舞天(ブーテン)に苦情、暴動に発展

構成/文・鎌田浩宮
音源/舞天

もう
一発
聴かない
かい?

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1度燃え上がった怒りは収まるどころか、
舞天のレコードを踏みつぶし焚書する行為にまで。
「舞天は仏様より有名だ」

恋愛をした舞天メンバーの中には、
頭を丸刈りにして
博多へ移住する者まで。

どこかの国の国歌を歌えば
「そもそも口パクだったのではないか」
「口パクでもいいのではないか」
論争まで起き出す始末。

それでは、
編集部に殺到している苦情の
ほんの一部を掲載します。

とてもいいライブでした。
そして疲れただろうに、泊めてもらって、ありがとう。
それから、「下北で友達のライブを見に行ってきた。」
といえば、ちょっと自慢になると思います。

「バンドやってると、下北では飲み屋が割引になるんだって。」
等と得意げに相馬の人たちに語ろうかと思います。

(あの連載の福島県相馬市のダチ、杉ちゃん)

 

ジャニス・ジョプリンの言葉を
自分に置き換えるなんて
不遜極まりないけれど、
ライヴの後の孤独感を久々に感じていたので
うちに泊まってもらってよかったよ。

演奏中にお客さんと皆でやった
コール&レスポンス「ミニー・ザ・ムーチャー」、
あんなに皆、大きな声を出してくれて。

「もう最後の曲になっちゃいました」
の後の、エーッ!という皆の声。

正に、双方向のコミュニケーション。
嬉しかったあ。

今度は、
相馬でライヴができるよう
精進します。

土曜日のライブ大変楽しませていただきました。
時間があっという間に過ぎたように感じました。
歌も曲も素晴らしかったらからですね。
歌詞は社会派なんだなあと改めて感じました。
私には共感できました。
(東京・「キャマダの、ジデン。」で有名な和田先生)

 

小学4年の時に
僕のものの考え方の根幹が出来上がった。
それは和田先生なしでは
成し得なかったこと。
そんな先生に、
共感というお墨付きをいただけたのは
もうもう、嬉しすぎます。

これからも、
先生が教えて下さった
「青い空や海を見て、美しいなあと素直に思えるのが1番いい」
の心を、守っていきます。

舞天は、ソウルな感じで曲よかったですよ♪
キヨシローを感じるようなカマチョに
「昔より大きくなりましたよね」
なんてことを自分を棚にあげて言っていますが、
体だけでなく声量や歌にこもるパワーも含めて
大きくなったという意味もあるんです。
若いときには出ない何かってあると思うんですが、そんな感じで…
カマチョは今の感じが(体型も含めて)ベストなんじゃないかと思いました!

ソウルじゃない曲(タカツカさんの?)もよかったです。
(編注:5曲目に歌った「got to tell you」のこと。この記事上部で試聴あり)
沖縄のはジーンと聞き入りました。
鉄琴や鳥の笛もよかった
沖縄の青い空と海が浮かびながら、切ない気持ちになりました。

ただ、実は他の曲はあまり歌詞が聞き取れなかった…
私が片耳しか聴こえないのもあるんだけど

でも逆に歌詞が聴こえないと
言葉にとらわれず、魂が聴こえるかと思うので
私はそれでもいいと思っています。
前にも言ったかもしれませんが、私は歌詞より曲や伝わる空気
(それを魂と言ってもいいかも?)の方が入ってくるので、
あまり歌詞に重きを置かないのです。

原発関連だと言うことはもちろん伝わりますが!
で、皆さんが言っていたように、
確かに原発関連ばかりなのはリスキーだとは思います。
でも、カマチョが久しぶりの舞天ライブで
敢えてそうしたかったのもわかります。
今だからこそ、というのが!

ここからは、私の個人的な意見というか、
好みの問題なんで聞き流してくれていいのですが…
メッセージは大事だけど、直接的なものだけではなく
詞ではなく本当に「詩」のような…何のことを歌っているか、
実は明確にあったとしても敢えて直接的に表現せず
聞き手のそれぞれの心境や状況によって、自由にどうとでも受けとれる、
想像力が働く余地のある歌もあったらいいなと思います。
地震や原発や沖縄のことは、具体的に起こったことであり、
具体的な影響やキズを色んな人が受けているんだけど
プラスそれぞれの環境やプライベートな状況があるわけで

そこに響かせるのは
「原発ハンターイ!」「東電くそくらえ!」(←これらはあくまでも例えです)
的な言葉ではなくてもっと別の言葉、
詩的な、比喩方面からのアプローチがあってもいいんじゃないかな…と
例えば擬音をリピートしたっていいし
そんな歌もたくさん聴きたいなと思った次第です。
(あるのに私が知らないとか聞き取れなかったのかもしれませんが~)
そういう意味では、ライブの中で
「余韻」
のあった沖縄の曲にはジーンとしました!
余韻も詩のひとつ、イメージ湧く部分で、浮かびあがる風景とか
美しいメロディとメッセージある歌詞の調和がすごくよかったです。
(とかいって曲間違ってたらどうしようー(・・;))
音楽活動してるわけでもない私が余計なお世話ですよね。
舞天のカラーもあるんだと思いつつ…すみません。
(東京・女性)

 

ご指摘、
心よりありがとうございます!

僕自身子供の頃、
ビートルズ、そしてYMO、
という音楽遍歴を経ているので
歌詞に興味がなかったんですね。

その一方で、
反原発ソングを発売禁止・放送禁止にされ、
タイマーズという覆面バンドを作り
より一層直接的にメッセージするキヨシローに
とてつもなく共感していました。

僕が原発や沖縄や戦争の事を歌にする時、
直接的に歌うべきか
詩的に歌うべきかは
実は、いつも悩むところなんです。

結局は、
どちらの方が聴き手に
より伝わるかを熟考して
作詞するんですが。

何はともあれ
次回のライヴでは
今回演った曲は
一切演りません。

色んなタイプの持ち歌、
まだ、沢山あるんです。
「ああ、こんな歌も歌うんだなあ」
と、意外に思ってもらえたら嬉しいなあ。

 

あと、嬉しかったのは
僕の体型に関しての指摘。

世の中こぞってダイエットの大合唱。
他にないんかい、ヒマジンめ。
デブ・イズ・ビューティフル。

そう、心の豊かさと正比例して
体重も増えていったんだもん!
そう、若い時には出なかった何か、を
出せるようになったんです。
すんばらしいご指摘。

でもね、ここだけの話、
ライヴまでに7㎏落としたんです。
なので、311以前にも来ていた今回のスーツ、
ズボンが落ちてきちゃって
ライヴ中、時々
ズボンを押さえながら歌ってました。

ライヴに来た客が
「バカマダの歌が上手くなったのは太ったからだ」
って言うんだけど、
ピーク時より体重減ってるし、
そんな事じゃなくって
毎日の練習の賜物だよバカヤロー
と、声と体を大にして言いたい。

 

しかし!
次回ライヴ、すぐに演りたいのだが。
ドラムスのTakahiroの奥さんが
4月末に初産を予定してまして。

それ以降は奥さんを助けて
お父さん業を優先してほしいので
ライヴ、いつになるかなあ?
夏には演りたい、
とメンバーも考えておるのですが。

ぜし、お待ちになって下さいね。


2013.03.01