2003年2月10日(月) 2manyDJs

文・弥生

前回ココに書いたご近所トラブルですが、
その後大きな進展(?)を見せまして、
警察のお世話になったりもしちゃったりして、
結局年内に引っ越すことと相成りました。。。

その後は、公私ともに別のプチトラブルも相次ぎまして。

……いやーしかし。
人生つーのは色々ありますな。
まもなく不惑の年になろうかと言うのに・・・全然休ましてくれないぜっww

ひとりの人生が「まるまるドラマチック」ってことはなかなかないけど、
どんな平々凡々な人でも、人生の中にはそのほとんどの時間を占める日常以外に、自分を変えるようなエポックメイキングなことがあって、それが

「分岐点」

になったりします。そこで考え方とかもガラっと変わっちゃったりね。

そうやって、人ひとりの人生とか性格っつーのは、生涯を通して
「こうである」っていう型みたいなものはまったくなくて、
いろんな事象のつぎはぎ、「コラージュ」でできてるんだろーなー
と思ったりして。

……というわけで、今回は「コラージュ」と言えばこの方々、

2manyDJs

です。
(うーわー! なんて強引w)

「ソウルワックス」からのスピンオフユニット「2manyDJs」は、
いわゆるエレクトロ系DJ。

彼等の特徴は、なんと言っても、もはや世代を超えたビッグネームの
アーティストの、これまた知らない人のいない代表曲を土台に、
独特のミキシング(マッシュアップ)でフロアを大騒ぎにするその手法。

なぜ 「フロアを大騒ぎ」 と言ったかと言いますと…

ニューオーダーの「Blue Monday」、
Beatlesの「Yellow submarine」、
スペシャルズの「Gangstarr」、
ダフトパンクの「One more time」、
メタリカの「ENTER SANDMAN」、
MGMTの「Kids」、
YMOの「ライディーン」         …などなどなど、

フロアでは、恥ずかしすぎてむしろ使わなそうなw
超が5つは付くポピュラーソングを大量に使っているので、
好き嫌いは別にして、ともかく誰でも楽しいっ!

なんだかんだ言って、「おなじみ」の音楽っていうのは、
そこにいる人全員が共有できているわけで、「盆踊り的シナジー」
があるんですよねw

そして、ご存知の通り音楽には版権など、複雑な「オトナの事情」があるので、こんな曲を多用したモノがCDになんてできるわけがなく、
結果「フロアを湧かせる」ことがメインになるわけなんですw
(それでも日本では一部CD化されているらしく、ある意味すごいけど!)

そんなワケで、今回は「この曲を聴け」的なご案内はできませんので、
興味のある方はYOUTUBEをどうぞw 動画がゴマンとありますので。

正直私も、オール系のライブに2manyDJsが出る時は鉄板で楽しいので、
他のメンツがショボくても得した気になったりします。
ま、このユニットはVJも楽しいので、CDがあるにしても
どっちみちライブで観るべきアーティストですねw

……コラージュって、「はたしてそれは“オリジナル”なのか?」という
議論(批判?)が常につきまとうわけなんですが、個人的には、
本当に完成度の高いコラージュは「リスペクト」とか「オマージュ」とか、
そういうヨコモジの言い訳なんかいらない、完全なる「オリジナル」だと思っています。

今回の2manyDJsしかり、横尾忠則しかり。

人生も、「完全オリジナル」じゃなくていいから、
「いい感じのコラージュだったなー」と、死ぬ時に思えたら、
わりとハッピーなのかもしんないっすね~w

というわけで。
今年も1年間ありがとうございました。

みなさま、よいお年を~


【編集長より】

とかく世間は、世知辛い。
弥生の家の足音さえうるさいと、
階下の住人が、警察を呼んじまう。

實おじさん家も、アパートだったんだぜ。
壁は、薄い。
隣人の物音は、一層気になる。
そうすると實おじさんは、うるせえなあとかんかんに怒りながら、
ごんごんごんと柱を叩いて、静かにしろと無言で伝えたもんだ。

でも、警察沙汰にするなんて野暮なこたぁ、
決してしなかったぜ。

今の時世は畳じゃなくって、フローリングだから、
物音が吸収されないで、直に伝わるんじゃねえかい?

さて、弥生の紹介した2manyDJsのマッシュアップ、
1曲紹介するよ。

ね?
ゴーインでしょ?
ビートルズとクラフトワークなんだもの。

では、最後に、僕の好きなマッシュアップを
ピンポンDJしましょ。

いいでしょ?
これは、CD化されてるよ。

2013.12.18