都知事選を井戸端会議しましょ。#4「今回は、勝とうよ」

文・大友麻子/鎌田浩宮

大友さんと
僕の様な
世間で
ほぼ無名な
一庶民
が、
懸命に
熟慮し、
少しでも
いい世の中に
ならないかなあ
と、願いながら
語っています。

いよいよ
キンキュー連載も
終盤戦。

皆!
投票、行こうぜ。

 

2月1日、代々木公園での選挙フェスティバルに行きました。
大友麻子

そうだねえ。ほんとに一本化できなかった事は切ないね!
気持ちはあるのに、二分されちゃって…

という意味では、中核派のみなさま達が
鈴木達夫さんを擁立してきた時は、啞然としたよ!
自己満足できればそれでいいんか!って。

ちょっとでも票を割りたくないと思ってる一方で
旧態依然とした、こういう運動の派閥って、残念だなあと思う。

でも、土曜日の代々木公園での選挙フェスの時に
木内みどりさんが言っていたように
「今は、細川か宇都宮かと、脱原発派がいがみ合う時間がもったいない。
そうではなく、投票先を決めてない最大の塊、無党派層に
投票へ!そして、脱原発の候補者へ、という呼びかけをする」
という気持ちに切り替えていかねば不毛かもしれない。

フェスのラストのトークで、残り少なくなった観客を前に
マック赤坂さんが言っていた。
「僕に入れてとは言わない。でも、30%台とかいう投票率には危機感持ってるんだよ。だから、投票に行けよな!」って。

と思いつつ、今朝、事務所で毎日新聞を広げて
世論調査で安倍政権支持の都民6割と出ていて
なんか、クラクラしちゃいましたよ。

ほんとに、それでいいと思ってるのかなあ。
民主主義はもういらないと思ってるのかなあ。

世界一!って指を突き立てている舛添氏のギラギラした眼は
もう、ちょっと怖いです。

 

 

2人の候補者の票を合わせたら勝ったのに、という言い訳はやめよう。
鎌田浩宮

今朝(2月4日)の朝刊各紙に
載ってたと思うんだけど
ちぃと転載してみるね。

鎌田慧さんらが細川氏と宇都宮氏に脱原発候補一本化要求

スポーツ報知 2月4日(火)

脱原発を目指すルポライター・鎌田慧さんらは3日、都知事選で脱原発を掲げる細川護熙氏と宇都宮健児氏の両陣営に、事実上の立候補者統一を求めた。6日正午までの回答を求めている。

告示前にも立候補者一本化を呼び掛けた鎌田さんは、作家の落合恵子さんらと記者会見し「2人の脱原発票が当選者より多かったら歴史的悲劇」と訴えた。告示後は立候補が辞退できないため、いずれかに「選挙から降りた」と宣言してもらうことを想定している。

細川氏陣営の広報担当は「『脱原発で勝つ』との指摘はありがたい。対応は選対で考える」とし、宇都宮氏陣営は「あり得ない」としている。

もうね。
本当にそう思うよ。

三宅洋平君なんかも
細川・宇都宮両氏と対談したりして
どっちも頑張って盛り上がればいい
とか言ってるようだけど
それは楽観的すぎるよね。

舛添が勝利して
「ああ細川さんも宇都宮さんも健闘したね、一歩前進だね」
って笑顔でたたえ合う
みたいなの、見たくない。

自民・公明の与党は
どんなに主張が違えど共闘して勝つけど
野党がばらついて負け続けるの
いつもの繰り返しじゃん。

確かに
細川さんとウツケン(敬愛を込めて宇都宮さんをこう呼ぶ)は
呉越同舟だよ。

昨日の夜、
うちのポストに
ウツケン系からの
ビラが入っててね。

「細川さんは著書『日本新党 責任ある改革』にて、海外派兵を可能にする規定を加える実質的な9条改憲を提案」

とか書いてあるの。

そんな事まで
ほじくり出して言い出したら
1本化なんて
死んでもしないだろうな
とは思うけれど
こうして野党は
いつまでも負け続けるんだよ。

エヴリボデー!
冷静に考えてみようよ。
今回、ウツケンが当選する
と思うかい?

僕だって
ウツケンに投票したいよ。
彼の全ての主張に
賛同してるもん。
細川さんには
賛同できない主張もあるもん。

でも、
今回舛添が勝っちまったら
ここまで大きくなった脱原発のうねりは
瞬時に消えちまうんだよ。

先の
衆院選、参院選の
投票率と投票結果を
思い出そうよ。

政治不信ゆえの
低投票率。
だから、
福島や沖縄でさえ
自民の圧勝。

この流れは
今回も引きずったままのはず。
そんなに世の中
急には変わらないことも
頭に入れとかなくっちゃ。

自民がこれだけ
狡猾なんだから
僕らはより
狡猾でなくっちゃいけない。

2人の票を合わせたら
当選してたのに、
という言い訳は
やめにしよう。


2014.02.06