got to tell you

got to tell you
作曲 タカツカアキオ
作詞 鎌田浩宮

無人島 へ 辿り  ついた
もう 敵は 攻めて こない
君と僕 以外 何 も ない
少し だけ キス を 交わしたら
雨露 しのぐ 家を 造ろう
そして 心ゆくまで 眠ろう

二日目は 楽器を 創ろう
流れついた 敵の 空き缶を
二人の ため の 楽器に した
二人の 幸せ かみしめる ため

暖かい 陽射し  蒼い 海
暖かい 陽射し  蒼い 海
暖かい 陽射し  蒼い 海
暖かい 陽射し  蒼い 海

暖かい 陽射し  蒼い 海

先日行われた舞天(ブーテン)ライヴを、1曲ごとに振り返る。
7曲目にして本日最後の曲。
4曲目の「音楽」と共に、何十回も演奏してきた曲。
どちらも、トランキル・オーヴァーの代表曲だ。
タカツカアキオが以前作った曲に、僕が改めて歌詞を書くという順序で作られた曲だ。
通勤で電車に乗っている際、10分で書き上げてしまった。
手を抜いているわけではなかった。
集中力と共に、これまで僕の中にあった沖縄への思いが溢れ出たのだ。
沖縄戦から何とか逃れ、無人島へ辿り着いたという、史実からすればあり得ない設定。
しかも実際は、無人島には何もないのだ。
衣食住はどうする?
医療も学校も、人間らしく生きるためのものは何もないのだ。
そのような場所で一から作り上げる、これはファンタジーを歌っているのであり、実際のそれは死を意味するのだ。

しかし沖縄戦から70年以上経った今も、日本からの圧政により、ウチナーンチュは無人島にでも逃げ出さねば、平和と自由を獲得できない。
この曲を完成させた頃から、普天間基地の問題は顕在化していたが、2017年の今歌うと、米軍属によるレイプと殺人、辺野古への基地強制移設という、あり得ないほどとんでもない事が続いている。
まだまだこの歌を歌い続けなければならないと、意を新たにした。
(鎌田浩宮)


2017.08.06

fools

fools
作曲・タカツカアキオ/鎌田浩宮
作詞・鎌田浩宮

神が いようと いまいとも
僕等 いつも はしゃいでる
ほら 眠り 忘れ 騒ぎ
傷つける ほど キスを
ひどく 暑い 夏も

僕等は茶化したり
からかったりしたりして
乗り越えてきた
それが僕等の 見つけたやり方
曲がり角だった そうしてきたのさ いいアイデアだろう?

救いが あろうと なかろうと
僕等 祈りさえ しないのさ
ほら 病忘れ 笑い
気を 失うほど キスを
乾いた 寒い 冬も

僕等はごまかして
斜めにものを見て
乗り切ってきた
それが僕等を 救ったやり方
登り坂だった そうしていくのさ いいアイデアだった

暗い時代 続いてる 僕等 いつも ふざけてる
暗い時代 続いてる 僕等 いつも はしゃいでる
心の底から 君 抱きしめ
ふいに 君を 突き放す
そして また 抱きしめる

先日行われた舞天(ブーテン)ライヴを、1曲ごとに振り返る。
6曲目。
ラブソングの形を取っているが、実際には20代の頃、千葉は浪花にある大友君の別荘へ行き、皆で狂ったように騒ぎ、呑み、喰らい、遊びほうけた僕と僕の仲間たちを歌った。
その中の1人はその頃に脳腫瘍で死んだ。
浪花駅で拾った赤ちゃん猫の浪も、17歳半で死んだ。
当の大友君は長年連れ添った玲ちゃんとめでたく今年結婚した。

お客さんに指摘されて驚いたんだが、この曲のMCで、その赤ちゃん猫・浪について触れなかった。
2011年の東日本大震災の時に死んだのだが、その死から僕は立ち直るのに数年かかった。
そしてやっと、自分のライヴでもそれに触れないようになっていたのだ。

