EPSTEIN TALKS ABOUT FUTENMA#48「さらに読者と対論」

写真/構成・鎌田浩宮

反響、
ありました。

 

前回、Aさん(匿名希望)の「沖縄県民で住民投票をしたらどうか」というご意見と、それに対する鎌田の考えを掲載しました。
嬉しいですねえ。
それに対するご意見ご感想、いただきましたよ。
それでは早速、紹介しますね。
以下、お読み下さい。

やんぼうさん(沖縄県名護市在住)

仕事が増えるかは、確かに建設業関係者は一時的に増えるかもしれません。
目先だけの箱物は残念な結果になることを多くの人は知っています。
知事選の争点は”辺野古”です。
それ以外の政策に関しては前知事と変わらないと翁長知事は話していたと記憶しています。
衆院選も民意ですね。
全ての選挙区に於いて自民党議員を退けまいたから。
ただ 全国的に自民圧勝で自民党議員が復活当選してしまいましたが・・・。
県民は嘘をつく議員は許していません。
特に4区は自民優勢の地域にもかかわらず勝ちましたからね。

稲嶺ススム勝手連さん(沖縄県名護市市長を応援されています)

鎌田さんのおっしゃる通り、名護市長選や沖縄知事選、衆議院議員選と、今回沖縄の選挙では、明確に辺野古新基地建設反対が公約になった選挙戦でした。
選挙において公約は、一般的な約束以上の契約のような存在であると考えています。
まず、この選挙における争点である公約が何だったのか?が国民全体に正確に伝わったならば、より理解される人も増えるのではないかと考えます。
雇用や経済的な視点からみても、基地からの恩恵よりも、基地に頼らない政策によるものの方が非常に良い結果になっている事実が既にあります。(那覇市や読谷等の基地返還後の土地利用によるものです。)
基地による恩恵を受ける人も確かにいますが、本当にごく一部の方々です。

大友麻子さん

「辺野古ノー」を掲げたオール沖縄で選ばれた翁長知事だから、そこで民意は明らかだけど、その選挙結果すら無視するのだから、住民投票を顧みるとは思えないです。
国政に関することは地域の住民投票になじまないって言うと思う、間違いなく。

匿名希望の名無シーさんことエヌシーさん

住民投票と言う発想をここで持ち出すかどうか自体、沖縄の人々の自由じゃないかな。
我々県外の人間は沖縄の状況を憂慮しているけれど、彼らの決意を誘導し、仲違いに虫眼鏡をあてようとするのは、彼らの山や海を奪って基地を作った行為に近い分割統治のテコ入れみたいなことに見えます。
でも我々は他人ではないのも事実です。
高みの見物をしようという訳じゃない。
地方自治は重んじつつ我々同じ民衆を押し潰す力の排除には求められる力は貸したい。
でも親戚の家に上がり込んでいるまっとうな話の通じない居候を引きずり出すことが出来ないほど町内は荒れている。
それがこの世界の荒れ具合なんでしょう。
世の中を荒らすこの居候の集団は最初に奪った家を家主に返していないようなそういう連中で、正論で話すと馬鹿を見るはずです。
イエス・ノーと言う選択肢が必要なんじゃなく、ノーの中にどんないい方法があるか、そう言う知恵が求められている、そんな気がします。

内地の方からも投書があったの、嬉しいなあ。

ウチナーンチュ作家の目取真俊さんも書いていましたが、経済効果が本当にあるのなら、内地で誘致をする自治体が出てきてもおかしくはないんですよね。
そして、内地でも基地反対を訴えれば、民主主義もへったくれもない。
辺野古のゲート前や、海で抗議するカヌー隊の方々のように、アルソックの警備員や海猿の海保に暴力で抑え込まれます。
政府も全く耳を貸さず、首長が会いに行っても会ってくれない。

皆さんは住民投票について、基地問題についてどのように考えますか?
ご意見ご感想をお待ちしています。
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2015.06.01