EPSTEIN TALKS ABOUT FUTENMA#24「参院選で、沖縄の意外な結果。」

7/21(水) 0:18am 知枝

バーニー・フランク氏の海兵隊不要論については、こちら沖縄では報じられているものの、本土ではほとんどスルーされていますね。

沖縄と本土の情報格差は、広がる一方。

と、悲観していても仕方がないので、フィルターをかけられる前の“真の”情報を知らせようと、ツイッターやmixiを使って情報拡散させています。まずは、できることから少しずつ

さて。先日の選挙ですが。(編集部注:7月に行われた参院選にて、沖縄県では自民党現職の島尻安伊子氏が当選となった。)

「参院選で沖縄は全国で最低投票率。そしてかつては辺野古移設容認の自民党が当選。その理由は?」

結果だけ見ると「残念」の一言です。

しかし、このことで沖縄を批判する声には断固、異議を唱えたい。

基地反対派の候補者を一本化できなかったため、票が割れてしまったこと。
当選した自民党候補者も、選挙向けとはいえ基地反対を表明していたこと。そして、基地問題を避けた巧妙な騙し選挙運動を展開していたこと。

全国で最も低かった投票率についても、一方的に県民を責められない事情もあります。

今まで長きに渡って自民党に踏みにじられ、今回は民主党に裏切られ、失望と諦めが蔓延してしまった。
もちろん、だからといって投票に行かなかったことを正当化するつもりは毛頭ありませんが、様々な背景を無視した批判には、ちょっと待ってよ、と言いたい。

民主党が沖縄選挙区から手を引いたことで、争点となるはずの「普天間基地移設問題についての審判」を下せなくなったことも、投票率低下の原因だと思います。

今後は「自分達の手で、自分達の未来を創り出す」という意識を、広めていきたいです。

そして、自民党候補者が当選したことばかりが報じられていますが、沖縄県民が比例区で最も多く投票したのは、基地の県内移設に反対した社民党だったのです。

つまり、いまでも沖縄県民の大半は、基地の県内移設に反対しているということ。

こういうことは、本土のマスコミでは報じられていないでしょうが。

もう、TVも新聞も信用できない。真実は、自ら探し出して見つけなければ。
報道を鵜呑みにするのではなく、様々な角度から見て検証し、どの情報が正しいのかを見極める選択眼を、それぞれが育てていく必要があると思います。

追伸ですが、以前のやりとりの中で出てきた「コザ暴動」は、「コザ蜂起」と言い換えていただきたい。
虐げられ差別され、無視され続けた民衆が、権力に対して勇敢にも立ち上がった出来事です。

単なる「暴力」で片付けてほしくない。なので、「蜂起」で!

2010.10.30