コロナウイルスvs映画館 第2回

文/名無シー・鎌田浩宮
構成・一部写真/鎌田浩宮

 

コロナウイルスについて
対談・第1回にて
解明されていないことが多い
ことに注目していた
名無シー。

この記事の後半で
彼が
ある表明を
おこないます。

この対談の後
2020年3月25日の夜
小池百合子都知事が
今週末の外出を控えるよう
記者会見を開きました。

 

 

山中伸弥さんのサイトを読む

 

鎌田浩宮
扱う話題も話題ですし、ゆ~っくりじっくり進めていこうと思います。僕自身の考えを押し付けることなく、名無シーさんのお考えを聞かせてもらおうと思っています。

名無シーさんが紹介していた、「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」、しっかと読ませていただきました。

文中の「しかし、もし世の中に高校生しかいなかったら、高校野球も他の競技も中止になっていないと思います。高校生は新型コロナウイルスに感染してもほとんどの場合、風邪程度の症状しか出ません。高校野球が中止になったのは、選手の安全はもちろんですが、選手の周囲の高齢者を守り、さらには、感染者が急増して医療や社会が破綻するのを防ぐためです。

さらには「屋外のイベントではクラスターの心配ない(着替え、食事、トイレなど、室内で人が集まればクラスターの危険あり)」という文が、肝のひとつですよね。

 

 

問題は、金銭面だけでは、ない

 


一方、大好きなクドカンのラジオ番組で知ったんですが、演劇はキャスト・スタッフ各々のスケジュールがあり、延期公演をしようと思っても、各人の日程調整が不可能な場合もあり、延期公演はできず、1度も公演できないまま中止になるケースもあるようです。

音楽家の国内ライヴツアーも、東名阪など数か所の予定を組んでいれば、再び予定を組むことが難しい。さらには、土日の公演を平日に変更すると、来られなくなるお客さんも出てくる…。

仮に、行政が金銭的な補償をしてくれたとしても、これらの問題が浮上するようですね…。

一方、前川喜平さんが2020年3月15日・東京新聞朝刊特報面「本音のコラム」に寄稿していたんですが、子供が外で遊んでいると、なぜ家の中で大人しくしていないんだと、怒鳴る大人がいる。政府が決めたことに逆らうのかと。

 

 

映画館の努力を、くみ取らねば

 


ただし、失礼しました。パルコ劇場は、3月20日より再開だそうです。

名無シー
劇場、映画館関係は元々の興行場法の感染症予防のための規定に沿って換気・加湿を行っているとの事ですが、アップリンク等は、換気も加湿もいつもより出力を上げているとの事でした。先日行ったキノシネマも空調の音が聞こえるくらい換気していました。


キノシネマは、立川と横浜みなとみらい、福岡・天神にあります。館名の通り、キノフィルムズによる映画館ですね。


映画館も恐らく劇場も、今は所謂クラスターにならないように頑張っているようで、川越スカラ座も座席を一つ置きにして貰うように椅子を半分紐で括ったり、把手という把手を除菌シードで拭きまくっているとのことでした。

現在、映画館を作っている立場から映画館の換気について説明します
(アップリンク・浅井隆さんのnote)


正直なところどうすれば正解だというのは新コロの解明が進まないと判らないところでもありますが、映画館に関しては、映画館側が大分頑張っているので、観客ももっとマスク着用とか協力が必要でしょうね。二人三脚の片方がやる気が無いと結局前には進めません。


前回の冒頭でも話しましたが、タバコさえ喫えた新宿・昭和館然り、映画館こそ自由な空間…と考えている人もいるでしょう。そういった人へ、どのように「やる気」を促すといいのか…。


そして行政の援護のはずが…… 旅行に補助金?はあ?

