坂本龍一さんから推薦のコメントをいただきました

首都圏のFMラジオ局・J-WAVEで、奇数月の第一日曜深夜0時(正確には月曜午前0時)から放送されている、「RADIO SAKAMOTO」という番組。
坂本さん自らのDJで、坂本さんの音楽活動や、坂本さんが携わっている森林保護活動「MORE TREES」など環境問題に関わる話題や、脱原発などの社会問題など幅広いプログラムで2時間たっぷりとON THE AIRされています。

先日2014年7月7日の放送分で、リスナーから送られてくる楽曲や映像作品を選りすぐって紹介する「AUDITION」コーナーにて、「鎌田浩宮 福島・相馬に行く」をリコメンドしていただきました。

http://www.j-wave.co.jp/original/radiosakamoto/program/top.htm

上記の公式サイトをご覧いただきたいのですが、文末に「AUDITION」について触れられています。
そこで…ラジオで坂本さんが語った言葉を、以下に記載します。

「かまだひろみやさんの(編注:ひろのみやなのに…)映像作品…映画です。(とここで映画の最初のシーンが音声のみで流れる。鎌田浩宮作曲による映画音楽が流れる)これはぜひ、皆に観てほしいんですけど。鎌田さんの弁。『福島県相馬市の友人家族との交流を描いたドキュメンタリーです。企画・共同監督・音楽・出演を担当しています』ということです。あの、福島だから何でもっていう訳ではなくて、これはとても面白くできていて、音楽も自分でつけらているんですね。ちょっと音楽が、分かり易いかな…って僕は思いましたけど(笑)。つまり悲しいとこは悲しく、怒りを表すところは怒りみたいな、ちょっと…ちょっとシンプルかなと思いましたけど、全体として、ぜひ観てほしいドキュメンタリー映画になりました」

と語っていらっしゃいました。
そして最後に、応募作品全てについての総評を話されたのですが、今回特筆すべき作品をいくつか挙げられ、その中でもう1度

『それから 「福島・相馬に行く」 というドキュメンタリー作品は、ぜひ観てほしい。』

とおっしゃられました。

この番組では、作品によっては辛口なコメントもなさる坂本さんですが、ご多忙を極められる中時間を割き、1時間20分の作品を観て下さったことだけでも嬉しいのですが、これだけお褒めいただけるとは…。
坂本さんはかねてから脱原発運動にも積極的なアクションを行なっていらっしゃり、我々も敬服していた方です。
「震災の映画はカネにならない」などという理由で、これまで沢山の映画館に上映を断られてきたのですが、やっとご褒美を戴けた気分になりました。
坂本龍一さんに、重ねて感謝申し上げます。

坂本さんは以前から、ほんの時々ではありますが、鎌田浩宮の楽曲をリコメンドし、取り上げて下さいました。
その曲を収録したCDは、エプスタインズにて販売しています。
試聴もできますので、お気軽にアクセスしてみて下さい。

http://epstein-s.net/archives/category/cd

追記
この記事を掲載した数日後、坂本さんご自身が、がんであることを発表されました。
このラジオを録音された時は、既に病状をご存じだったのかも知れないと思うと、胸が締め付けられる思いです。
1日も早い治癒をお祈り申し上げます。

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2014.07.07