1999年にタカツカアキオとトランキル・オーヴァーを結成して、最初の共作曲だ。
タカツカアキオが元々完成させていた曲に、僕がサビと間奏を加えた。
今でもとても好きな曲だ。
これを越える曲を、タカツカアキオとずっと作っていきたい。
(鎌田浩宮)


2017.08.05

ハラペコ

ハラペコ
作曲作詞・鎌田浩宮

遠慮せずに言わせてもらえば 今のお前は案外ダサいぜ
何が一番面白いかも 全く判らなくなっちまってる

昔の 自分に 教わり な

大切なものは 恋愛なんかじゃねえ
大切なものは 愛国心じゃねえ

お前を天までイカせるもの
昔の 自分に 教わり な

遠慮せずに言わせてもらえば 今のお前はむしろウゼえぜ
イカした女が泣いてても 見て見ぬ振りして会社へ急ぐ

昔の 自分に 教わり な

大切なものは クリックしきれねえ
大切なものは ナイフじゃ脅せねえ

お前を天までイカせるもの
昔の 自分に 教わり な

遠慮せずに言わせてもらえば 今のお前は結構スッペえぜ
あっちでペコペコ 本当はハラペコ 愛想笑い 眠れない

昔の 自分に 教わり な

夕立の中突っ走り 早く野苺摘んできな あの丘登って昼飯だ

ハラペコ ハラペコ ハラペコ ハラペコ ハラペコ ハラペコ ハラペコ ハラペコ

先日行われた舞天(ブーテン)ライヴを、1曲ごとに振り返る。
5曲目。
前回のライヴで演奏した「太陽へ手紙」と似たリズム、横ノリの3コードファンクナンバー。
現在舞天をお休み中のセイシロウが、この「ハラペコ」の我々による練習テイクを聴いて、今の自分の置かれた状況と照らし合わせて、とても感じ入ったそうだ。
「がんばろう」「元気出して」みたいな曲、この国に氾濫してる。
すんごく気持ち悪い。
よく日本はガラパゴス化していると言われる。
それはいい事でもあると思うのよ。
オリジナリティーのあるものって、面白いから。
でも、日本のロックは、駄目だ。
先日、テレビで夏フェスを特集していて、出演者のステージをダイジェストで放映していた。
何だかもう、気持ち悪くてたまらねえ。
どの曲も24時間テレビの「サライ」みてえで、皆で仲良くやっていこうよ、気持ちの悪いメロディーとコード進行とBPM。
ただ、裏を返せば、舞天のロックは彼らからしてみれば、異物でしかない、心地悪いものでしかないのだろう。
(鎌田浩宮)


