第七十七夜:「仰げば尊し」

先週、息子の小学校の卒業式がありました。
天気の良い日でした。
まだ冷える体育館の中、緊張して歩く息子の顔にニヤニヤしながらも、
校長先生の御言葉、在校生の言葉など続いていく式に、
 
 
ああ 本当に もう 卒業しちゃうんだな・・・
 
 
と、思ったらなんだか泣けてきて。 親バカですね。
昨年までの卒業式の曲が大不評で親御さんから歌わせてくれとの事で
定番の「仰げば尊し」が歌われてました。
子供達の声はまるで天使のようで、心地よくて。せつなくて。
息子の卒業式なのに、ちょっと自分の時を思い出し、
それでもうるっとしてしまったり。
 
 
卒業生の挨拶は時代を映すものでした。
震災で色々知ったということ、沢山の人が亡くなったこと、
これからの日本は僕らが支えていくということ、
なにを学んだらいいのか、なにを実践していけばいいのか、
いつもいつも、自分に問いかけていく。 僕らはあきらめない。
そんな言葉だったと思います。
もう、小学生だけの言葉ではありませんでした。
  
 
 
 
 
旅立った夫へ。
鉄郎も無事小学校を卒業でき、中学生にしてもらえるそうです。
ホッとしました。あなたもそうでしょう。
大きな問題も起こさない良い子になりました。
あなたに似て、すこし天然でぼけぼけしてるのが気がかりですが、
それも次第に落ち着いていくのでしょう。 いや、して欲しいです。
わたしの力だけでは鉄郎のすべてを、これからを、
守りきる事はできないのでしょう。 それが悔しいです。
だから、どうか、ずっとずっと、鉄郎を見守っててあげて。
無事に、鉄郎があなたと同じ歳になれたら、
わたしは本当に幸せです。
ま、まだまだ大変な頃はつづくからしんみりしちゃいられないね。
鉄郎にはこれからもっともっと大暴れして欲しいよ、わたしゃ!
だからよろしくねダンナ!
ちなみに「仰げば尊し」の意味、鉄郎ぜーんぜんわかんないってさ(笑)
 
 

 
 
仰げば 尊し 我が師の恩
教の庭にも はや幾年
思えば いと疾し この年月
今こそ 別れめ いざさらば
 
 
互に睦し 日ごろの恩
別るる後にも やよ 忘るな
身を立て 名をあげ やよ 励めよ
今こそ 別れめ いざさらば
 
 
朝夕 馴にし 学びの窓
蛍の灯火 積む白雪
忘るる 間ぞなき ゆく年月
今こそ 別れめ いざさらば
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2012.03.28