- 2016.11.22:長野県川上村・続報
- 2015.03.23:第17便「おカタいのにユルい宮城県庁」
- 2014.04.21:第16便「古き佳き仙台市役所」
- 2013.08.19:第15便「標高1135.3mの村のトイレ」
- 2013.06.24:第14便「長野県上田市役所」
- 2012.02.14:第13便「東京都庁のトイレの落書き」
- 2011.09.02:第12便「なでしこリーグの試合」後編
- 2011.08.26:第11便「なでしこリーグの試合」前編
- 2011.08.19:第10便「東京駅の、トイレの、落書き。」後編
- 2011.08.12:第9便「東京駅の、トイレの、落書き。」前編
サブ・コンテンツ
- 2023.03.26:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑦
- 2023.03.04:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑥
- 2023.02.26:[Radio] walkin’ to the beat everlasting⑤
- 2023.02.25:[Radio] walkin’ to the beat everlasting④
- 2023.02.19:[Radio] walkin’ to the beat everlasting③
スピンオフ企画「カメラ=万年筆⑥ パンの木」
♪ねえ この世界には ハッピーや キャッチーや ラッキーが いっぱいあるよね
ほら レビューが始まる ほら 忘れないでね!
好きだったピチカートファイヴの歌詞がうろ覚えで、頭ん中を流れ始めるわ。
だって、この写真、可愛い!
パンの木!
木の枝に何故かフランスパンが刺さっているのかな?
木からパンが生えてきてるみたい。
っつーか、こーゆーものを見逃さず通り過ぎず写メしちゃう、
今回の投稿者こそが、可愛い!
これ、震災前にHさんが投稿してくれた写真です。
Hさんは、普段からピチカートの歌が聴こえてきそうな
可愛い写真を撮り貯めては、
ツイッターやブログに発表してる。
うん、ジンセイに対するゆとりっちゅーものが感じられて、
いいでいいでイーデス・ハンソン。
グッゴー!(byジェームス・ブラウン)
でもね、Hさんには、すんごく悲しいことが起こってるんです。
彼のツイッターで知ったのよ。
彼は小田急線沿線に住んでいるんだけど、
昨日の朝は小田急線が全線運休だったわけですね。
これだけでも、彼の会社は、彼を無理に通勤させないで、
在宅勤務にさせてあげりゃあええがや、と思うんだけど、
彼は責任感から、数時間かけて別の沿線の駅に向かったわけですよ。
当然その駅にも人は殺到していて、
何十分か数時間か並ばないと電車には乗れない状態だったんだろうね。
昼過ぎには会社に着けばいいかな、と彼は懸命に歩いていたわけである、が!
そんな彼を知ってか知らずか、朝から彼の携帯に、
納期だの見積依頼だの、そんな電話ばっかしかかってくるんだって。
一顧客が、個人で所持する携帯へ問い合わせをしてくる事自体、
マナーに反してるよなあと思うんだけど、
さらにはその人がどんな状況に置かれているかを、
想像もできない心の貧しささあ。
今回の震災で、暴動や略奪などが起こらない日本の
「民度」
ってやつを、世界はとっても評価してくれてるんだそーだけど、
こーゆー話を聞くと、単に日本人って、
会社や国家とゆーシステムに従順なだけなんじゃないかな、
思考停止をしちゃってるだけじゃないかな、
って思えてしまう。
会社とゆー組織に属している以上、
その歯車に極めて従順に利益を追求し、利潤を得ようとする。
会社には一切逆らわないし、逆らおうと思った事もない。
次から次へと来る仕事を、なんの疑いもなく右から左へ流してる。
仕入先がどんな状況だろうと、叩く。
個人の携帯まで押しかける。
汗ばむわあ(by山田花子)。
浅ましいわあ。
少し昔に言われていた、エコノミックアニマルです、これ。
「民度」、低いです、これ。
皆、ちょっと歩みを止めてみようぜ、
こんな時まで利潤を追求する、システムのロボットであることは、やめようぜ。
…ちなみに、震災のあった3/11は、帰宅難民となったHさんは、会社に泊まり、
次の日の朝、何時間もかけてすし詰めの電車で帰宅したそう。
彼もまた、この国の多大な犠牲者な気がするんです。
Hさん、今日はもー、一緒に会社、サボっちゃおうぜ。
2011.03.15