EPSTEIN TALKS ABOUT FUTENMA#25「目取真俊の、小説。」

7/21(水) 1:10pm 鎌田浩宮

知枝さん、ありがとうございます。

これからは「蜂起」と言い直しますね。
うん、これはいいネーミングだ。

バーニー・フランク氏の海兵隊不要論に対しての
目取真俊さんの日記もとてもいいので
ぜひお読みくださいね。

「戦争。自然崇拝。沖縄を実感できる目取真俊の小説は必読ですよ」

俊さんの小説のほうもいいんですよ!
アメリカに虐げられ続ける沖縄を
沖縄の素晴らしき伝統である自然崇拝と絡めて織り成す小説群は
ぎりぎりの極限状況から奇跡的に生まれるファンタジーです。
(編集部注:1997年、代表作「水滴」は芥川賞を受賞。)

さて、参院選。
那覇在住のうちなんちゅの友人にも聞いてみたのだけど
「立候補者の誰ももう信用できない、
これ以上振り回されるのはコリゴリだ、
というのが一般県民の本音なんじゃないかなあ」
と言っていました。

この言葉、ひどく痛く心に突き刺さります。
だって、
もし僕が沖縄県で参政権を持ったとして
同じ事を考えるんじゃないだろうか
と思ったからです。

社民党は発言権を利用するために
連立しながら闘ったほうがよかったのかも知れないのに
連立から離脱し
少数意見とされて常に国会で勝てない、いつもの野党に戻ってしまった。

いえ、
僕は社民党を責めている訳ではないんです。

ただ、
誰に投票しても
確実に沖縄を守ってくれるかどうか判らない状況。

それは東京にいる僕とて同じで
誰に投票しても普天間問題を解決してくれる人物を
見つけるのが困難なんです。
(ちなみに内地でも、社民・共産は、辺野古NOを掲げています)

ですから、知枝さんの言うこと、
とても共感できます。

最初に戻りますが
俊さんは、政治家に頼ることなく
僕らが動けばいいんだ
ということを日記に書いています。

2010.11.06