第16便「古き佳き仙台市役所」

写真/文・鎌田浩宮

これまでで
最も
心地よい。

いやあもう、結論から書いちゃうと、楽しい取材でした。

左ズーム。
羽生くん推し。

右ズーム。
ともに、前へ。

庭。
広いし緑も噴水もある。

真ん中ズーム。
築年数が経っていて、いい。

右折。
もう、役所じゃないみたいに楽しい。

熱闘！
仙台のプロスポーツ。
こんなにたくさん。

左。
仙台89ERS。

右。
ベガルタ仙台。

真ん中。
東北楽天ゴールデンイーグルス。

こいつは余計だろ。
復興を妨げるし。

中に入る。
液晶モニターが。
市役所全体が、自然エネルギーへの移行を志しているのが分かる。

こちらにも、モニター。
地震観測。

そして中央ロビー。
羽生結弦くんの写真が、もう沢山。
何十分も見てる人。
写メを撮る人。
人も一杯。
百貨店の店内みたいで、いいんだなあ。

その展示のすぐ脇には、こんなものが。
なんでしょ？
どの役所でも、見たことない。

ここにケータイをかざすと、仙台市内の名所の地図が取得できるんですねえ。
アイデア、すんごい。
建物は情緒ある古い物だけど、新しい。

別の部屋には、大きな展示。
羽生くんも、いずれはこの額に入るのかな？
これと一緒に、姉妹都市になっている地域の名産品も置いてあった。

エラい人の部屋もあれば、
市民のへや
もある。
こういうの、初めて見た。
画期的だ思う。

中では、用がなくっても、制限なくくつろぐこと、できます。

ただし、飲酒は駄目よ～ん。

地方の役所には、多い。
銀行の併設。
ちなみにこちらは、七十七銀行。
(しちじゅうしち、って読むの、知らなかったです)
僕には、新鮮。

地下1階。
食堂ですよ。
古い佇まいなのが、いい。

その向かいには、職員用の靴の修理。
リーガルコーナー、20％オフだって。
庶民的で、いいなあ。

可愛いポスター、一杯あるんだども、これ、いいなあ。
80年代のヘタウマやレトロを思い出す。

セツコさん、は分かるけど、
ワケ猫ちゃん、の名前の由来が分からないのも、いい。
髪が七三になってる。
まさか、分別ごみをワケる、とは。

と、所内を存分に楽しみながら、トイレへ。
落書き、あるかなあ？

和式、イジョーなーし！

洋式、イジョーなーし！
便座、温かい。

歴史を感じさせる、ペンキのはげ方。

歴史だ。
昔々、渇水の年、あったなあ。

このパネルも、歴史を感じる。
「使用後はハンドルを動かし水を流して下さい」

貼紙が、ある。
トイレットペーパーを、持ち出さないように。
僕が、仙台市役所の懐の深さを思い知らされたのは、ここ。

絵文字、挿入。
そして、orz=3の付け足し落書き。
もう、恐れ入りました。

古めかしいトイレには、1つの落書きも、見つからなかった。

古き佳き、仙台市役所。
新しき、テーマパークの如く。
落書きはなかったけれど、全16回の取材の中で、最も素晴らしい官公庁でした。

ともに、前へ。


2014.04.21

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