2017.08.04

音楽

音楽
作曲作詞・鎌田浩宮

大嫌いな 戦争 終わった この世界 に
打ちのめ され 過ぎてしまった 人々 に
やっと やっと 音楽の聴こえる 日 やってきた

まるで 日照り 続いた この大地 に
恵みの 雨 ひとしずく 落ちてきたよう な
ついに ついに 音楽が 聴こえだした
聴こえだした

悲しみの 涙さえ が もう 流れない
愛する 君さえ が もう 帰らない
帰らない

君と音楽を 君に音楽を 僕に音楽を 君と音楽を
シリアに音楽が イランに音楽が イラクに音楽が
君と音楽を

銃声がしなくなった 占領軍がやってきた
市場が再開した 花が売られ始めた
君のいないこの世界で 花が売られ始めた
君のいないこの世界で 花が売られ始めた

死体が片付けられ 電気が通い始めた
ラジオをつけてみた 音楽が流れ始めた
君のいないこの世界で 音楽が流れ始めた
君が死んでから 音楽を初めて聴いた

憲法9条を 変えてはいけない
戦争で金儲けを してはいけない
70年殺さなかった 70年殺されなかった
トランプや安倍に 騙されるんじゃねえぞ

先日行われた舞天(ブーテン)ライヴを、1曲ごとに振り返る。
5曲目。
僕らは音楽が大好きなので、音楽というタイトルの曲をやります、そう話してから演奏を始める。
2004年頃から、そうやって歌ってきた曲だ。
前半はスローテンポ、後半はアップテンポ。
そう、大好きなオーティス・レディング「トライ・ア・リトル・テンダネス」を踏襲している。
この曲を作った頃、911のテロがあって、アメリカによるイラク戦争という名の侵略があって。
それを受けてこの曲を作った。
それが今はどうだ。
ファッキン安倍によって集団的自衛権・戦争法案が可決し、改憲で憲法9条まで奪われようとしている。
世界を見れば、イラクの他にシリアまでがアメリカと多国籍軍の餌食になっている。
それを受けて、今回の演奏では最後の4行の歌詞を書き加えて。
安倍もトランプも、戦争で私腹を肥やす企業の片棒を担いでいるだけだ。
立派に聞こえる国防論の主義主張、あんなものに騙されちゃいけない、奴らはカネがほしいだけなのだ。
(鎌田浩宮)


2017.08.03

swallowed hope

Swallowed hope
作曲 タカツカアキオ
作詞 納谷エミコ

Rivers, mountains, seas and skies  They make a gentle stream
The streams look so kind and pure but easily swell and swallow us

Maybe you are always right Lots of things dividing us
Maybe you lost and need a light A guiding light under the moon

Stand close and see your front You can find a shade covering over
you, same shape and size, sweet color, it’s mine, too
We’re sharing for a swallowed hope

Rivers, mountains, seas and skies  I found and felt them in you
The streams look so kind and pure  but easily swell and swallow me

Maybe you are really tired Lots of hearts broke and buried
Maybe you need a hand A guide to take you in the grayish dawn

Stand close and feel the wind I am always there, don’t be afraid of
opening your eyes and feel me step by step
Start looking for the swallowed hope

(We are looking for the swallowed hope)
(We are looking for our swallowed hope together)

(See, here come the sun)
Stay close to me, my love then the sorrows gonna be blown away
Unhappy dreams will never more come true
if I seek for a swallowed hope…

we seek for the swallowed hope…
we are looking for our swallowed hope, together

先日行われた舞天(ブーテン)ライヴを、1曲ごとに振り返る。
3曲目。
作曲はタカツカアキオ。
暴徒化した客もこの曲ばかりはうっとりと聴きほれ、しばしモナレコードはトランキルな時を過ごした。
今回の選曲は基本的に出口信一へお任せしたんだが、タカツカアキオが小泉今日子さんに作った「Nobody can,but you」ではなく、この曲を選んだのは意外だった。
トランキル・オーヴァーの頃に歌っていたこの曲、今回舞天で歌うことになり、日本語で新しい歌詞を書いてみようかな、と思った。
だけれども、もう、この曲にはこの歌詞しかないのよ。
もう、しっかり一体化しておる。
swallowは「飲み込む」という意味。
「自然というものは優しい流れを作っている。でもそれは私たちを飲み込んでしまう。影があなたを覆う。それは私も同じ。私たちは飲み込まれた希望を共有しているんだ。悲しみを吹き飛ばそう。不幸な夢はもう来ない。私たちが飲み込まれた希望を共にしているなら」」
なんて、これは直訳だども、swalloeed hopeは「胸に秘めてある思い」と考えればいいのかな、と思っている。
ロックというものは圧倒的に抒情詩が多い、でも、この曲の前半は叙景詩のようであり、そこが好きだ。

今回は、イントロとアウトロに、シーナ&ロケッツ「ユー・メイ・ドリーム」とプラスチックス「copy」の一節を盛り込んだ。
シーナと中西俊夫への追悼だ。
(鎌田浩宮)


2017.08.02

正しい運転

正しい運転
作曲作詞・鎌田浩宮

ブレーキが効きづらくなって一体どのくらい経つだろう
I can’t drive any cars at all
踏んでいないアクセルが掛かりスピードだけが増すだろう
I can’t drive any cars at last

