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オーツカ
「THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN’」
そもそも、イマワの際に何を思うのか。ひと月後の事すら分からぬ矮小な身を持ってしては想像もつかぬところにして、つまるところ、その時の気分が分からない以上は、何を聴きたいかなんてことも分からない。
なにやら、このお題自体が、安らかに死ぬのが前提にあるよーな気がしてならないけれども、世に未練を残しつつ無念のうちにのたれ死ぬのか、家族やらに看取られて安らかに逝くのか、寝てるうちにポックリと逝くのか、死に様によっても無論、答えは変わるに違いない。化けて出そうな死に様に際して、安らかで綺麗な曲とかかかってたらば、自分が死ぬことよりも寧ろそのことがムカついて仕方がないかも知れない。と、そんなことをツラツラと思いつつ、世に、そうしたどうでも良いよーな情念やら何やらを全て吹っ飛ばして、その時その時の状況を素直に受け入れちゃえばいーかも~、とかいう気分にさせてくれる曲があるのならば、そういう曲こそが、最期と言わず、色々な節目節目において必要なのかも知れないですねぇ。
で、そうした視点から考えて見るに、個人的なところでは表題の曲。ディランて、なんだかどーでもいい気分になるんですね、聴いてると。中でも初期のシンプルでフォーキーなところが。ジョン・レノンが感じていたよーに、ビートルズ派で来た人間には、ある意味、あっちの世界の仙人、みたいな雰囲気のあるディランさん。此岸ではなく彼岸なディランさん。丁度、来日とかしてましたしいーんぢゃないでしょーか。2010年4月記。
2010.06.23Column&Essay
