第47話「日常生活ってナニ!?の巻」

caonocafe-title

晴れでもなく雨でもない、曇り空が続く

心なしか蝉の鳴き声も弱々しいな

蒸し暑いだけで、イヤーな感じだ

このまま、夏も終わりだな

お盆空け

ようやく世間の夏休みムードも終わり、いつも通りの日常

なんとなく、気怠さが残る。これが夏バテってヤツかな？

カノジョもまた、いつも通り不規則正しい

夜のお仕事に真面目に通っているようだ

日常　に・ち・じ・ょ・う　ニ・チ・ジ・ョ・ウ

日常ね～、なんだろう日常って

仕事帰り、同僚を焼き鳥屋に誘った

なんだかんだいって、

海に出かけた時は運転手君をやってくれたので、

そのお礼もかねてね

他愛無い仕事の話し

クライアントへの愚痴

そして、お互いのカノジョの話しの続き

どれもこれも他愛無い話しだ

他愛無い日常だから話しのネタも他愛無いのだ

これってつまらない人生なのか？

いや、他愛無い日常生活をありがたいと思わねばならんのか？

焼き鳥を一通り平らげ

生ビールが、とてつもなく旨くないチューハイに変わり

数杯お変わりしたをした頃から、記憶が途絶えた

次に記憶が戻ったのは、自宅の玄関だった

「あたた、頭が痛い、やべ、記憶がない、何時だ？」

携帯電話の時計を見ると、午前4時をまわっていた

自分でいうのもなんだが、記憶がなくなるなんてことは滅多にない

そこまで酒が強くないというか、いつもなら自制するから

なんだろう、今日は

他愛のないことしか話してもいないし

そんな強い酒を何杯も飲んだワケでもないのに

まあ、非日常といえば非日常ではある

さて、カノジョにこの醜態は見せられん

そろそろ帰ってくる頃だ

酔っぱらった形跡を残さず

シャワーを浴びてベッドに潜ろう

ヤツ（カノジョ）は、毎日この状態（酔っぱらい）を繰り返す

それがカノジョの日常

ウー、アタマイテ…

ヤツもヤツなりにハードな生活なんだな…

2011.08.25

<< >>