新聞を読んでも暗い出来事ばかりで
あの事は何処にも書かれていないんだ

the right driving the right driving

車の乗り方を 誰か教えてくれないか
大した事じゃなかった 皆もそう思ったのか

バックミラーが曇ってから一体どのくらい経つだろう
I can’t drive any cars anywise
カーナビゲーションには「位置不明」としかもう出ないんだ
I can’t drive any cars anywhere

電話を掛けても誰もが質問ばかりしだして
あの事を誰も訊いてくれないんだ

the right driving the right driving

車の乗り方を 誰か教えてくれないか
癒しの術しか知らない 彼等に聞いても解らないか

車の乗り方を 誰か教えてくれないか
大した事じゃなかった 皆もそう思ったのか

君から電話があって もう何処にも帰れないと言う
金を幾ら積んでも 渋滞からは出られないと言う

先日行われた舞天(ブーテン)ライヴを、1曲ごとに振り返る。
2曲目。
ブラジルっぽいリズムとコード進行。
普段ギターソロを弾かないタカツカアキオが、16小節もソロを披露している。
Bメロのタカツカアキオのアルペジオの音色が、素晴らしい。
出口信一の4ビートベースも、冴える。
PacoはAメロをリムショットにしてみた。
これも2000年頃に作ったのかな?
鈴木慶一さんが以前
「アクセルとブレーキを同時に踏んでいるかのような、とても辛い心持ち」
というような話をしているのを雑誌で読んで、さすがだなあ、発想が文学的なんだよなあ、と思った。
そこから発想して書いた曲かも知れない。
それが、どんなにハンドルを回しても右へ右へ行ってしまう。
今の安倍政権とネトウヨの事を暗喩する曲になるとは思わなかった。
(鎌田浩宮)


2017.08.01

1人分のチケット

1人分のチケット
作曲作詞・鎌田浩宮

朝から晩まで 君だけ愛してる
朝から晩まで 君にサービス残業
朝から晩まで 君に捧げてる
でも 今日は君を置いて ライヴに出かけよう

朝から晩まで 君にペコペコ
無遅刻無欠勤 親が倒れても
朝から晩まで 気を遣ってる 君だけに
でも 今日はトンズラ ライヴに出かけよう

1人分のチケット 俺だけのチケット

でも 今日は君を置いて ライヴに出かけよう
でも 今日はトンズラ ライヴに出かけよう

先日行われた舞天(ブーテン)ライヴを、1曲ごとに振り返る。
まずは1曲目。
RCサクセションで言えば「よォーこそ」よりも「ロックン・ロール・ショー」に近い、ダークな色彩のオープニングナンバー。
どんなに愛し合っている間柄でも、たまには1人で行動したい時がある。
そんな発想で作った。
2004年頃に作った曲。
当時はディストーションの効いた、ハードなロックを作ってみたかったんだろうなあ。
タカツカアキオがディストーションを踏むのも、貴重なことです。
出口信一のベースアレンジも、いい。
8ビートなんだけど、4ビートのように聴こえる。
この曲、3分ないんです。
2分50秒くらいかな?
60年代のロックみたいで、いいでしょ?
(鎌田浩宮)


2017.07.31

舞天(ブーテン)ライヴ「越静寂」に非難殺到

構成・鎌田浩宮

 

2017年7月29日に
下北沢モナレコードにて
舞天によるライヴ
「越静寂」で
若者に媚びようとしたメンバーが
サッチモズや
ワンオクなどの曲を
完コピで演奏。

これに激怒した
観客が暴徒化。

なんとか
観客の声を
集める事ができた。

以下に、
列挙する。

 

 

 

 

本日は、大学時代からの親友、阪急電車の発車音を作ったことで有名な鎌田氏が参加する舞天のライブに行って来ました。
ソウルフルで、キリッとした緊張感、ソリッド感があり、良いライブでした。
ライブは正味で良かったよ。
いつも、色んなアレンジをしてくるけど、今回のようなアレンジは好きです。
選曲も良いです。
新曲が無いのは気にならなかったよ。
(40代男性)

 

