あなたといつまでも

作曲・作詞 重田實

 

青空を

あなたと

走っていこう

どこまでも

雲ひとつない

この空を

息の続くまで

あなたと

そして 語ろう

語ろう

いつ いつまでも

そして 語ろう

語ろう

いつ いつまでも

 

「キャマダの、ジデン。」でもメガ反響のあった實おじさん。
家庭環境の不和により、僕と弟は1年間、母の弟である實おじさん家に預けられるんですね。
当時、僕が7歳、弟は5歳、實おじさんは25歳、恵子おばさんは23歳、息子の広実君は2歳。
この若さで、よく僕らを引き取ってくれたものです。

實おじさんが僕と弟にビートルズを熱心に聴かせてくれ、おかげで僕は7歳にしてFENを聴きまくり、洋楽をむさぼる日々。
ドエラい早熟ぶりです。
その後、大成もしませんでしたが。

その實おじさんは、2012年に64歳の若さで、パーキンソン病と糖尿病の合併症で亡くなりました。
恵子おばさんまでが後を追うように、2015年6月30日に64歳の若さで、胆のうガンで亡くなりました。

本当は、恵子おばさんのガンが分かった今年早々の時点で、ライヴでこの曲を演り、恵子おばさんを励まそうと練習に励んでいました。
この曲は、實おじさんが20代の時に作った曲。
ギターも弾けないおじさんが、こんなに美しいメロディーと歌詞を書く…プロには絶対にできない業です。

そのおじさんの曲に、イントロだけ手を加えました。
ビートルズの「ゲッティング・ベター」のイントロを挿入したんです。
だんだん、良くなる…だんだん、良くなるんだ…良くなるに、決まってるじゃないか…、と。

しかし、間に合わなかった。
悔しかったです。

ライヴ当日は、広実君が来てくれました。
この曲を聴きながら、号泣していました。

 

 

この曲が収録されているDVD、CDをエプスタインズにて発売しています。
DVD http://epstein-s.net/archives/25970
CD  http://epstein-s.net/archives/25952


2015.10.19