- 2022.04.26:震度6強だったので相馬へ行きました 最終日
- 2022.04.22:震度6強だったので相馬へ行きました 8日目
- 2022.04.18:震度6強だったので相馬へ行きました 7日目
- 2022.04.14:震度6強だったので相馬へ行きました 6日目
- 2022.04.11:震度6強だったので相馬へ行きました 5日目
- 2022.04.09:震度6強だったので相馬へ行きました 4日目
- 2022.04.07:震度6強だったので相馬へ行きました 3日目
- 2022.04.06:震度6強だったので相馬へ行きました 2日目
- 2022.04.04:震度6強だったので相馬へ行きました 1日目
- 2020.01.21:2019年の私ごと含めた十大ニュース 大友麻子編
サブ・コンテンツ
- 2023.03.26:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑦
- 2023.03.04:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑥
- 2023.02.26:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑤
- 2023.02.25:[Radio] walkin’ to the beat everlasting④
- 2023.02.19:[Radio] walkin’ to the beat everlasting③
EPSTEIN TALKS ABOUT FUTENMA#33「名護市長選、1人の県民の感想」
構成・鎌田浩宮
名護市長選挙が終わり、
早速在京の一部マスコミは
「稲嶺さんでいいのか」
的なネガティブ・キャンペーンを開始し
不安を煽っておる。
では
加害者であるアメリカでは
どんな報道なのか
というと。
1月21日、テレビ東京、早朝の経済ニュース番組「モーニングサテライト」では、アメリカから生中継でニューヨーク・タイムスの記事を伝えた。
朝6時すぎ、眠い目こすり、観た。
実際に紙面が映し出された。
稲嶺さんの笑顔の写真と共に、かなり大きく報じられている。
In a City on Okinawa,
Mayor’s Re-election Deals a Blow to Marine Base Relocation Plan
「基地移設に大きな打撃」
「およそ20年間決着のつかない移設問題は、
日米間に不和を引き起こしている」
「多くの沖縄県民にとって、基地は環境汚染と犯罪を引き起こす、
厄介なアメリカ人のシンボルだ」
(以上、ニューヨーク・タイムスの和約)
なあんだ。
全く、ネガティブキャンペーンではない。
在京の一部マスコミより、よほど客観的。
さて。
エプスタの
EPSTEIN TALKS ABOUT FUTENMA#27
「那覇の友達と、知事選前のお喋り。」
にて、大田元沖縄県知事へのシンパシーを話してくれ、
EPSTEIN TALKS ABOUT FUTENMA#31
「沖縄の人からお返事が」
にて、メディアには出てこない本音で喋ってくれた
那覇生まれ那覇育ち那覇在住の
ヒジュルさん(仮名・40代・会社員)から
今回の名護市長選挙結果について、感想が来た!
ちなみに「ヒジュル」というのは、ウチナーグチ(沖縄の言葉)で「冷たい」という意味。
転じて、薄情といった意味合いでも使う。
ヒジュルさんは敢えて自分の事をそう呼んでいる訳ね。
それでは、以下、彼からの感想です。
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
こんばんは。
いつまでも決まらない問題に嫌気はさすのですが、
名護市の頑張りホッとしてもいます。
県内が揉めるのは必須だし国も強行するだろうから、
色々と多難な幕開けかと。
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
短い文章だけれど、様々な思いが凝縮されている。
どんな結果になったとしても、沖縄の人は苦しむのではないかという不安です。
これに対して反論する気は全くないし、県民の皆さんにしか分からない苦渋がある。
そこで、こう考えてみました。
逆に、沖縄になくって、内地にある困難なもの。
それは例えば、原発の再稼働問題。
八百屋へ行っても、牛乳を買う時も、もちろん海産物も、産地が気になります。
福島産だけではなく、山形、栃木、群馬、茨城、千葉、等々…。
自分は内部被曝で、早死にするんじゃないかという恐怖。
地震がある度に甦る、恐怖。
加えて、福島では震度いくつだったかが気になり、福島第一原発が異常事態になっていないか不安で仕方がない。
最近、ごくたまにだけれど、ヘリコプターが深夜に低空飛行をする事があって、何かあったのではと怖くなる。
以上の事は、小さな子供のいる家庭では、なおの事です。
ないしは、多少の被曝は諦めながら、毎日を生きています。
沖縄に、基地。
内地に、原発。
共に持つ、
諦めと
焦り。
こうした、事故への恐怖と諦めの感覚は、沖縄の皆さんの基地へのそれと似ているんだと思います。
政府は原発のある地域にカネをばらまき、市民同士で争わせ、マスコミを使い原発がなかったら電力が足りないと不安を煽り、あの手この手で再稼働を強行する。
これは、沖縄米軍基地の構造と似ている。
それに対して僕ら庶民の抵抗手段といったら、デモと選挙権しかないところも似ている。
反原発運動でも有名な坂本龍一さんは
「長い闘いになるけれども、腰を据えて、毎週金曜の首相官邸前デモが十数年続いたら、ものすごいことだと思う」
といった趣旨の発言をしていました。
ひっくり返そう、
黒のオセロ。
普天間基地返還の日米合意が発表されたのが、1996年。
それから、18年も闘いを強いられている沖縄。
そして、再稼働反対、廃炉を闘う僕らもそれだけの時間がかかるかも知れない。
だから、金曜のデモは、続いていく。
闘い続けるのは、疲れます。
効果があるのかどうか、常に疑念が沸きます。
サヨクなんじゃねえかと、偏見の目にも、さらされます。
でも、長いマラソンのように、長期的に考えたい。
数十年も原発が、基地が、残るはずがない。
焦らずじっくり、少しずつ進めばよい。
そうすれば、結果が出そうじゃないか。
ほら、沖縄では稲嶺さんが現れ、東京では脱原発の都知事が生まれそうだ。
真っ黒になったオセロを、時間をかけてひっくり返していこう。
2014.01.22<< EPSTEIN TALKS ABOUT FUTENMA#32「名護市長選挙」 EPSTEIN TALKS ABOUT FUTENMA#34「名護市の方と知り合いになった!」 >>