昨日のライブは、暑い夏の一日にふさわしいラインナップで楽しかったです(昨日はプラス大雨もあったけど、それもまた夏らしいかな)。
「ハラペコ」もかっこよかったし、タカツカさんの曲は、夏の夕暮れを思わせるメロディライン。
私は毎日残業ばかり。
君のためにサービス残業したいぜ。
(40代女性)

 

あのベースの人、なんていうの?
あと、小泉今日子さんの曲を作った…タカツカさんね。
皆温かい人ばかりなのよ。
そこがいいのよね。
(70代女性)

 

懐かしい曲を楽しめました!
「オンガク」も良かったし、あのかんからさんしんは、さらに良かった。
ますます、あの曲が切なく響く時代です。。。
ライブは空間をジャックできるから、いいねー!
(40代女性)

 

何をさておきね、鎌田君がシャウトする時、体を反りかえすでしょ。
腹のでっぱりがひどいんだよね。
そっちに目が行っちゃって…!
(40代男性)

 

とても気持ちのいいライブでした。
鎌田さんが気持ち良さそうに歌ってらして、それが客席に伝播していたように感じました
いろんなタイプの音楽もあって聞いていて飽きませんでした。
時間もあっと言う間。
え、もう終わり?とみんな言ってましたよ。
贅沢を言わせていただくなら、鎌田さんのトークが聞きたかったな〜
観客のみんな鎌田さんと話したがってるオーラがムンムンでした!
ただ、最高のライブでした!
昨日はたくさんパワーをいただきました。
なんか祭に行った後の気持ち良さがありたした!
打ち上げもみんなオープンで楽しかったです。
(30代男性)

 

内容は悪くなかったんだけど、音のバランスが悪くてそれが勿体無かったかな。
タカツカさんとパコさんの音は大丈夫だったんだけど出口さんの音が聞こえるには聞こえたんだけど、もう少し大きくても良かったかな。
鎌田さんは音量は大丈夫だったんだけど歌詞が聞き取れない場面が多かったのが残念だったかな。
もしかしたら後ろで見てたら違ってたかもしれないね。
ただ、それを除けば前述したようにライブの内容自体は悪くなかったと思います。
今まで見てきた舞天のなかではサウンドがロック色が若干強かった気がしたんだけど、どうなんだろう?
昔の曲だけをやることについてはメンバー、お客さん人それぞれ意見があると思いますが僕はメンバーがやりたいんだったら良いと思います。
僕はライブは何をやるかよりどうやるかが大事だと思うのでマテリアルが古かろうが新しかろうがメンバーが自信をもってパフォーマンス出来るんだったらそれでいいんじゃないかな。
(40代男性)

 

昨日はとても素晴らしいライヴを聴かせて頂き、本当にありがとうございました。
1曲、1曲、皆の為に愛情が刻まれた曲ばかりで、とても素敵でいい曲ばかりでしたよ、浩くん♪
心温まる曲を聴かせてもらい、心から感謝しています!
(40代男性)

 

ライブ良かったですよ。
個人的には前回やった、羽田の歌?聴きたかったですね。
(編集部注:「空港の隣で」だと思われます)
次回ライブも期待です!
(50代男性)

 

昔の曲のせいか懐かしい感じでした。
タカツカさんのギター格好良かった。
(40代男性)

 
短かった!!
なんか、ノンストップで駆け抜けた感じで、えっ?もう終わり???っていう感が強かった。
もっと、ききたかったよー
音楽良かったですよ!
ぜんぶ私の知っている曲でもあったしね。
アンコール曲は思い出の曲だったので 個人的にはもっとしっとり唄ってほしかったかなぁと。
(30代女性)

 

いいテンポで心地よく聴いてましたー
(40代女性)

 
昨日はお疲れさまでした!
楽しかったです~♪
(40代女性)

 

楽しいひとときを有難うございました。
私もベロベロでした。
次回を楽しみにしています。
(50代男性)

 

 

setlist
1 1人分のチケット
2 正しい運転
3 swallowed hope
4 音楽
5 ハラペコ
6 fools
7 got to tell you
en Nobody can,but you

