私の2017年の十大ニュース 戦闘的ゴジラ主義者編

文・戦闘的ゴジラ主義者

 

 

おい、あれ見ろよ。
2017年だぜ。
たった2ヶ月前さ。

 

 


あゝ、2017年。
エプスタの、新春恒例企画。
社会の出来事と、自分の出来事を、ごっちゃに混ぜてランク付け。
鎌田浩宮とおおよそ40年来の知己、戦闘的ゴジラ主義者どのが選んだ、この年の世界の十大事件です。
例年通り、事件にランク付けをしたくないとの事で、1位2位ではなくして、アイウエオでの列記なんである。

 

 

 

 


大道寺将司の死

東アジア反日武装戦線のメンバーが獄死した。警察に逮捕された段階で人権は消滅すると、この国の人は思っているのだろうな。共謀罪も施行されたことだし、我が身に降りかかる問題としてぜひ考えてもらいたいけど、まあたいていの場合、自身がその立場になって初めて気づく。そん時ゃ遅いよ?

大道寺死刑囚が病死 東京拘置所(毎日新聞より)

 


トランプ大統領の就任

米帝の大統領なんて悪い奴に決まってる、だから誰がなろうがいちいち喜んだり悲しんだりする必要はない。と、思っているのだが、いや今回は駄目っぷりが突出していて唖然。もっとも、僕が住んでいるこの国は先進国中トップを切って極右政治家を首相にしているので他国のことをとやかく言える立場にはいない。首都の知事も「都民ファースト」とかトランプと似たようなこと言ってるしな。世界中に蔓延する不寛容の代表ってとこですかね。

 


イラク・クルド自治政府の独立、
スペイン・カルターニャ自治州の独立の圧殺

既存の国家は当然新しい国家の独立なんて喜ばない。後から民族自決を唱えても聞く耳なんか持ちはしない。けど、それはおかしい。権利ってのは先にやったもん勝ちじゃないだろ?(イスラム国の問題もこうした面から考えていいはずだ。サイクス・ピコ協定を問い直したら世界秩序が崩れると思っているんだろうけど、線を引かれた側の秩序は最初に崩されてるんだぜ?イスラム国の振る舞いを肯定するつもりはないけど、既存の国際秩序に対する異議申し立てであることを無視してはいけないと思う。)

サイクス=ピコ協定の解説はこちら

 


Me too

海の向こうの出来事、ではない。僕が身を置くこの国の社会運動の中でも同様の問題は起きている。社会運動は僕たちがこうありたいと思い描く社会の雛型でありたいと思っているが、実際には、現実の今僕たちが生きている社会を全く持って無残なまでに反映している。詳細はまだ述べられないが、今必死になって対応しようとしているところだ。ここに挙げた中で、僕の中ではこれが一番重く大きい。自分たちのこれまでの行いは一体何だったのかと思わざるをえない。

 

 

同じ小学校で机を並べ勉強しても、考え方は全然変わっちまうもんさ。
でも、彼は違う。
彼の物事への捉え方、昔も今も、俺はよく分かるんさ。

鎌田浩宮

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2018.02.03