2012年10月29日(月)、防衛庁前オスプレイ抗議、行ってきたど!

取材/撮影/文・鎌田浩宮

今回
は、
エプスタ
の、
独占取材報道
ですど。

文字、小さいけど、クリスマス関連の中吊り広告です。

キャマダ、徘徊癖、治らず、か。

地下鉄東京メトロ有楽町線市ヶ谷駅は、転落自殺防止仕様です。

国会議事堂前駅や大手町駅とは違って、学生街でもあるからして、
柔らかい雰囲気です。

 

沖縄、
好き。
友達
も、
いる。
だから、
いやだ。

 

おっさん、原発の他に、も1つ、どうしても許せないこと、ありまして。

米軍基地が沖縄に集中していること自体、昔っから許せないんだけれど、
そこにきてオスプレイの沖縄への配備強行、
女性強姦事件。

エプスタは、2010年の創刊当時から
普天間基地の辺野古移転に反対し記事も連載していたくらいなもんで、
あんまりにも腹が立って、いても立ってもいられなくなり、
こりゃあ東京でも抗議活動がないと駄目だぞ、
沖縄の人だけが孤立して抗議してるのはひどいじゃねえか、
と思い、あっちこっち探したら、ようやく見つけて。

 

【オスプレイ・沖縄基地に反対、全ての戦争政策に反対!
防衛省連続抗議アクション】
http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20121009/1349749574

毎週月曜18時より(次回11/5は18:30より)防衛省正門前にて

で、行ってみたのであるが、開始時間を過ぎても、誰もいないんです。
あれ?中止になったのかなあ。
デモが盛り上がりすぎて、先週逮捕者が出たとか?

防衛省、正門前。

 

やっと、
見つけた。
内地での、
定期的
デモ。

 

開始予定の午後6時を10分ほど過ぎ、
そろそろ帰ろうかな、と思った頃、ようやく主催者を発見。
拡声器の到着が遅れていることが理由だそうです。

その間、色々話を聞きました。
10月に入ってから定期的に毎週月曜開催するようになり、
先週は20人ほどの参加者があったとのこと。
おそらく都内で定期的にデモを行っているのは
この集まりだけだろうとのこと。

あくまで団体としてではなく、有志として活動する彼らは
それ故にこのためのブログやサイトを持っておらず、
首相官邸前の反原発デモのように
ネットを通して口コミが広がっていかないようです。
そんな彼らはとても若く、20代から30代前半とお見受けしました。

午後6時半頃、ようやく開始。
正門前にてシュプレヒコール。
この時点で、参加者は10人前後。

防衛省に勤めている人の帰宅時間と重なり、
多くの人が門から出てきます。
定時で帰れる人、こんなにいるんだ、官庁は羨ましいなあ!

上の映像にも出てくる、この写真のメモを取る人は公安ですね。
スピーチやシュプレヒコールの内容を、事細かくメモしています。

僕らの近くで、バスを並んで待っているふりをして、
抗議活動をチェックしている公安。

僕ら参加者より、人数、多くないかい?
まるで売れていないミュージシャンのライヴみたい。
公安、ずいぶん大げさなのは、なぜかなあ。

ビラ、
受け取る、
職員
たち。

 

嬉しい驚きだったのは、
主催者の配るビラを受け取る防衛省関係者が少なくなかったこと。
もちろん、ほとんどは拒否して通り過ぎるんだけど、
ごく稀に、自分から手を出し受け取ろうとする人さえいました。

防衛省は官庁の中でも、昔からデモの多い省庁だったでしょう。
数十年の間、市民の意見に耳を貸さず、粛々と職務をこなさないと
自分が自己矛盾に押し潰されてしまうでしょ?
それでも、こういった世論を隔絶せずに働いてる人、いるんだなあ。

もちろん、善意ではなく、ウラがあって
ビラを受け取る人もいるんだろうけどね。

主催者のスピーチによると、ビラに嫌悪して怒る人もいるそうですが、
ビラを受け取らないようにと強いている組織でも、ないわけです。

そして7時半になりました。
主催者が、オスプレイ沖縄配備撤回を求める文書を以前提出し、
防衛省へ文書による回答を求めていたのですが、
その約束の時間だそうです。

こんなに小さな集団へいちいち顔を出すのかと思っていたら
防衛省の職員、ちゃんと時間通りに出てきました。
ここまで行動を実現させている主催者に、拍手。
反原発デモの首相官邸の中からは、誰も出てこないもんね。

しかし結果は、文書による回答はできないという返答でした。

主催者の抗議を、神妙な顔で聞く職員の映像。
表面的な演技かも知れないが、向こうも表情は真剣。
もっと偉そうにふんぞり返った奴が出て来るのかと思ってました。

この時点で、主催者・僕ら参加者含め総勢20人弱。

そして新たに請願書を渡しました。

東京
は、
始めた。

 

段取りは悪く、
デモの進行も上手いとは言えない、
スピーチの内容に目新しい着眼点があるとも思えない、
でも、そんな「素人」が、
沖縄を愛し沖縄のために何かできないかと格闘している。

沖縄を「ひとりぽっち」にさせないために。

この日、取材に来ていたのは、なんとエプスタだけ。
だから、独占取材記事。

この記事を読んで下さる沖縄の皆さん、
僕には沖縄に友達が住んでいます。
そして、友達ができる前から、沖縄を愛していました。

だから、絶望するのを、もう少しだけ待って下さい。
ヤマトゥンチュも、こんな風に動いているのですから。

デモが終わった8時半頃はもう、寒かった。
今度はコートかブルゾン、必要かな。

11/4(日)には東京・芝公園にて14時より
辺野古への基地建設を許さない実行委員会・主催による
【全国集会 止めるぞ!オスプレイの沖縄配備 許すな!低空飛行訓練】
が行なわれます。
詳しくはこちらを見てみて下さいね。
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/NNBJ.html

この団体は、毎月第1月曜には、今回の主催者と共に
防衛省正門前など都内各所にて18:30よりデモを行い
毎回多くの人が集まっているようですぞ。


2012.10.30