今回は、かつての盟友・出口信一がベースに復帰した事があり、2005年頃に彼と共に演奏していた曲を敢えて引っ張り出して演奏しました。
新曲を作りそれを発表するというスタイルが、僕にとってはクリエイティビティ―をくすぐられて好きなんですが、今回、昔の曲をいざやってみると、反戦や沖縄基地問題をテーマにしたの曲も含め、古くなってないなと感じました。
サッチモズだのワンオクだの、若いバンドの連中も含め、こういったテーマを何故取り上げないのか、腑抜けだなと思います。
(鎌田浩宮)


2017.07.30

キャマダ、訊かれてもないのに自分のヴォーカルを語る

文・鎌田浩宮

2017年7月29日土曜日
下北沢モナレコードにて
ライヴ「越静寂」を催す
ワタブーなソウルバンド
舞天(ブーテン)。

ライヴを目前に控え
ヴォーカル・鎌田浩宮に
今の心境を聞いた。

なんちゅーと格好ええのだが
インタビュアーなどもおらぬゆえ
キャマダが自分で自分の事を書きます。

 

 

中学2年の頃に、同級生とコピーバンドを組んだ。
アメリカ帰りの岩ちゃんが既に作曲作詞できたので、3年生でオリジナル曲を演奏していた。
その頃からバンド小僧になったんだが、当時の担当はキーボードだった。
ヴォーカルになんぞ全く興味なし。
だって俺は、テクノポップだったのだ。
もみあげを剃り、汗はかかない、感情を排除し、ボソボソと喋る。
YMOにあこがれ、YMOになりたい、YMOになれたら死んでもいい。
シンセサイザーで音色を作っている時が幸せであり、歌を歌うだなんてテクノの精神から外れていた。
だが、高校3年の時のライヴで、アンコールの1曲のみ、臨時でヴォーカルを担当することになる。
ビートルズの「バースデイ」を、ブルースブラザースのように踊りながらシャウトしたら、それまでお通夜のようにしらけきっていた客席が、嘘のように沸いた。
それで初めて、歌を歌うという事に目覚めた。

しかし、それからステージで歌うごとに現・舞天ドラムス担当の我が弟・Pacoから
「声質がヴォーカル向きじゃない。布袋寅泰みたい」
となじられた。
自覚していた。
確かに、俺の声は倍音に乏しい。
ヴォーカル向きの声質じゃあねえよなあ。
こもった声は、音痴が倍増して聴こえる。

ジェームス・ブラウンのような歌い方を、してみたかった。
2時間シャウトし続けても潰れない、強靭な喉。
自分の声が嫌いなので、より一層シャウトして歌った。
だが、それはシャウトではなく、ただがなっているだけだった。
声量の大きさだけしか褒められないようになっていった。

黄色人種の声帯は、黒人よりも白人に近いんじゃないかな。
だから、シャウトが下手くそだと、ソウルというよりかはハードロックやへヴィメタのようになる。
あんなにだせえものは、ない。
まずはそこから特訓だった。
ただ、その点は割と早く習得できた、というよりかは、俺の声帯が黒人に近かったのかも知れない。

とにかく、練習した。
NHK教育テレビで「ゴスペル・歌い方教室」をやっていた。
必死になって学んだ。
鎌田、あおむけに寝て、小さい声で歌ってみろ、音痴が治るっていうぞ。
当時の相棒・ギター担当加藤久直も、色々なところから練習方法を仕入れてくれた。
久直、今でも心から感謝しているぞ。

歌詞を、人に伝える。
しっかりと、分かり易く、伝える。
大好きなアッコちゃんこと矢野顕子は、お喋りするように歌う。
彼女の歌には、説得力があるじゃないか。
俺も摂りいれてみた。
あがた森魚の歌い方も、参考にした。
喋るように歌うと、喜怒哀楽を表現しやすくなる事に気づく。

忌野清志郎は、どんなに音響の悪いハコでも歌詞が聴き取れる、全くもってあり得ない、稀有の存在だ。
売れない頃は鏡を見て、口の開け方をチェックしながらヴォーカルの練習をしたと聞いた。
歌詞を受け手にしっかりと伝えるべく、もちろん、それも摂りいれた。
キヨシロー、チャボ、最も敬愛するヴォーカリスト達だ。

