- 2013.12.19:第118話 第5章「パパになる?」の巻
- 2013.06.29:第117話 第4章「ろんどんからの浅草、なう」の巻
- 2013.06.23:第116話 第4章「London Calling? そんなのあったよね?」の巻
- 2013.03.28:第115話 第4章「ノッティングヒルのカノジョ」の巻
- 2013.03.21:第114話 第4章「ロンドンの春はまだ遠い」の巻
- 2013.03.15:第113話 第4章イングリッシュブレックファーストの巻
- 2013.03.07:第112話 第4章「パインツとクリスプス、そしてプール」の巻
- 2013.02.28:第111話 第4章「さよならクリス、そしてこれから」の巻
- 2013.01.31:第109話 第3章「カノジョの香りのする部屋」の巻
- 2013.01.03:第108話 第3章「煩悩の鐘が鳴り響く」の巻
サブ・コンテンツ
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第110話 第4章「ロンドンの曇り空な朝」の巻
カムデンから北へプラプラと坂を上る
チョークファームというノーザンラインの駅近く
そこがカノジョの住む街だ
大通りから左に曲がって一本目の袋小路
英語ではミューズというらしい
3階建ての建物の一室
ストゥディオ(Studio)と呼ばれる部屋で生活をしている
築100年?
内外共に古びた建物ではあるが
部屋の中はそれなりの空気感があるのが
なんともイギリスらしい
備え付けの調度品も日本にはない重厚感が漂う
奥まったミューズの一角だけに
車の音も街の雑踏も感じない
ただただ静かな時が流れる
「モーニン!おきたの?」
「うん、よく寝た」
ただ残念なのが外は薄曇り
今日も太陽は顔を見せない
それが、いつものロンドンなのだろうけど
「モーニング作ってあるよ、パンだけ焼いてね。もうアタシガッコウいくから」
「ありがと、じゃあね、いってらっしゃい」
朝はもちろんミルクが主役のイングリッシュティー
いつものトーストとカリカリベーコン、
マッシュルームがクセになるジューシーさだ
そう、ボクはいまロンドンにいる
2013.02.07
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