第27話「いつもと変わらぬ日曜日」

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日曜日

一夜明け、いつもと変わらぬ朝を迎えた

結局、昨日は途中から結婚パーティーもどきを抜け出し

久しぶりにカノジョとゆっくり夜を過ごした

昨晩から、ボクのアタマに“結婚”という

とてつもなく深い意味を持つ二文字がちらついて離れなかった

でも、カノジョはあっけらかんといつものとおり

朝から、甘いモノを頬張りクリスと戯れ合う姿

なんか、ホッとする様な、物足りないというか…

もしかしてボクの出方を待っている？

もしくは、ホントに天然で何も考えていないのか？

オンナは子宮で物事を考えるというが

ボクは子宮を持ち合わせていないのでそこのところがよくわからない

まあ、深く考えたってしかたがないかな？

なるようにしかならないワケで

トーストを焼き、コーヒーを飲みながら

ネットでメールチェック

休日なので、スパムメールしかきていない

外は天気だ、さてクリスを連れて散歩でも行くかな

「ねぇ　天気もいいし散歩いこうよ」

カノジョをそれとなく誘ってみる

クリスは散歩と言う言葉は理解が出来るので

アヘアヘいいながらボクに近寄ってくる

カノジョはというと

「いいっすけどアニキ、チトまってちょんまげ」

またはじまった、今度はアニキか？まあ、なんでもいいけどね

眉毛をかいて、化粧をして、髪の毛セットして、云々

このチトまってが一時間！

たかが散歩なのになんでそこまでする!?

これだからオンナ心はわからない

「ハイハイ、いつまでも待ちますよー」

いろんな意味でね…

いつもと変わらぬ日曜日、いつもと変わらないボクとカノジョの関係は続く

追伸

先週で終わりかと思ったって？

このコラムが終わるのは、カノジョとボクの関係が終わるとき

ということで、もうちょっと続くかな？それともズーっと続くかな？

それは気ままなカノジョ次第ということで、チャンチャン

2011.03.17

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