第44話「海開き!スッチーと合コン!?の巻 〜前編〜」

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「うーーーーーーーー、アタマイタ…」

「おきた?そこどいてくんない?会社いくからさ」

「うーーーーーーーー、つめてーオトコだ、出世などそれではできぬぞよ」

「大きなお世話だから、ちょっとどいて!邪魔」

「ミズクデーーーーー、そしたら考えてやってもいい」

「いやだね、かってにしてなさい、さよなら、オレは会社に行く」

「とのーーーーーーー、そんなごむたいなーーーーーーーーー!」

「ふーん、オマエもご無体なんて言葉知ってんだ?」

「みとこーもん」

「あと、ごむたいさんは、もたいまさこのキョーダイ」

・・・。

「もういいからどけ…」

昨日酔いつぶれて帰り、そのまま玄関で寝ていたカノジョをまたぎ

靴をはいて外に出た

ちょっと、放置はかわいそうだとも思ったが、甘やかしてはいけない

などと、どうでもいいことを考えながら駅に向かう

am7:45外は “ピーカン” だ!

海でも行きたいな、そう思いながら、目黒駅から満員の山手線に乗車する

“うっ、アセクサ”

満員電車の中、誰とは特定出来ないが朝から汗の臭いが鼻を突く…

ますます、このまま会社などいかず、海にでも行きたいと思う

・・・。

海か・・・。

そういえば、ボクのカノジョは一足先に沖縄バカンスを3週間も楽しんでいる

そう、連絡もなしにね!

おれにだって権利はある!

よし、今週末は海にいく! そう、心に誓った。

会社につき、通勤でかいた汗を拭いていると、

まさしくドンズバで、海へのお誘いが!

同僚からの誘いだった

「なあ、今週末さ海いかねーか?俺の彼女が友達も誘うっていうから行こうぜ!」

うーん、それって一種の合コン?コイツ(同僚)のカノジョって、

確か自慢のCA(キャビンアテンダント)だったよな!

今朝の通勤途中のどこぞのオッサンの汗が、

いまコイツのこのひと言でコパトーンの香りに変わった

「行く」

同僚に、ひと言でそう伝えた

ボクの夏は、今この瞬間海開きとともにはじまろうとしているw

はっきりいって、楽しみだ!カノジョにはモチロン内緒だな!

続く

2011.07.14