第六十三夜:「そよかぜに嫉妬」

 diary_soyo

長野にアルパカさんがやってきましたっ!
きゃあああ! アルパカさん! アルパカさん! 夢のアルパカさん!
なんと先日、栃木の那須どうぶつ王国から来年の2月一杯までの
期間限定でアルパカさんが茶臼山動物園にやってきたのです!
きゃああああ!!!
と、日本でも初であろう、アルパカ狂いの若女将けい子です。
 
 
 ♪ 会いたくて 会いたくて 震える~ (by 西野カナ)
 
 
と、息子と一緒にアルパカさんを見に行ってきました!
園内はアルパカを捕獲せんと集結した(笑)お客さんで一杯でした。
そしてお目当てのアルパカ!
その名も「そよかぜ」くん。 2009年生まれの男の子。
「そよかぜ」なんて、なんと優しくて広大なお名前!
カメラを向けられまくる人気っぷりに嫉妬をおぼえるくらい!
大きな黒々とした「お瞳」。 まだ短いアルパカ歴の幼い「お顔」。
そしてふわんふわんの「お毛」! ああ、なんてお身体をしているの…。
 
 
 ♪ 抱き締めたい 溢れるほどに~ (by Mr.Children)
 
 
そしてお待ちかねの毎日1回の園内お散歩タイム!
きゃあああ! 歩いている! アルパカさんが歩いてる! 歩いてるよ!
息子をほったらかしにして一人興奮する私!
そして、ふわんふわんの「お首」の「お毛」に触れ、
そして彼(そよかぜ)も、私を見て「けい子、どうしたんだい?」と
草刈正雄ばりの流し目で微笑んでくれたその「お顔」に、
ワタシの中を電流が流れました!
 
 
 ♪ そよかぜを~ 連れて~帰りた~い~ どうにかして~(by 私)
 
 
帰りたがらない私を息子が引っ張り、どうにか帰路へ。
車の中で「連れて帰りたかったねえ…」といったら、
息子も「うん…欲しい…」と言いました。
それからアルパカさんがもしもウチにやって来たらどうする?という
無駄な相談をしながら帰りました。
私はウチの旅館をアルパカさんに乗りながら、お客様のお部屋を
周りたい!と言いました。 「ウチ、人気出るね!」と息子大絶賛!
アルパカさんのいる旅館は売れる! アルパカ旅館! アルパカ女将!
息子はアルパカさんに乗って学校に行きたいと言いました。
私は「ああ、でも来年から中学だからちょっとムリかもね…」と
小学校なら大丈夫なのか?というような返しをしたり。
 
あと、アルパカさんは寂しそうな顔をよくしてるから、
ずっと横にいてあげたくなっちゃうと息子。
「まあ、ずっとアルパカさんのお腹マクラで眠るけどね~」と二人して
アルパカさんの迷惑を考えないトークを繰り広げながら自宅到着。
ああ、本当にアルパカさんのお腹で眠ってみたい・・・。
 
 
 
そんなこんなでアルパカさんの旅は終わりました。
しかし実際に見てないウチの従業員達の反応の薄い事、薄い事。
みんな、アルパカさんに踏まれてしまえばいいと本当に思いました。
それか魔法で全員アルパカさんにしてやろうかとも思いました。
 
癒しアニマル・アルパカさん。 首の長い妖精さん。
もしも、信州でアルパカにまたがって接客する女将が現われたら、
多分それはワタシです。 あしからず。

diary_aru

 
 
 
 
 
 
 
 

2011.11.23