2012年8月16日(木) You can do magic

写真/文・鎌田浩宮

日本
では
最後
か?
ビーチ・ボーイズ
ライヴ、
タカツカアキオ

行って
きました。

※毎度毎度ですが、最初の部分のみ、
首相官邸デモの記事のパロディーになっています。

電車の中、混み合っている。
お盆明けの、平日、午後。
これ、皆、ライヴへ行くのか?

三軒茶屋から、1時間15分。
すんごく、遠いのだ。
千葉県、海浜幕張駅。

駅から、すごい人波が続くです。
人波渋滞です。
前、進みませんです。
かなり歩いて、着いたです。
千葉ロッテマリーンズのホームグラウンド、QVCマリンフィールド。

ビーチ・ボーイズが、奇跡のフルメンバーで、しかも新作アルバムをひっさげ、ワールドツアー。
これは這ってでも行かないと。
もう、観られない可能性が、高い。
ドナルド・ダック・ダンの時は、心から後悔したから。

夏休みさえもらえなかったタカツカアキオも、半休取って参戦。

前座、1バンド目は
(なんと前座が2つもあるのだ。本編が短くならないか心配だった)
追加で急遽決まった、星野源。

ううむ。
星野源自体は嫌いじゃないんだが、ビーチ・ボーイズとは音楽性が違い過ぎて、前座には適してない。
本人もMCで、
「暗い曲が続いてすいません」
とか言ってる。

午後4時半から30分ほどの演奏。
まだ来ていないお客さんも多かったが、好意的な拍手もそこそこあった。
本人も、「pet sounds」か「smile」のボックスセットを大切に持っていると言っていた。

【演奏曲目】
1.ひらめき
2.くせのうた
3.老夫婦
4.茶碗
5.夢の外へ
6.くだらないの中に
7.フィルム

どうせなら、星野源のソロじゃなく、サケロックで出ればもっとマッチしたんじゃないかい?
と、タカツカさんと話してました。
↓は、僕がサケロックで1番好きなアルバムです。

約30分のセットチェンジがあって、午後5時半。
2つ目の前座は、2人組のデュオ、アメリカ。
お客さんも、増えてきた、声援が、大きくなってきた。
アメリカを楽しみに来た人も、多そう。

僕は、中学生の頃観ていたベストヒットUSAでこの2人を知ってたんだが、タカツカさんは全く知らないそうで。
タカツカさんは僕の何倍も音楽に詳しいので、意外でした。

その全く知らないタカツカさんからすると、名前で相当損してるよね、とのこと。
それは、うなずけます。

ステージの背後には大きなスクリーンがあって、ベトナム戦争の映像など、「アメリカ」の暗い部分を映し出してます。
そういう意味も含めて、郷愁としての今はなきアメリカを追っているバンド、なんでしょうね。

今でもその精神があるのなら、イラク戦争など、現代アメリカの暗部もスクリーンで流してほしかったです。

それでは、ライヴで印象に残った曲を紹介しましょう。

「風のマジック(You Can Do Magic)」1982年
いわゆるAORなんだけど、メロディーが良質で、当時から耳に馴染んでました。

ライヴでは、ややアップテンポだったのが残念。
 

「ヴェンチュラ・ハイウェイ(Ventura Highway)」1972年
ジャネット・ジャクソンがイントロをサンプリングしてますね。

今回のライヴヴァージョンよりも、原曲の方がいいかも。
当時のサウンドを今に再現するのは、難しいんです。
エレピ1つとったって、デジタルサンプリングになってるんだもんね。

 

「名前のない馬(A Horse With No Name)」1972年
なぜ、こんな古い曲を覚えているんだろう。
発表当時はまだ4歳なので、リアルタイムではないですね。
實おじさんちで、FENで聴いたのかなあ。

【演奏曲目】
1.Tin Man
2.You Can Do Magic
3.Don’t Cross The River
4.Daisy Jane
5.I Need You
6.Ventura Highway
7.Cornwall Blank
8.Hollywood
9.Woman Tonight
10.Only In Your Heart
11.California Dreamin'(The Mamas & the Papas cover)
12.Lonely People (w/Christopher Cross)
13.Sandman
14.Sister Golden Hair
15.A Horse With No Name

約1時間のステージ。
少ないサポートメンバーなので、皆が楽器をとっかえひっかえして演奏。
ベースの人がキーボードを弾いたり。

途中、クリストファー・クロスがゲスト出演してびっくり。
豪華です。

さあ、次週はビーチ・ボーイズを紹介しますよ。


2012.08.27