天気雨

作曲 山中清紫郎 / 鎌田浩宮
作詞 鎌田浩宮

僕の街はあの日以来 
もうガタガタ  
君と僕がこんなに 
愛し合っても
太陽の陽射しの中で 降り注いでる  
ほのかな天気雨 美しいしずく

僕の心の中の電気 
ああカタカタ  
君と僕がどんなに 
手をつないでも
太陽の陽射しの中で 降り注いでる  
遙かな天気雨 皆に等しく

その雨は光の中で お星様のよう  
見えないまぶしいよ お月様がもう

百年も千年も 
降り止まない放射能

太陽の陽射しの中で 降り注いでる  
福島に東京に 海に山に

太陽の陽射しの中で 大きな傘をさし  
君を守れたなら 他にはいらない

空から何が 降り注ぐの?  
それは愛なの? 憎しみなの?

太陽の陽射しの中で 降り注いでる  
空爆で後藤さんの 涙降り注ぐ

太陽の陽射しの中で 降り注いでる  
報復の連鎖が 皆に等しく

出た。
レコチョク第1位の曲だ。

「親愛なるりんだへ」「新品の誕生日」「日々の」に続く、山さんとの共作です。
「日々の」で初めて共同作曲をしたんですが、今回はもっと踏み込んで、僕の家に缶詰め状態になって、その日のうちに何が何でも1曲完成させる、という試みをしたんです。
山さんがたたき台となる曲を書いてきてくれて、それを僕が、この部分はいらない、その部分に僕が作曲して後付けする、という作業でした。
3時間で完成した時は、2人で狂喜しました。

完成した後曲名を決めて、「雨上がりの夜空に」「激しい雨」に続く雨3部作だ、と勝手に盛り上がりました。
勝手すぎます。
お詫びして訂正します。

後藤さんとは、もちろん後藤健二さんの事。
戦争法案が成立し、遅くない時期に、第2第3の後藤さんが出てきてしまうでしょう。
日本は、既にテロの標的となったのです。

ライヴの直前、山さんが「放射能」という単語を用いなくても伝わるので、他の言葉にした方がいいのでは、と言いました。
が、結局そのままで歌いましたねえ。
キヨシローなら、やはりこの単語をはっきりと用いて歌うだろうと思ったからです。

 

 

この曲が収録されているDVD、CDをエプスタインズにて発売しています。
DVD http://epstein-s.net/archives/25970
CD  http://epstein-s.net/archives/25952


2015.10.07