ヤツのオデコに一文字くれろ!第4回「芦田愛菜」

「煩」:竹原トモヒロ

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煩悩… 世間は愛らしい笑顔と思っているでしょう。まあ、そうでしょうけど。いつかはみな大人になって恋をしてHなこともしちゃう。そんなことを考えてしまう心ない私。ケーキ屋ケンちゃんの行く末…そんな連想をしちゃうのよ!

 

 

「尿」:タカツカアキオ

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多くの大人はには「こんな娘がいたら」、ちょっと歪んだ大きいお兄さんたちには「オレの…」とかいろんな妄想を生じさせているらしいのですが、まあ、そんなことも微笑ましく感じさせるほどの大活躍ぶり。
まだ7歳ってのもいまさらの驚きですが、世間の同世代にはまだおねしょなんかをしてる子もいますよ、この歳じゃ。
かたや排尿もコントロールできない子もいるくらいなのに、完璧な演技とは。すごいっす。

 

 

「人」:鎌田浩宮

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僕ですね、幼少の頃、
想像を絶するよーなナマイキな子供だったんです。
小学2年の時、当時僕は
母の弟夫婦に預けれらてたんですが、
夏休み、その妻(僕にとってはおばさん)の方の実家に、
皆で遊びに行ったんです。
つまり、僕とは全く血の繋がりのない方の家に
初めてお邪魔したわけで。

そこで一家団欒、
皆でテレビのニュースなんぞを観てたわけです。
ロッキード事件の報道が流れていました。
僕は腕組みしながら、ため息つきながら
無意識につぶやきました。

「田中角栄か。賄賂だなんてとんでもない野郎だな。逮捕なんて当然だ」

茶の間、騒然。
純朴な田舎の老人たちが入れ歯吹き出すほど、驚愕。
「この子、いくつだ」
「ませすぎだ。東京の子はどいつもこんななのか」
「気味が悪い。すぐに東京に帰ってもらえ」
「ふが!」
「げ!おじいちゃん失神したずら!」
「くそこの餓鬼」

複雑な家庭環境のせいで、
自分のことは自分で身を守らんといかん、
という意識があったかどうかは覚えてませんが、
IQがイジョーによかったのは確かです。
学校の成績も、
体育以外は全て◎、でした。

(嫌味ったらしいことばかり書いてすいません。
自慢げに思われるかしれませんが、
結局偏差値50ほどの大学にやっとこ一浪で入学し、
しかもそこを中退、
職を転々とし、
今や無職兼非社長。
人の生き方に、正解も不正解もないのですよねえ。)

愛菜ちゃんを初めてテレビで観た時は、
ナマイキでジイシキカジョーで
計算ずくのコビを売る子役が出てきたなと思ったんですが
見れば見るほど、
自分と重なるんですね。
原因は分からずとも、
平均値より何倍も速く
人格が成長するケースってあるんです。

こーゆー場合、
無理くり「子供」の概念にはめ込まないで
個として確立した「人」として
見てあげてほしいんですよ。
あの小さな頭で、
様々な事象を懸命に分析し判断し
「正解」ってやつを、導き出そうとしているんです。
大人と同じよーに。

ほら、今日も
マルマル・モリモリ!って
懸命になって
上手すぎる歌と踊りを披露してるでしょ。
愛くるしい以外の、
何者でもありません。

2011.08.09