自宅での自主練習では、楽器の伴奏なしで歌い、それを録音して、聴き直す。
ビブラートの具合や、どこで音程がフラットになり、どの音域で裏声が汚くなるなどを確認し、もう1度歌い録音する。
それを繰り返す。
アーティストや職人というよりかは、アスリートの心持ちだ。
練習は、その人を裏切らない。
こうして、ようやくフツーのヴォーカリストと同じレヴェルにはなれたかな、と思えるようになったのがタカツカアキオとの運命的な出逢いからしばらく経ち2004年、トランキル・オーヴァーが4人組のバンド編成になり、がしがしとライヴを催すようになった辺りだ。

自分のアカペラを録音するやり方、そんな練習、2008年舞天結成時の40歳くらいまで行っていた。
今でも、ライヴが近くなると、昼間は仕事、帰宅して30分から1時間自宅で練習する。
モナーク三軒茶屋の皆はいい迷惑だろう。
普段でさえ自慢のオーディオで、CDやらラジオやらを大音量で聴きまくっておる。

気が付くと、俺のようなスタイルのヴォーカリストを見かけなくなった。
若手のバンドは、太い声を好まないようだ。
細野晴臣さんのように、心落ちつく低音の持ち主も見かけない。
俺の苗字はカマダだから、よく子供の頃「オカマダ」と言われからかわれたが、最近のヴォーカル、線の細いおかまのような声質、多いよなあ。
俺なんぞ、時代遅れってやつなのだろう。

まあ、いいさ。
真似できるもんなら、やってみな。

 

 

 

 

東京の音楽シーンを牽引せず、足を引っ張り続けるバンド、
舞天(ブーテン)、ライヴ、やります。

 

 

2017年7月29日(土)
下北沢 モナ・レコードにて
open 18:00 / start 18:30
前売¥2000 / 当日¥2300
当日は、先着20名に演奏全曲の歌詞カードを差し上げます。
前売券はモナレコード店頭・HP・電話にて発売中です。
住所・地図・電話番号は下記をご覧下さい。
HPはこちらよりお入り下さい。

 

 

mona records
東京都世田谷区北沢2-13-5 3F
TEL: 03-5787-3326
info@mona-records.com

http://www.mona-records.com/live/index.php

駅から1本道で、来られるんですが。
モナレコードまで、道に迷う人、結構、います。
なので、写真付きで分かり易く、道順、説明します。
ここを、覗いてみてね。

 

 

 


2017.07.22

コイズミクロニクル

文・鎌田浩宮

タカツカアキオ
の曲も
入っている、
小泉今日子さんの
3枚組アルバム。

 

 

高いけど、
買うでしょ。

 

俳優としての彼女もすこぶる素晴らしい。
「あまちゃん」は忘れられない傑作だったし、「スーパーサラリーマン左江内氏」も素晴らしかった。
何しろ「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー一族」の久世光彦にびっしりと鍛えられた素地がある。
俳優としてのエゴを出さず、作品のために、監督のために尽力する姿勢が素晴らしい。
でも、彼女のデビュー時を知っている者としては、歌手としてのキャリアを忘れない。
3年と持たない厳しいアイドルの世界で、一体どのくらいアイドルと言われ続けているんだろう。

僕の無二の親友にして、僕らのバンド・舞天(ブーテン)のメンバー・タカツカアキオの曲も収録されてしまっておる、小泉今日子さんデビュー35周年記念ベストアルバム「コイズミクロニクル ~コンプリートシングルベスト 1982-2017~」が発売された。
そう、これまでシングルカットされた全50曲をリマスタリングしたアルバムで、僕の買った「初回限定盤プレミアムBOX」には、ジャケット写真や彼女が当時書いた直筆の歌詞などが143ページにまとめられた「コイズミ図録」と、楽曲を提供した作曲家や作詞家らへインタビューした350ページ以上もある豪華本「小泉今日子と50のシングル物語」がついている。
めでたい、パチパチ。
通販サイトで予約していたので、発売日の前日に到着。

