)

鎌田さんの人柄が伝わってきました。
どうしてそんなに優しくできるのでしょうか?
(男性)

鎌田さん、杉ちゃん、お父さん、演じるのではなく自然なことば、しぐさ、ふんいきが良かった。
(男性)

福島では震災後の衆院選、参院選で自民が圧勝した。
原発であんなに辛い目に遭っているのに、なぜなのでしょうか。
(女性)

杉本さん親子がなぜ、国の情報に従順か?という件について、私は杉本さんにはお会いしてませんし、はっきりとは言えませんが、国は原子力発電所建設に莫大な資金を人を投入しており、安全、安心という刷り込み、看板の数すごい多いです。
現金(相馬市ではまかれていないでしょうけど)のバラマキ、道路建設、公共事業の拡充を長い年月をかけて行っております。
地元の雇用の拡大。
地元のマスコミも国、東電からのお金が入っており、熱心に原発の問題を取り上げることはしていません。
物質的、金銭的に豊かになったと骨まで沁みさせることにある程度、成功したんだと思います。
そして原発事故。
この事故が起こっても、まだ効いているように思います。
マスコミも原発事故の責任、賠償、対策を熱心に取り上げません。
住んでいる人の感覚として、文句を言っても相手にしてくれないだろうし、移住するお金も、エネルギーもない。
いままで通りに暮らした方が楽である。
放射性物質が少々あろうが、国が安全っていってる限り、大丈夫だろう…。
都合がいい情報を信じたいという心理ではないでしょうか?
悲しいですね。
まぁ、日本国民みんなそうなんでしょうけど、浮き彫りにすると、あまりにも寂しく、悲しく思います。
(男性)

関西電力の人は震災前も今も、立派なマンションに住み、子供も4~5人いたりします。
そして以前も今も、堂々と「うちの主人は関電に勤めてます」と言います。
彼女達に原発への反省は見受けられません。
また、大阪市役所の役人は堂々と「給料を下げられるので橋下市長には投票しない」と言います。
彼らは主義主張で投票を決めるのではなく、自分らのお金のことで投票します。
この映画は、そういった身勝手な人間の起こした原発で命を危うくされた動物に焦点を当てていてよかったです。
続編を楽しみにしています。
がんばって下さい。
(女性)

人の心を助けるのは難しい。
例えば鉢植えなら、陽が当たるように場所を移動し、土の様子を見て肥料をやったりする。
結局それは人も同じで、ご飯の用意、いっしょにごはん、掃除する、家具を移動する。
部屋の日当りだって良くする。
日常を少しずつ取り戻して、フリーズした人の心のアイドリングに力が出ればいいな。
そう思って行動することは大切な事だ。
何だか一緒に相馬に行ったような気持ちになりました。
(女性)

うちの両親は愛媛県の田舎で育ちました。当時は高度経済成長時代。農業、漁業が中心の町から、若者が都会に集団就職をしていた時代です(私の父もそうです)。
距離的に近くにある伊方は、さらに何もないところだったらしいです。伊方へ行くには、峠のような道しかなかったのが、原発により、海岸沿いのきれいな道ができあがりました。
観光客も来るようになり、都会に出なくても仕事ができるようになり、原発の従業員を相手に商売をできる人も増えました。
もし、伊方原発で福島のようなことが起きれば、両親の故郷はなくなります。
だから、原発は稼働しない方がいいに決まっています。
でも、四国電力に勤めているいとこの仕事はどうなるのでしょう?
原発従業員がいたから、商売ができていた人々はどう生活するのでしょう?
震災後の大飯原発再稼働に反対した方は、その町で生まれ育ってデモをしたわけでなく、安全な場所から叫んでるだけだと私の目には映りました。
あるお客さんも言ってましたが、原発の町も価値観を変えないといけないときに来てると思います。
原発なしでも、豊かな町にならないと。でも、何十年の価値観や生活を変えるのは大変なことですよね…。
日本には原発は合わないと思いますが、放射線を使った技術がある限り、研究は必要です。研究で真に安全な利用ができる日はやってくるんですかね。
(女性)

もっとカットし時間を短くし、何を訴えたいのか明確にした方がいい。
鎌田さんが杉本親子にインタビューするのも、遠慮して尋ねている。
もっとずばずばと訊き、奥へ切り込んでほしい。
総じて言うと、もっと起伏に富んだダイナミックな映画が観たかった。
(男性)

【音楽について】

とても印象に残りました。(男性)

主人公の心情にマッチしていると思う。(男性)

ラストに向けて音楽が映像にシンクロしていくところがよかったです。(女性)

あったっけ?(男性)

写真はシネ・ヌーヴォが毎月発行している小冊子より

 

舞台挨拶で
僕が阪急電車のチャイム等を
作曲した事を話すと
東京で話すより
10割増しで驚いてもらえるのですが
JR大阪駅(阪急梅田駅と隣接)環状線
の発車チャイムはなんと
「やっぱ好きやねん」
でした。
これ、チャイムか?

それはさておき、
タフで長い2週間でした。
「キャマダ、ほんまにおおきに!」
皆に胴上げされたい気持ちです。
お越しいただいた皆さん、
シネ・ヌーヴォのスタッフの皆さん、
ほんまにおおきに!

 

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2014.11.01