EPSTEIN TALKS ABOUT FUTENMA#40「沖縄県知事選」

文(黒文字)・やんぼう
構成・鎌田浩宮

第12回知事選は16日投開票され、無所属の新人で前那覇市長の翁長雄志氏(64)が36万820票を獲得し、初当選を果たした。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設が最大の争点となり、翁長氏は「辺野古新基地は絶対に造らせない」との立場を主張し、辺野古埋め立てを承認した現職の仲井真弘多氏(75)=自民、次世代推薦=を9万9744票差で破った。得票率は50%を超え、県民が辺野古移設に「反対」の民意を明確に突きつけた。投票率は64・13%で前回の60・88%を3・25ポイント上回った。
(沖縄タイムスより)

360,820 翁長雄志 52%
261,076 仲井真弘多 37%
 69,447 下地幹郎 10%
  7,821 喜納昌吉 1%
(%は有効総票数で割ったもの)

まずは 翁長雄志沖縄県知事誕生!
城間幹子那覇市長誕生!
そして 具志堅徹名護市区県議誕生!
みんなまとめてバンザーイ
しかも三氏とも大差をつけての圧勝!
翁長氏に至っては8時とともに当確の速報
本当に嬉しい一日になりました。

選挙戦は常に翁長先行の報道でしたがやはり相手は現職であり後ろ盾は政府
本当にどう転ぶか予想もつかない状態でした。
しかし、日がたつにつれ中々支持の広がらない仲井真陣営に対し、
着実支持を広げる翁長陣営。
決起大会の雰囲気もセルラースタジアムでの決起大会は参加できませんでしたが、ネット中継を見てその盛り上がりにすごく興奮しました。
そして何より我ら稲嶺進名護市長と翁長候補者とのツーショット
本当に嬉しかったです。


10月30日告示された沖縄知事選挙(11月16日投開票)に立候補した翁長雄志氏の支援団体が主催して、11月1日(土)15時より、沖縄県那覇市にある沖縄セルラースタジアム那覇で「オナガ雄志 うまんちゅ 1万人大集会」が開催された。主催者発表で1万3千人余の人々が集まり、稲嶺進・名護市長、ゲストの菅原文太氏、そして翁長氏らがスピーチを行うと球場内は度々大きな声援に包まれた。
(IWJより)

「沖縄は、何度来ても、気持ちがいいね。
 カートに乗って、楽をさせてもらったけど、80過ぎたんで、さっきの2人みたいに走れないよ。30年前なら、あの倍くらいのスピードで走ったけどね。
 今日は立候補して、ピッチャー交代、知事交代、ということで押し掛けてきました。
 プロでない私が言うんだから、あてになるかならないか分かりませんけど、政治の役割はふたつあります。ひとつは、国民を飢えさせないこと、安全な食べ物を食べさせること。
 もう一つは、これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!
 私が小学校の頃、戦国少年でした。なんでケートルを巻いて、せんとぼうを被って、竹槍を持たされたのか、今振り返ると、本当に笑止千万です。もう二度と、ああいう経験は子どもたちに、子どもたちだけじゃない、あの雨のなか、将来大事な大学生も戦地へ運ばれて、半数が帰ってこなかった。
 今の政府と、本土の政府ですよ、仲井真知事は、まさに戦争が起きること、戦争をすることを前提に、沖縄を考えていた。前知事は、今、最も危険な政権と手を結んだ。沖縄の人々を裏切り、公約をほごにして、辺野古を売り渡した。
(そうだ!の声)
 古い映画だけど、「仁義なき闘い」に、裏切り者の山守(やまもり)、覚えてらっしゃらない方もいるかな?
(覚えてるよー!の声)
 映画の最後で、『山守さん、弾はまだ残っとるがよ。一発残っとるがよ』というセリフをぶつけた。
 仲井真さん、弾はまだ一発残っとるがよ。
 と、ぶつけてやりたい
 沖縄の風土も、本土の風土も、海も山も風も、すべて国家のものではありません。
 そこにすんでいる人たちのものです。
 辺野古もしかり!
 勝手に他国へ売り飛ばさないでくれ。
 まあそうは言っても、アメリカにも、良心厚い人々はいます。中国にもいる。韓国にもいる。その良心ある人々は、国が違えど、同じ人間だ。みな、手を結び合おうよ。
 翁長さんは、きっと、そのことを、実行してくれると信じてる。
 今日来てるみなさんも、そのことを、肝に銘じて実行してください。
 それができない人は、沖縄から、日本から、去ってもらおう。
 短いけど、終わり」
(2014.11.1 「オナガ雄志 うまんちゅ 1万人大集会」菅原文太さんのスピーチより)

 

 

名護市内でも翁長支持で団結する与党市議の奮闘に対し、
共産党批判を中心にネガティブキャンペーンが目立つ仲井真陣営。
SNSでもUSJ誘致や鉄軌道の整備は現職ではなくては不可能だという書き込み
こうして振り返ってみると圧勝の要因は十分あったのかなと思います。

(編注:写真は実際に貼られていた仲井真陣営のポスター)

 

県議補選では、ギリギリまで与党候補者が出ずひやひやしましたが、
具志堅氏の出馬で盛り上がりました。
補選は決して楽ではありませんでしたが42年の市議会議員の実績と
その人柄で圧勝は本当によかったです。
これで名護市区からの県議は二人とも与党議員でとても心強いです。

 

欠員に伴う県議補選名護市区(欠員1)は16日、無所属で前市議の具志堅徹氏(75)が1万5374票を獲得し、自民党公認で前県議の末松文信氏(66)を破り、当選した。末松氏は1月の名護市長選にも立候補していた。末松氏の得票数は1万4281票だった。
(琉球新報より)

各報道でも言われていますが、もう沖縄は保守だ革新だなど関係ないのです。
沖縄県民はこれ以上の基地負担はしませんと答えを出したのです。
国土面積の0.6%の沖縄の中に日本全国の74%の米軍基地がある
異常な状態をみなさん理解してください。
沖縄が米軍統治下から日本へ戻るときに日本本土にあった基地を
沖縄に集約させた事実を、本当は沖縄に基地を集中させておく意味など
無いことを。
名護市長選挙に続き今度の知事選でもあからさまな飴を持ち出した政府
もう県民はそんなことでは動きません。
物凄い圧力や脅しに近いことなどもあるしれませんが沖縄県民は
もう基地問題は勘弁してくれと言っているのです。
みなさん軍用機が近くを飛び交うリゾートに行きたいと思いますか?
のんびりしたいはずのリゾート地がヘリや飛行機が低空で飛んでたら
のんびりできますか?辺野古移設がだめなら代案を出せと言う人もいますが、
日本全体で考えるべき事なのです。

とりとめなくだらだらと書いてしまいましたが、興奮さめない状態ですので
ご了承ください。

沖縄県名護市在住のうちなんちゅ、やんぼうさんからの速報でした。
黒文字の部分がやんぼうさんが寄せた文、青文字は諸々からの引用です。
ああ、これで裏切り者の糞爺・仲井真の顔を見ずに済む。
それだけでも、胸がすっとする。
今朝の青空は、実に清々しいよ。


2014.11.17