 

ビートルズの
アンソロジーシリーズ
のようで。

 

おお、タカツカさんへのインタビュー、載ってるではないか。
僕が知らなかった事も、多く載ってるぞ。
・公募を見てこの曲を送った際に、採用される自信はいかほどだったか
・なぜこの曲がシングルカットされたのか
・なぜアルバムとシングルではアレンジがかなり異なるのか
いやあ、知らなんだ。
ここにその秘話を書いちゃいたいけど、皆さん、買って読みなさいね。

 

そこに
いた
こと。

 

ちなみにタカツカさん作曲「Nobody can,but you」は5ページ割かれているが、彼女の代表曲「なんてったってアイドル」は11ページ、「潮騒のメロディー」は15ページも割かれておる。
こりゃあ、全文読破、時間かかるど。
kyon2本人も、先日放送された特番「小泉今日子のオールナイトニッポンGOLD」で、自分が確かにあの時そこにいたのだという証しになるる本とフォト集だと言っていた。


(53分37秒から、このアルバムについて語っています)

 

メロディーの
素晴らしさが、
際立つ。

 

タカツカさんの曲はもちのろんのこと、kyon2の曲、本当にいい曲、多い。
当時アイドルとして曲も良質とされていた中に中森明菜・松田聖子がいるが、僕の好みは圧倒的にkyon2だ。
kyon2は旧態依然としていたアイドルという「偶像」をぶち壊して歩み進んでいたから、当時から曲も冒険的と言われていた。
今聴くとそれらのメロディーは素晴らしいものばかりで、1つの曲として親しめる。
筒美京平作曲の作品が多いのも驚きだった。
筒美は当時、あちこちのアイドルに最前線で曲を書きまくっていたから、逆に言えばアイドルもののド定番、平凡、凡庸というイメージがあったからだ。

 

アイドルで始まり、
アイドルへ戻る。

 

僕は歌謡曲マニアでも、アイドルオタクでも、ない。
kyon2の熱心なファンというわけでも、ない。
僕にとってのアイドルというのは、小学3~4年の頃人気絶頂だったピンク・レディーしか存在しない。
それまでビートルズファンだった僕は突如狂ったようにピンク・レディーを拝み始め、小学5年にはもう拝むのを止めYMOの虜になっちまうのだから、その2年間というのは真に濃密なものだった。
したがってkyon2の曲もアイドルのファンとして聴いたものではなく、すこぶる冷静に当時から耳にしていた。
そんな僕でも、タカツカさんがkyon2に絡んでいたという事を差し引いても、いい曲だと思うのだ。

 

不死鳥。
その姿勢。

 

デビューから4枚目のシングルまでは、正統派アイドル楽曲。
その頃はもちろんCDではなく、ドーナツ盤と言われた45回転のEPヴァイナル。
kyon2曰く、当時は卓も24チャンネルしかなく、ピンポン録音をしていたそうだ。
そこから先駆者として様々な曲を歌い、とがるところまでとがり、ドラマ「あまちゃん」挿入歌「潮騒のメモリー」でアイドルとして不死鳥のように甦り、チャート2位を獲ってしまうという。
アイドルで始まり、アーティストとして駆け抜け、アイドルに戻っていくという。
35年間、一線級でいるという。
日本のアイドル史・歌謡曲史の中で、多くのページを割く存在という。

最後に、先の曲のレコーディングに立ち会った時のエピソードを記しておこう。
アマチュアの作曲家であるタカツカさんは、コンソール室にいても居場所がなく、ただひたすらスタッフの邪魔にならないよう隅っこにいたそうだ。
その時、kyon2が声をかけてくれた。
どうぞこちらにお座り下さい、と。
作曲家にアマもプロもない、丁重にもてなすべきだという彼女の心遣い、アーティストとしての姿勢。
その姿勢は、1人の人間としても素晴らしいものだ。
タカツカさんは痛く感激したという。


2017.05.17