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浪日記31 あれから5年
写真/文・鎌田浩宮
2011年12月2日に旅立ってから、もう5年になるんですね。
早いです。
ようやく僕のジンセーは軌道に戻った気がします。
2回のライヴに、福島の映画の続編も完成・公開、定職にありつくこともでき、世の中はどんどん悪くなる一方ですが、僕個人は恵まれすぎた1年です。
しかし、浪とは10歳も年が離れている、浪の子供のような存在だった、ひなが旅立ちました。
11歳でした。
浪は17歳半まで生きましたから、その早さが分かるでしょうか。
ひなは親が飼っていて、僕は毎日会う子ではなかったので、浪の時ほどの悲しみではないんですが、原因不明の死というのはつらいものです。
育て方の何が間違っていたんだろう?
この思いがずっとつきまといます。
浪の命日に話を戻します。
2014年の時は、映画の上映で1人広島にいたんですね。
その時初めて気落ちせずに命日を過ごせました。
しかし、2015年はまたつらくなりました。
今年は大丈夫かな…不安でした。
仕事へ行く前に、大友太郎君が創ってくれた浪の映画を観ました。
浪の仕草、泣き声、いろんなことを思い出させてくれました。
浪はいつも僕を見つめていました。
その事に驚きました。
ひとしきり泣くことができました。
まだ浪を思い泣けることが、なぜか嬉しくもありつつ、会社へ行きました。
会社へ行くと仕事に忙殺され、浪の事を思い出すこともなく夜になり、仕事を終え帰宅しました。
浪は今、どこにいるのかということをよく考えます。
死んだのだから、どこにもいない。
仏教で言えば、輪廻転生で、何かに生まれ変わっているかも知れない。
もし生まれ変わっていたら、また僕の目の前に現れてくれないかな。
そんな事を考えながら、今日も仕事へ行くのです。
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