- 2012.12.05:第九十九夜:「コスモスなどやさしく吹けば死ねないよ」
- 2012.11.14:第九十八夜:「わたしの想うアレやソレ」
- 2012.10.31:第九十七夜:「いきものアルバム最終回 <イヌ>」
- 2012.10.24:第九十六夜:「百夜通い」
- 2012.10.18:第九十五夜:「二度と辿り着けない場所」
- 2012.10.11:第九十四夜:「わたしの理想」
- 2012.10.03:第九十三夜:「ワカゲノイタリ」
- 2012.09.26:第九十二夜:「私は巨大になりたい」
- 2012.09.19:第九十一夜:「近頃のあたしゃ・・・」
- 2012.08.15:第九十夜 :「あなたは知らない世界」
サブ・コンテンツ
- 2023.03.26:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑦
- 2023.03.04:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑥
- 2023.02.26:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑤
- 2023.02.25:[Radio] walkin’ to the beat everlasting④
- 2023.02.19:[Radio] walkin’ to the beat everlasting③
第七十四夜:「5300年前の山根くん」
関東、すごい雪だそうですね。
母からも半泣きで電話がありまして、
「さっぶいの~!」
そんな甘えられた声で言われても困ります。
こっちはずっと寒いんですから・・・。
と、今宵はある事柄を思い出しながら、息子とぽかぽかしながら
日記を書いておりましたが、不意に付けていた報道番組で
「ワタシ好みのネタがキタアアア!」というものがありましたので
変更してお送りします(笑)
アイスマン「O型」で胃腸弱い? ゲノム解読で判明
イタリア北部のアルプスの氷河で見つかった約5300年前の男性のミイラ「アイスマン」は、血液型がO型で瞳は茶色、胃腸が弱かった可能性のあることがゲノム(全遺伝情報)解読で分かった。
アイスマンは1991年、凍った状態で発見された。チームは、骨盤の骨からDNAを取り出し解読、血液型と瞳の色を特定した。乳製品などに含まれる乳糖の消化酵素をつくれず、下痢しやすかったことや、心臓に血液を送る冠動脈の流れが悪くなる病気になりやすい体質だったことが判明した。
なんとっ!!!胃腸弱かったのアイスマンおじさん!?
アイスおじさんのお写真は最後に貼っておきますが、
まあ、最初見た時は、
「そんな格好でいちゃ、そりゃそうよ・・・」
でしたが(笑)
しかしゲノム解読でそんな事まで分かるんですねえ~
約5300年前には生きていたアイスおじさんは
胃腸弱かったり、病気になりやすい体質だったりと、
イタリア人のくせに(失礼)、あまり陽気には
暮らせていなかったのかな?と心配してしまいます。
A「サッカーのメンツ足んねえけど、アイス呼ぶ?」
B「ええ~!?アイツすぐお腹イタイ!とかゆうじゃん」
C「だよな。すぐ息切れするし、そのクセ逆ギレするし」
A「いや、俺アイスん家近所だろ?だからあんま仲間外れに
してっと、アイスの母ちゃんにめちゃくちゃキレられんだよ…」
B「あの母ちゃん、マジで鬼だよな…」
C「氷の女王だな…」
幼少期にはこんな事言われてたりしたんじゃないかと、心配で心配で。
でも、死んで、偶然見つけられて、ゲノム解読されちゃって、
それで胃腸弱いだの、骨弱いだの、短気だの、ブサイクだの、貧乳だの、
もしも言われたら、さすがのワタシでもキレそうです。
だからアイスおじさんも胃腸弱かったり、病気がちだったとしても、
ワタシは「イイおじさん」だったと思ってあげたいです。
病気がちだったからこそ、心も綺麗だったり、人に優しかったりで、
周りの住民からも愛されていて欲しいな。 例えばこんな感じで。
「アイスマンさんは優しい人ね。羊たちも喜んでいるわ!」
「アイスおじさんといると和むわ!結婚したい男No.1ね!」
「アイスさんだったらこのお仕事をお頼みしたいわ!だめ?」
「アイスじいさん、この宿題やっといてよ!いいでしょ?」
「アイス、またカネ貸してくんない?いいだろ?んあ!?」
テレビを見ていた息子もアイスマンさんの「胃腸弱い」に反応して、
「(ちびまる子ちゃんの)山根くんみたい・・・」
と呟き、ワタシは吹き出しました。 だから今宵の日記にしたのです。
5300年前のアイスさんの人生も、朗らかなものであったと、
そうあってほしいと私は祈ります。
だって、いい人そうな顔してんだもん。
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