都知事選を井戸端会議しましょ。#6「re-beginning」

構成・鎌田浩宮

エプスタインズ
の参加者が
都知事選
の感想を
送って
くれました。

 

akeybo
(沖縄・石垣島在住。「EPSTEIN TALKS ABOUT FUTENMA」担当)

感想。
舛添さんの演説何人が見に行ったのか、当選を誰が喜んでいるのか。
さっぱりみえません。
都民の政治への無関心?
じゃあ細川さん宇都宮さんの演説に連日何千人も集まってたのには?
ここまで不自然が連続すると上流での仕様変更を疑ってしまいます。
不正選挙以外考えられません。

 

 

梨乃
(東京都在住。エプスタの様々な記事を執筆)

かまちょ仙台に行ってるんですね
東京は本当にすごい雪でしたよ!
都知事選…さっき投票してきました。
最近選挙のたびに失望して、選挙ブルーなんですよ~
結果次第で書きたいですが
それこそ結果次第で書けないです…

 

 

福島民報 2月10日朝刊

東京都知事選は9日に投開票され、舛添要一氏が初当選した。候補者16人の中から、たった1人選ばれた「福男」といえそう。都民約1300万人をけん引し、6年後の東京五輪の開催準備を進める。
選挙戦は原発をめぐるエネルギー問題が争点となった。にぎやかな議論が巻き起こったが、原発事故に苦しむ被災地と避難者を思いやる言葉は少なかった。本県は首都圏で使う電力の3分の1を長年にわたり送り出してきた。候補者は歴史を知っていたのか。少し不満が残った。
福島市の信夫山で、信夫三山暁まいりに合わせ「福男福女競争」があす行われる。高低差160メートルの急坂を駆け上がる。1・3キロ先の羽黒神社のゴールに先頭で飛び込めば、1年の幸せが約束される。昨年を約170人上回る男女約300人が走る。江戸時代から300年以上続く伝統行事に新たな魅力が加わった。参加者は全力疾走し、復興に向かう本県の元気を発信するだろう。
東京五輪に向け、県は関連事業の推進本部を設けた。世界中から集まる人に、はつらつとした県民の姿を見てほしい。新都知事様-。これまでのお礼に、福島が脚光を浴びる舞台を用意できませんか。

 

 

河北新報 2月10日朝刊

会津若松市の仮設住宅に避難する馬渕和年さん(68)は残念がる。今回の結果で、福島第2原発が再稼働しないか心配する。第1原発とは違い、第2原発の廃炉は決まっていない。都民の選択に『原発が争点と騒いでいたのは、福島の我々だけだったのか。こうしてどんどん忘れられていくんだ』と声を落とした。
新潟県の東電柏崎刈谷原発も、東京に電力を供給してきた。原発反対刈羽村を守る会会員の武本和幸さん(64)は『地方を犠牲にして、東京だけ繁栄するのは無責任。反原発票の重みも感じるべきだ』と批判した。(以上、記事より抜粋)

 

 

鎌田浩宮
(ダメダメ編集長)

期日前投票を済まし、東北で過ごしています。
被災地へ行って、東京の大雪よりも積もった雪を、地元の人と雪かきをし、ご飯を食べ、一緒にコーヒーを飲み、お喋りをして、温泉でとろけるほど心地よくなって。

東京の皆さんがテレビで観ている選挙特番は、さすがに東京ローカル局のMXテレビでの池上彰さんは観られないものの、ほぼ同じ番組を観る事ができて、びっくり。
多摩市は誰に何票入ったとか、そんな都民にしか分からない様な地の詳細な情報まで放送され。
今朝、NHKに舛添が生出演しているのも、さっきまで観ていました。

これはつまり、一地方選という位置づけでも、今回の脱原発を争点とした選挙が、日本中の関心を集めていたか、の証しです。

そんな事を知る事ができ、開票当日を東北で過ごせてよかったなと思っています。

仮設住宅も見ました。
あまりに狭い部屋。
そこで東京五輪を観る事になるかも知れない不安。
工事をする人も材料も、被災地ではなく東京に集まってしまって復興が遅れている現実。

東北の地元紙が、社説などでこの選挙について書く事でしょう。
皆さんもネットなどで読んでみて下さい。
東北に原発があるのは、東京に電気を送るため。
そんな都民が、クリーンなエネルギーによる電気を使いたいと言ってくれれば、東京都は東京電力の大株主でもあり、暗澹たるこの国を変えられる。

そんな思いを無視した投票率の低さ。

そんなに安全だというならば、東京に原発を造ればいいじゃないか。

今日から福島・相馬へ移動します。
底でも感想を訊いてみますね。

結果としては、ウツケン、細川さんの票を足せば、舛添との大接戦。
もし1本化していれば、新聞やテレビでは
「舛添かろうじて辛勝」
の言葉が躍り、どれだけ都民が脱原発を意志し、良識を示せた形になったのに。
それどころか、この大きなうねりは縮小することなく、拡大さえしていく勢いを増したでしょう。


2014.02.10