 

 

 

一切の外出禁止について

 


国によっては、一切の外出禁止だったりしますよね。日本では、どの方面にも嫌われたくない安倍のおかげで、そこまでには至っていません。

僕自身は先にも述べたように、金銭面での理由とは別に、映画を含めた芸術・芸能活動は止められないのではないという意見なんですね。安倍の無策のおかげで、今日も映画館へ行ける…皮肉なもんですが、自由に外出できるのは、嬉しいです。

確かに、一切の外出を止めさせれば、感染の拡大はありません。でも、1%も感染を拡大させないという理由で、すべてがまかり通るのかしら…。現時点でも、満員電車に乗って働きに行く人がたくさんいるんですものね。感染の拡大を0にするのは、難しい…。


色々と考え、新型コロナに関して、是非、医師、研究者、製薬会社の方々に解明して頂きたい素人的な懸念を今持っています。 以下飽く迄素人の懸念としてお読み下さい。


おっ!?

 

名無シーさんの表明

 


⬛︎PCR検査の際、大雑把に「新型コロナ」陽性・陰性というだけでなく、細分化された 或いは 現在もあらゆる場所で細分化しつつある 新型コロナのどの型なのかの細かい同定が出来なければならないのではないか?(A)

⬛︎それが出来なければ、今後、現時点 未確認の 抗体依存性感染増強現象かそれに類する仕組みのために大量死が起きはしないか?(B) と言う、専門家の皆様への質問として表現出来ます。

専門家の方々には今すぐ回答をと言うことではなく、現時点の研究にその質問への回答が可能な確認を希望すると言うことです。

詰まり、
⬛︎重症化した患者さんから、細分化された複数種類の新型コロナへの感染歴が確認されるか?(a-1-1)

⬛︎軽症で快方に向かった患者さんは単一型感染だったか?(a-2-1) と言う点が一つ。

もう一つは
⬛︎現時点までに巷間に蔓延している新型コロナが、割合から言って単一傾向ではなかったか?(a-2-2)

そして
⬛︎スペインからの帰国者等、大陸中国経由でない経路からの感染者が保有していた新型コロナが別の型のものではないか?(a-1-2)

最後に、
⬛︎それらに対する人間の抗体は、細分化に応じて別の抗体が作られるか(b-1)

⬛︎或いは同一の抗体が働いてしまうのか?(b-2)

⬛︎後者の場合にその抗体は細分化された全ての新型コロナ抗原に対してそれを無効化出来るか?(b-2-1)

⬛︎出来ないのか?(b-2-2)

出来ない場合、社会、個人、研究者や医師、製薬会社が今何をしなければならないか。

この懸念のため、私個人は本日から映画館へ行くのを止めて、国に対して中小企業とその従業員の方々への休業補償を求める事をことある毎に表明したいと思います。

映画館関係者の皆様は、現在ある団体、或いはこれから立ち上げる団体を通じ同様に国に対し要望していって頂きたく存じます。新型コロナ終息の暁に生きていられたらまた、先日までのように年間何百回も映画館へ通います。きっと又お目にかかりましょう。

顔を知っているだけとは言えお一人お一人の顔が思い浮かぶ顔なじみの映画館スタッフの皆さん、私の内臓疾患に免じ、また、皆様を護る別の道として、この選択をご容赦下さるよう。

そして何としても休業補償を勝ち取られ、映写機の灯を再び点されますよう。

上の懸念は、イタリアの大量死と厚労省専門家会議のカタストロフ予告、スペインからの帰国者の感染、志村けんの感染などから、総合的に考えました。

今心配なのは映画館スタッフの皆さんの健康です。彼等はこんな日々も皆沢山の人々と顔を合わせます。志村けんより多くの人々と向き合っているのです。

だいしょぶじゃねんだ~!(顎の下に手刀)

少し壊れてしまい失礼しました。しかし、これだけははっきりと言えて、イタリアで感染拡大しているウィルスと、日本のものは別のものではないと言うことです。同じ新コロナウィルスなのです。

それと、もう一つ決めたことがあります。週に一枚、webから、行かない映画のチケットを買うことに決めました。ささやかな映画館愛です。

第3回へ続きます…



2020.03.26